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地元公共施設の使い方を考える会議に出てみた-①

市役所からかかってきた電話

 4月の中頃だったかな?市役所から今年の秋に完成する公共施設(防災-賑わい複合施設)の利活用を考えるワーキンググループに参加してください。と電話がありました。
 「いや、ちょっと待って。」と私の仕事は設計士です。この建物は基本設計、実施設計とすでに二人の設計士が仕事として入ってらっしゃるし、実施設計されてる方は現場監理(図面通りできてるかのチェック)を今もされてるじゃないですか。その方に頼まれるのが筋ですよ。と。
 「設計は建物をつくるとこまでで、今回のワーキンググループはその後の使い方を考える会です。」(意訳)
 おぉ・・・
 今年の2月に市長選があって、これまで進めてこられた方から新しい方に代わったこともあって、施設維持の考え方も変わったんだろうな、と思いながら聞いてました、ただ

使うために設計してるのよ

 設計って箱をつくることを目的としていないのです。「場」であったり、「行為」であったり、「想い」を自分が関わることでちょっとでも豊かにしたいと思って、仕事をしているのです。(少なくとも私は)だから箱を建てる必要はなかったりする(これはまた別のお話)
 使い方と作り方を切り分けて考えることはできないのだけど、現状そうなってしまっていることに対して外部から、ましてや同業の人間があれこれいうことではないです。同業への敬意を払い建築設計に関する分野での意見は慎重に行こうと決めて、参加の返事をしました。やっかいポイント+1
 

このワーキンググループは今も続いているので、少しずつ私の思いをここに書いていきます。
つづきは②で


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