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非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術(齋藤太郎)を読んで

【感想】
名著だと思います。広告って基本的に、いや100%嫌われるモノなのに、それを忘れてしまっているなぁと反省しました。。。

「この商品で世の中はどう変わりますか?」
「5年後に普及したどうなりますか?」で、大きな視点の中で考えていく?はとても勉強になりました。
この文面は入れて企画書を書いていくといいんだろうなぁと...

また、鳥の目・虫の目・魚の目はすぐにでも活用していきたい。
ターゲットは、「あの人なら欲しがる」から考えるもとても腹オチしました

ビジネスのクリエイティブも存在する

表現のクリエイティブだけではない。
ビジネスのクリエイティブは課題解決

その広告賞に意味はあるか?

宣伝役員が上がるためのツールで、なにも課題解決になっていない。
広告は課題解決の手段でしかないが、それだけでいいののか?
社会に役に立ち、価値とその先の文化を創造出来ているかを考えたい

広告を打ちたい人なんていない

広告を打ちたいでも、認知率を上げたいでもない。売り上げを上げたい。

広告が最良の手段でない。
課題解決のアプローチなのだから、
その課題=オリエンが間違っていたら意味がない

テレビCMよりも先にやることがたくさんある。

この商品で世の中はどう変わりますか?

盲目的になった差別化から起こすワード
うまくいったら、世の中はどうなる?
5年後にこれが普及したら、どうなる?

鳥の目・虫の目・魚の目

鳥の目→市場、世の中にどういうインパクト
虫の目→ユーザーの利用シーン
魚の目→トレンド。サウナもキャンプもデトックスブームなのである

ノンアルビールは、実はストレスからのリラックスというトレンドだった。お酒はアガるじゃなくなる

ターゲットの描き方

どういう人に使って欲しいのか?
ポケトークならさんまさん→海外旅行のシニア
角ハイボールなら、新橋のサラリーマン

あの人なら欲しがるという一人を見つける

上流から組織と文化から打ち手を考える

朝GOタクシー。竹野内の絶対に遅られない、エリートリーマン
コーヒーでファミマとアライアンス。なにもCMだけじゃない

その企業らしくないことをすると、歪みが生まれる。飛び地になりすぎない
だから商品の前に、法人。法の人を確認する

土台は変えてならない。

タグライン。それって一言で言うと?

夢の通訳機
360℃ウェブカメ

タグラインの考え方:どんな時に、誰が一番助かる?

クリエティブジャンプとは

変え方が大事。飛び地に行かない。
ハイボールはビールになれない。
ウイスキーのウェットを残しながら、清涼感をつける。

強いチーム。楽しいチーム。楽しい雰囲気からいい仕事は生まれる。

チームなんてものは虚構。そこにベットインするために、フィジカル的なコミュニケーションも必要

コンセプトワード➡目指したい姿

タクシーアプリのGO。なら困ったらGO!
キャッチとしては、どうする?GOするになったが、
この困ったらGOというコンセプトワードが、チームの北極星になる

雑談は決して無駄な時間ではない。アイデアが生まれることが多くある。

ディレクションのキモ

絶対評価のバーを決める。相対評価をしたらディレクションは出来ない。
これを越えればいいし、超えないものほどは落とす。
アドバイスもなしならなしでいい

必要なのは説得ではなくて共感。説得のを狙うプレゼンよりも、共感を生むディスカッション

北風と太陽。論破でなく、賛同してもらうことが大事。だから、プレゼンではなくディスカッション。

YES-But.で、話をする。
論破では誰も幸せにならない。
その上で、相手の指摘に体重を感じるか?を考えてみる。
そこに体重があるのか。

最後に信じるのは自分しかいない。正解は結果が出てからしか分からない。

MVVは資本主義が成熟し切った中で、信じるが大事になった世界の中で必要なこと。

応援したくなる。
コーポレートスローガンを大事にしよう。

新オヤジたちにハイボール

実は、新橋の立ち飲み屋で安く飲めたハイボール。
森岡さんの狂人理論からやはりきている。

ハイボールは、あえて角ハイボールにしなかった。
それはトップブランドだからこそ。
嫌味を出さずにマーケットを広げることを考えた。

ハイボールのビジネスとしてのクリエイティブ
利益率の圧倒的に高いハイボール。

シュワっとした清涼感。料理。一軒目。
少し大人びた感じ。全てがワークした。

実践的仕事術

・A3と鉛筆で、とにかく図を描け!
・自分の10大ニュースを書いて振り返る。
これが重要なこと。外部化して、アウトプットすることが重要。

例え話の重要性。そこには構造化がある。

ギブギブギブ
若者は何も出来ないわけじゃない。
その感覚や質問力。知らないが故の切り込み力が重要なのである...

自責は当事者意識の現れ

悲観的に考えて、楽観的に行動する。悲観的に考えて、シミュレーションした上で、走り出したら楽観的であれ

Not業者スタンス。

自分で考えてコミットすること。

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