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D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略(佐々木康裕)を読んで

感想

比較的分かりやすい一冊。ミレニアルズは顧客体験を大事にするので、そういう意味でもフィットするかもしれない。
逆にZ世代の方がフラット過ぎて刺さらないかも。
ミレニアルズは昭和の逆張りすぎる

Casperの事例

鈍重で古く、革新のない業界ほどD2Cによるディストラクションが起きる
D2Cはただの中抜きではない

ものづくりではなく、テック企業

間接販売ではなく顧客とダイレクト、インハウスで運用する

低価格化と指数関数的成長

爆発的成長で一気にメジャーへ

プロダクトではなくライフスタイルを売る 

雑誌を作ったりショールームを作った理体験を売る

お客様ではなくコミュニティ

ブランドを一緒に活発化させるコミュニティを形成する

コト消費でもない、モノ付きコト消費へ

プロダクトはコアに、そこから先のストーリーや生活を見せる。コトへ変わるのではなく、積層となる。
トヨタのモビリティシティとは違う。モノなのである

プロダクトではなく世界観を売る。

佇まいであり、ロゴがなくてもわかる

単発のステージから連続ドラマへ

単発のプロモーションではなく、創業期から今と言ったあらゆるストーリーを見せるコト。
それが実は、ネットという広告枠(尺)からの解放
重層的な奥行きが必要になる

S-Rモデルから語りかけ-理解モデルへ

刺激だけは人は動かず、語りかけによる世界観の理解が必要である

世界観を作り保持するコンテナ

雑誌はフィジカルで生活に残る。そして、アプリのように切り替え出来ない。

本当に世界観とモノを買うミレニアルズとZ世代

大企業の信頼は55→44%の時代へ
ブランドが欲しいのではなく、その哲学や正義や精神を重視し、それを実行しているところに惹かれる

Everlaneの原価開示と破棄商品の顧客値付け

隠さずに理念を行動を持って伝える

ブランドのメディア化、プロダクトのコンテンツ化

恒常的かつ一つの情報量が多い、長い発信が必要
ブランドがコンテンツを作りメディア化する

プロダクトはブランドを構成するコンテンツの一つである

モノにストーリー作る。語りたくなるバックグラウンドを作る、歴史を作ることが大事

キービジュアルというモノではなく、ストーリーで全てのアウトプット一環化する

顧客をエヴァンジェリストにするには、モノの価値とミスティーク(非経済合理性)

ここまでやるか、すごい!のコストを超えた驚嘆がエヴァンジェリストにする

顧客をコントロールするのではなくエンカレッジ(動機付け)する

届けるのではなく、聞く。顧客の反応をウォッチし広げる

バズではなく継続的なコミュニケーションを作ることが大事
バズも土台があってこそ。

他人から友人へ
憧れと欠乏から友人関係へ

流通チャネルによる壁
顧客データ、顧客体験、世界観の毀損

ECファースト
ECや直接購買に最適された、ファーストな設計
他社のECではサンクスメールも、ナーチャリングも世界が統一されない

カスタマーサクセス
購入後の継続利用までが目標である

優しいデジタル
データとデジタルを持ってケアを厚くしていく。
ニキビ薬のサブスク事例

インフルエンサーは数、アンバサダーは質。
有名人とファンの違い

DNVBによるプロモーションの壁破壊
他人の口からメディアで、語っていた

意味レベルの価値を持ったプロダクトは機能レベルで比較されない

D2c=メーカー+メディア+テック

テックであること
データ、id、アップデート、ltv、ジャーニー、uiux、指数関数的成長

メディアであること
方針、チャネル、コンテンツではなくメディアのファン作り、コンテンツはメディアを形成するモノ

トランザクションからリレーションへ

商品や情報をデリバリーだけじゃない関係性を築く世界へ

情報発信量はもはや顧客の方が多い時代へ

コトラー5Aのキモ

Appeal/Ask
企業発信とユーザーの声がセットに

Advocate
推奨がゴール、社会にアセットを作りそれが次のAskになる

4Eの世界

experienceは大事でも、プロダクトありき
exchange、買い方の革命。kintoのように対価の払い方の見直し
evangelism、伝導。伝えたくなる設計とストーリー
eveywhere、omoによる一体的な体験

なぜリアル店舗が必要か?

暖かみという情緒と、獲得単価※高騰するCPAという合理性故の判断

Saasプラスboxのモデル

顧客をコストをかけてとり、回収する
エクササイズバイク+エクササイズムービーのサブスク

iPhone

白いキャンバスを売り切りアプリで色付けていく

クリエイティブエージェンシー

は建築家でありデザイナーでありマーケターであり、編集者兼ライターである。あらゆるアウトプットをカタチにする

東海岸系VC

スケールに加えて、新たな価値観を提供しているか?世界観がクールかも指標にしている

PRエージェンシーの重要性は高まる。世界観と社会をつなぐ存在である

D2Cの頭打ち→マスのD2C化へ

結局、ステレオタイプなテレビCMや小売に進出してしまう。それは、グロースが止まってしまうから。
その中でも、D2Cの世界に近いチャネルやメディアが選択される未来

D2Cの高価格へ、リセールも含めた設計

売り切り型でも拡張できる

マットレス→昼寝場所の提供のようにサービスを増やす

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