見出し画像

振り返り:2020年に貰った言葉

今年は「嫌い」をたくさん作った1年でした。
同時に「本当に好き」「本当に大切」なものが見えた年でもあります。

今まで何事も好きでいたい、大事にしていたいと思っていた自分にとって、とても辛くてしんどくて痛くて苦しい年だったけれど。この1年のおかげで、これからは自分にとって「好き」をちゃんと区別できるようになれる気がします。

色々な立場の人から、優しい言葉をもらいました。
少しでも明るい自分で終わりたいので、まるで関係ない写真と一緒に言葉を振り返ります。

陽気な人と一緒にいなさい。

これは、アーユルヴェーダの先生に言われた言葉。

今年は5月頃からずっと調子が悪かったんです。
精神的に乱れて、7月からは身体に異常が出るようになりました。突然、後頭部の筋肉が痙攣のように勝手に動くようになってんです。電気治療機をつけると、ビクッて動くじゃないですか。あんな感じで、顔が後ろに引っ張られる症状が出ちゃったんですね。今も続いてる。

医者や看護師の友達にも聞いていくつも病院に行ったけど、原因は不明。まぁ、ストレスが原因だと思うんです。ストレスというか人間不信というか、色々悪口・陰口を言われていたので、間違いなくそこからでしょう。

ま、その内容は置いておいて。

体調不良を察してくれた人がアーユルヴェーダを紹介してくれたんです。アーユルヴェーダってなによ、って感じじゃないですか。
あの、おでこに油垂らしてるやーつです。イメージ的には。

なかなか予約できない所だったので、すぐ空いてる日を調べて行ってみたんです。駒込のアパートの一室に。(なんかちょっとエッチ←)

アパートの部屋に入ると、30代後半くらいのお姉さんが待ってました。男が来てよかったんかな、とか思いつつすぐ着替えさせられました。背中が開くワンピースみたいなのを着せられて、その下は紙パンツ。やだ、恥ずかしい。

少し汗ばむ夏の夕暮れ時。うっすらと陽の差し込む古いアパートの一室で男女二人きり。そして男は紙パンツ。これは、何か起こるのでは。

と僕は若干思ってましたが、先生はまるで何も気にせず慣れた様子でカウンセリングが始まりました。ま、そりゃそうだ。

話しながら色々質問をしたんですけど、アーユルヴェーダってスリランカでは東洋医学の一つで本来は医療行為なんですって。マッサージの延長くらいに思ってた。
西洋医学は体の不調、欠けた所を治すという発想で、アーユルヴェーダのような東洋医学は欠けたところが整うように全身のバランスを見直す、という発想みたいです。

油を垂らすのは、体の中に必要な要素を油を使って補充する、というもののようで。頭に垂らしているのはあくまでイメージ。僕の場合は、頭に熱や悪いものが溜まっているので、頭に油を入れてしまうと余計悪化するので絶対にやっちゃダメと言われました。

色々説明されたけど、要は全身の「気」を整えることが大切だと言われたんですね。

気?

当たり前のように「気」とか言うわけです。あの気ですよ、知ってますよね?みたいな。

思わずスーッと聞き流しそうになったけど。
HUNTER×HUNTERかよ。俺でなきゃ見逃しちゃうね。

若干疑いながら説明を聞いていたけど、その時にこんなことを言ってくれたんです。

陽気な人と一緒にいなさい。

人には「陽気」か「陰気」がいる。あなたは元々陽気なタイプだから、陽気な人と一緒にいないと。

陰気な人は、陽気な人をマイナスの方に引っ張り込もうとする。そうしないと生きていけない可哀想な人なの。だから、そんな人がいるならすぐに離れた方がいい。あなたが離れても陰気な人は他の誰かを引っ張るだけだから。

