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イミタレスティング




なんか知らんけど、

どこにも馴染めない。


なんか知らんけど

涙が止まらない。



病気だろうか。






なんてこた、
考えに考えぬいた頃には
何を考えていたのかも忘れてしまうわけで

かといって、
巻き戻しのしすぎで伸びたテープのように
そんな事はうんざりするほど訪れるわけで。

自分で引き起こした割に
似たような感情は何度でも来る


なんというか、
渦中にいると時間が進んでいないように感じるのは
実はめちゃめちゃ稼働している証拠な気がする。

ただ過度に照射をしすぎた脱毛器のように、
本体に熱を持ちすぎて
電源のオフがバグっただけだ。

焦ることはない
その内、自然に切れる。











どういうわけか


急かされる程の


何か


膨大な


意味を

自分に持たそうと


思いすぎな気がする。















多分、

死んでしまうほどの

生きる意味なんて


ない。









それでも

私なんて意味がないと思えるなら

それは

意味がある病だと私は思う




仮に生きている意味があったら

なんなんだ


生きているということに
それほど意味を持ってしまったら、


だらだらと食っちゃ寝する休日に
酷く罪悪感を覚えてしまうはずだ。


 

仮に、とても意味のある人が死んでしまったとして


とて。



それが私の何になるのだろう。


どんな意味なのだろう。


意味のある枠が増えたということなのか。















大役ではないけど
決まってセンターでもないけど

通行人Aとして
舞台からかなり見切れる位置で

100%を演じる演者です。


カーテンコールでド派手な衣装に着替えよう。

きっと爪痕は残せる。








会社というのは恐らく
意味のないものは作らない。
言ってしまえば
意味のない人は雇わない。


でも、だとすれば

逆で考えてみれば


意味のないものを、
雇えない程意味のないものを


私は確実に作ることができる。






そう思う。





そうなってくると
この新カンパニーにおいては
意味のある人ではもはや意味がない。




焦らないでほしい
私もたいして
意味が分かっていない。



















多分だけど

要するに
意味のないものは
あんまりない

でも、

意味のあるものも
たいしてないような気がする



















そう思う方が楽だ
そしてなにより平和だ



プラを減らすことは
プラを作る業者にとっては
大大ダメージになる。

プラが減れば減るほど
ガソリンから電気に変わるほど
脱炭素に向かうほど
紙が廃止されればされるほど
増えるものと減るものは相対していくのだと思う。


意味がないと言われればたちまちに、

なんかしら正当な意味を持たそうとするのが
社会の道理なのかもしれない。


まぁ、人間だもの
地球より
会社の存続が先なのだ
誰かの命より
結局自分が可愛いのだ。



数百年後の産廃の山が
欲しかったものの意味で溢れる日まで、

"その意味を持つもの"たちは

結局ずーっと減らないのだと思う


じゃあ
良いものは悪いし
悪いものは良いのか。

これらを捌くことすら
何かしら大きな意味を持ちそうで怖い。



因みに
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目はリサイクル法によって決められたルートで廃棄しなければならないことになっているという。

お金を払ってリサイクルをする。

リサイクルされ奉られる。

大切なことなのだと思う。


いや、でも、そもそも


これらを一切使っていない路上の人間は
一体どんな法によって
守られているというのだろう。



寧ろ奉られるのは
これらを使わない人間な気もしてきた






兎にも角にも

意味のないものだけで生きるとは
中々難しいのかもしれない。

尽きない課題になった。

頭の中がぐるぐる回転したので
この課題がどうすれば終わるのか考えてみた結果、


日々のモヤモヤや矛盾、喜びや幸せの
その感情をいちいちいちいちメモに残して、
そのタイトルだけを記したノートをリュックに入れておくことにした。


60年くらい経って、

とうとう
資源ごみの袋が燃えるゴミなのかどうかを聞きに毎日市役所に通い詰めるのが日課のおばぁになった頃に

そのノートを開いてみようと思う。




90歳くらいで

詰まらんかったなー

が先か

これなんだったっけ

が先か



試してみたい。



きっと一番ほしいのは
ボケた私が何をいうかではなく、
この意味のないノートと私を
くすくす笑ってくれる第三者の顔。







※上記には全く意味がありません

oki

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