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「幸せ」と「その人らしさ」

皆さんは日頃、自分らしく過ごせていますか?
自分に合った、充実した日を過ごせていますか?

心が健康だと、身体も健康になる。
私は日頃からそう思っています。

普段、病院で勤務している私は
「健康」とは程遠い環境にいます。

治療のために点滴・注射、薬も飲まないといけない
陽の光を浴びることが出来ず、人工の光しか浴びることが出来ない
変わらない景色に気持ちが閉ざされる患者様もいます。

「本当に良くなって帰れますかね?」

健康に向き合う以前に
自分自身に向き合う事でいっぱいいっぱいになってしまい、
「その人らしさ」はいつの間にか
影を潜めるようになることも
少なくはありません。

その反面、理想の生活は溢れ
「歩けるようになりたい」
「趣味活動がしたい」
「おいしいご飯が食べたい」

普段何気なくやっていたこと、些細な事が
幸せであることを痛感する日々。

入院生活は、その心身バランスの崩れを
より強めてしまいます。

入院する背景はさまざまですが
今まで「健康」に向き合えなかった、向き合って来なかったことも
背景として挙げられる事があります。

もし、入院するほどの心身状態になる前に
自分の心、身体に向き合うきっかけを作ることが出来れば
もし、手遅れになる前に
自分の心、身体を改めるための環境が出来れば

「その人らしさ」はより長く
もしかしたら、半永久的に維持できるかもしれません。

健康という言葉が意味するものは、とても幅広く存在する為
抽象的で、漠然としているかもしれません。

そんな漠然としたものに具体性を持たせていく事が出来なければ
いつまでも、求めている「健康」にはたどり着けません。
だからこそ追求していく意味があると思います。

現に、健康とはかけ離れた病院に入院することは、
不幸と感じる方もいるかもしれません。
しかし、決して不幸なことだけではありません。
入院したからこそ、
今まで何気なくやってきたことが幸せだと気付くことができれば、
入院生活は、今後の幸せを作るきっかけとなるかもしれません。

そのサポートとして、私たち医療従事者は存在しますが、
「幸せ」自体を作るのは私たち医療従事者ではありません。
私たちはあくまで道しるべ。
時には「幸せ」になる為の道を、自分で選択しなければならない。
立ち止まっているだけでは、幸せにはたどり着けない。
「その人らしさ」のある日常にはたどり着けない。
もし不幸だと感じているならば、不幸だからこそ、歩まないといけない。
私たちは日頃、その道を作るよう心掛けています。

元々健康な方、健康に自信のある方
元々不健康でも、治療や入院する事を未然に防ぐ事が出来た方、
今まで健康だった事を幸せに感じていた方
あらゆる方にとって「健康」の概念が変わってきます。

だからこそ
「健康とはなんでしょう?」
私は病院に勤務する立場だからこそ
常にこのことを考えています。

しゅうじ

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