陽気な人と一緒にいれば、自然と明るい方に物事が進むよ。

先生のことを念能力者かと疑っていたけど、これを言われた時にすごくしっくりきて。

「陽気な人」を思い浮かべてみると、その人たちと話したり行動してると、良い出会いや縁が繋がることが多いなって気付いたんですね。

その逆も然り。

人に優しくすることは大切だけど、相手をちゃんと見て判断する必要がある。嘘付きも泥棒もこの世には存在してしまうし、自分の周りにも当然いるんだよなと。それに気付かされました。

本当はみんな正しくて仲良かったらいいんですけどね。

画像1


言葉は必ず自分に返ってくる。

悪口、陰口を理不尽にめっちゃ言われてたんですよ。「それ、俺関係なくない?」みたいなことも。汚い言葉をたくさん浴びました。

最初は相手の不機嫌だと思って耐えていたけど、次第に我慢できなくなって、何人かに相談したんです。

その時に、今もお世話になっている方が言ってくれました。

自分が言った言葉は必ず自分に返ってくる。
綺麗な言葉は綺麗な形で、汚い言葉は汚い形で。
あなたは汚い言葉を使わないで。
優しい言葉を生み出せる人のはずだから。

僕は、この言葉を守れませんでした。

汚い言葉を言われた相手に、たくさん汚い言葉を返してしまった。
汚い言葉を浴びるたび、自分がどんどん汚くなるのが分かりました。言いたくもない言葉が頭に浮かんでしまう。最終的に相手から「汚い言葉ばかり言う酷い人ね」と言われたけど、全部あなたから言われた言葉だよ、と。

今でも頭の異常があると汚い感情は浮かびます。でも、我慢してもう発しないようにしています。楽しい時の写真を眺めて、楽しいことを考えるようにするようになりました。

すげー辛いけど。声をかけてくれた人のためにも、綺麗な言葉を、優しい言葉を発して生きたい。

この言葉をくれた方も「明るい人と一緒にいれば明るい話がどんどん生まれるよ」と言っていました。笑顔が絶えない人の中で、僕は笑顔をさらに増やしていきたい。

正しい形で面白いものを広げていきたいですよね。

画像2


きらいなことバイバイ

今回の人間関係にまるで関係ない友達に、サクッと事柄を話した時のこと。

きらいなことバイバイ!
サクッと切ればいいよ。
もう知らない。バイバイでいい。
バイバーイ。はい、おわり。

「距離を置く」とか「関係を断つ」とか難しく考えないで、もう「バイバイ」でいいんですよね。

すごく面倒臭く考えてました。無駄に難しく。
良いか悪いかで考えたら悪いことなんだから、もう適当でいいんですよね。
こんな状態でも相手が傷付かないように考えていたことが阿呆らしくなりました。言い返すよりも「バイバイ」で適当にあしらっておけば良かった。陰気にどんどん引き込まれてしまっていたかも。

もう大人なんですけどね。それくらい幼稚というかシンプルでいいんです。
だって、大人だけど迷惑かけてくる人がいるんだから。そんな人に大人の言葉で説明したところで、ねえ?

もういいやー、バイバーイ。
と思えるようになって、かなり楽になりました。

これも言葉の力。
シンプルでいいんですよね。楽に生きよう。

画像3


優しくて明るくて楽しく正しく生きたいだけ

色々あって辛かったし、まだ病気は治らないけど、正しい形で前向きに生きたいだけなんですよね。

相当まいったし、乱れてしまった時間だった。
色んな人が心配してくれて、たくさん言葉をかけてくれました。その人たちに「もう大丈夫!」と笑顔で言えるように2021年は過ごしたいです。

今年はみんな大変な1年だったと思うけど、来年みんなで笑えるように。
たくさんの人と会って、話せたら嬉しいです。
その時は、笑顔で会いましょう。


2020年は本当にありがとうございました。
2021年もどうぞよろしくお願いします。

画像4


この記事が参加している募集

自己紹介

いただいたサポートは取材や今後の作品のために使いたいと思います。あと、フラペチーノが飲みたいです。