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思い浮かべている物はなーんだ?

2021.8.16  学童保育


とある遊びが良いなと思った。週に一回行っている学童で、その2人とはこれまでの関係性があって、お互い何となく「こいつと」遊びたいというベクトルを向けていた。公園に移動する道中での遊び。誰かに教わったわけでも無いけど何となく知ってる遊びで、「私の思い浮かべている物は何でしょう」というゲームをやった。回答者は「yes/noクエスチョン」をして、答えの物に辿り着くという遊び。シンプル且つ協力も対決もできて、なかなかアツかった。1回2回の質問で言い当ててしまった時の「え!すげぇ!!」っていう感動は大きかったし、なかなか思い浮かばなくて答えが「ディズニーランド」だったという難問も。移動の時のみならず、遊びの時間にまでこの遊びは継続されていった。そして多くの感動、感動の分かち合いがあった。


確実に言えるのは、この遊び自体がスゴいのではなく、ここまで培ったその人との関係性、それからお互いバチっと合致する遊びをやってみることで見つけたということ。その2点で、この遊びがとてもアツいものになったと思う。誰かと一緒に遊ぶことでの最も尊く貴重な産物は、歓びである。歓びは、感動により齎される。さらに、歓びは仲間と感動を分かち合うことで大きく膨れ上がる。そして心に刻まれ、その人を作っていく。


今回は「何でしょうゲーム」が合致したけど、しりとりでもじゃんけんでもなんだっていい。その遊びの中に、その人が冒険(限界に挑戦)できる要素があれば、きっと自分の発見になり、より大きな歓びへとつながっていく。そういった意味でも、多くの遊びを知っているというのは強みだ。また、遊びを生み出す、それからルールを適宜変えていくというマインドも併せ持つことで、その瞬間の遊びに柔軟性が生まれる。それが遊ぶ力の要素の諸々である。



※写真は関係ありません。水溜りの中にある砂山に刺さった棒に、アブラゼミがしがみついているだけです。

ぼくは学童やプレイパーク、ボランティア等で子ども達と関わっています。原体験がその人をつくると、『心アツくなる思い出が出来ちゃう』そんな関わりを大切にしてます。詳細はトップ記事をご覧ください 前置きが長くなってしまいました。頂いたサポートは活動の際の何かに使わせて頂きたいと思います