眩しきZINEの世界
おはようございます、マイコです。
昨日はZINE DAY OSAKAに行ってきました。色んなZINEを見ることができて楽しかったです。欲しかったものも手に入ってうれしい。秋の夜長に、ゆっくりと読ませていだきます。
ZINEはまあいわゆる同人誌なんですけど、ほんとにみなさん自由に作ってて、とってもおもしろいです。
旅行記、街ゆく人のファッションチェック、食べたパン、ご飯、好きなもの、なんでもござれです。自分の描きたいことを、好きに描いたらよいのです。
なにがこんなに魅力的なんでしょうね。
なんとなく、市場で売っている本より製作者との距離感が近くて、zineを読んでいるとだんだんとその人の人となりがわかってくるのがおもしろいです。
ああ、noteでいろんな人のエッセイを読んでいる時の感覚にも似てます。みんな自分の好きなことを好きなように、自由に垂れ流してます。
私はなんだかそこに、創作の原点のようなものを感じて、ついつい寄っていってしまうのです。
誰にも頼まれていないのに、作っちゃう。お金になるわけでもないのに。時間もかかるのに。ただただ楽しいから、作っちゃう。そして、人の作ったものを読んじゃう。
純粋な動機に触れるのは、心が洗われるかのようで救われます。単純に、たのしいです。
とある作家さんのブースで、ついつい話し込んでしまって、10分ほど居座っちゃいました。(もっといたかも知れない…)
なにをそんなにおしゃべりしていたのだろう…。
たしか、サンプルの本を読んでいたらいろいろと教えてくれて、このページから鳥の絵が増えてくるんですよ、途中で描きたくなって、だとか、この花は名前がわからないから、現地の人に教えてもらったけど、みんな現地の言葉(台湾)で書くから読めなくて検索が大変でした、だとか。
なるほどなるほど、たしかにこのページから鳥がいますね、最後の方なんて鳥ばっかりですやん〜!ああ、お花もきれいですね、こんな花があるんだ。なんて言いながら。
なんだか楽しくなってきたので、ついつい調子に乗って「これは色鉛筆で描いたんですか?」とかしょうもない質問をして。
あまつさえ、「やっぱり絵を描くのって楽しいんですか?」なんて根本的な質問をしちゃって。
(おいおい、プロのイラストレーターさんだぞ、なにをくだらないことを聞いてるんだ〜!安室ちゃんに「歌うのって楽しいですか?」って聞いてるようなもんだぞ〜〜!ほら、キョトンとしてる!)
と小さな後悔を感じていると、私の胸中を知ってか知らずか彼女はにっこり笑って答えました。
「描いちゃうんですよね」
描いちゃう。
「ZINEも作っちゃう」
作っちゃう。
「楽しいですよ、あなたも作りましょう。絵、上手そうですね。読んでみたい…」とナチュラルにZINEの世界に招待されました。き、気さく〜〜!彼女が眩しくて仕方なかったです。
そう、私もちょっとZINEを作ってみたいなあ〜とは前からん思ってたんですよね。でも、何を題材にしたらいいのかわからないのです。
旅行も頻繁に行くわけじゃないし、パンも好きだけどそんなに詳しいわけじゃないし。そう言うと、
「なんでもいいんですよ、ほら、これなんて見て、この日食べたご飯の絵です!こんなのでいいんですよ」と。ま、眩しい…。
そっか、そんな簡単なものでいいんだ。おもしろいなあ。
色々教えてくれてありがとうございます、と言って、素敵なご本を何冊か買わせていただいて、その場を去りました。
*
そしてその帰り道、その日買ったZINEをパラパラと見てみると、なんだか少し世界が違って見えました。
創作のタネが心に植えられてしまったのかも知れない。おもしろいなあ。
*
うーんでも私、水草水槽とwebサイトも作りたいのに、ZINEを作ってる時間なんてあるのかなあ??就職活動だって地味に忙しいのに。
いろいろやるのはいいことだけど、中途半端にならないようにだけ、気をつけたいと思います…!
まあ趣味なんだから、好きに楽しめばいいんですけどね。私の人生なんだもの。と思いました。
ではでは、今日もみなさま、よき一日となりますように〜〜☆彡
心を込めて書いた文章に価値を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。なにか自己研鑽や創作の糧になることに、大切に使わせていただきますね。