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「こだわり強い」が心地いいハナシ

転職をして11月から新しい職場で働いている。
デザイン会社のため、デザイナーさんが多く、
集中できる環境を整えることを
意識されているのかな?
と感じる場面が多い。

ある日の帰り際、デザイナーさんから、
「あとでカツヲさんの椅子、
座っていいですか?」
と声をかけられた。

その時、
”この方、椅子フェチなのか!“と思ったが、
「椅子の音が気になるんです。」
とのこと。

確かに、背もたれに寄りかかる時に
「パキッ」と鳴る椅子。
私は”パキッと鳴る椅子”として、
その子を受け入れていたけれど、
気になる人は気になるのかも…。

「カツヲさんは気にならないですか?」
と言われ、
「大雑把なもので、
特に気にしてませんでした…。」
と答えたら、なぜか爆笑された。

「あとで見てみますね。」と言っていただき、
なんかすみません、と思いながら帰宅。

実はこのデザイナーさん、
普段も会社で流しているラジオの音量や
空調の機械音が気になるようで、
繊細さんだなーと思っていた。

(ちなみに私は音量のレベルではなく、
ラジオが流れていても、
流れていなくてもどうでもよい。)

何が言いたかったかというと、
この方の気になることは”自分で何とかする”
という対処法がスキなのです。

ラジオの音量も
「下げていいですか?」と聞いて下げるし、
空調の音も
「いつもは鳴らない音が聞こえるので、
一回切ってみてもいいですか?」と言って切る。

不満はありつつもその場は堪えて、
グチって発散するというのが、
典型的なOLさんな気がするけれど、
(偏見すみません。)
自分がなんか嫌だ、気になる、と思ったら、
原因を突き止めて解決方法を考える方。
めちゃくちゃ素敵だ。

デザイナーさん、
感性が独特で、個性的な方が多いけれど、
それがいい味出していて、
押し付けでなくて心地いい。
逆に自分がどんな場所でも
生きていける人間すぎて、
気遣いのできなさというか、
視野の狭さを反省している。

ちなみに翌日、わたしの椅子は
静かな椅子に生まれ変わっていました。
感謝。

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