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【事例紹介】ビリビリ動画(Bilibili)で人気な企業公式アカウント5選

オープンキッズベース(OKB)で、主に中国向けマーケティングのプロデューサーを担当しています、陳です。

中国の若者が多く集まるビリビリでは、たくさんの企業が公式アカウントを開設し、若者向けに積極的に情報発信をしています。

今回は、現在ビリビリで大人気の5つの企業公式アカウントを紹介していきたいと思います。

①腾讯(テンセント) フォロワー数:46.3万

・会社紹介

チャットアプリ「wechat」を運営する、中国最大のインターネットサービスを提供する会社

・チャンネルコンテンツ内容

「あなたの席について行ってもいいですか」という、会社環境や社員を紹介する動画や人気ネタの2次創作コンテンツをメインに投稿している

・代表的なコンテンツ

「私があの偽唐辛子ソースを食べた馬鹿ペンギン」

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テンセントが有名な唐辛子ソース「老干妈」の社員を偽装した詐欺グループに騙された、というニュースが話題になっているタイミングで、自虐的な「私があの偽唐辛子ソースを食べた馬鹿ペンギン」(テンセントの企業キャラはペンギン)という動画を配信し、再生は800万回以上を突破。

このように、巨大企業であるテンセントでさえも、広告的なコンテンツではなく、若い世代が楽しんで見れるようなコンテンツを配信しているのがわかるかと思います。

②蜜雪冰城(Mi Xue Bing Cheng)フォロワー数:62.2万

・会社紹介

人気の茶飲料チェーン、中国国内出店数1万突破

・チャンネルコンテンツ内容

社員出演するショートコント、よくある質問への回答、新商品レビュー、テーマソングなどのコンテンツを投稿している。

代表的なコンテンツ

「蜜雪冰城テーマソング」

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アメリカの歌謡「Oh! Susanna」をアレンジした企業テーマソングのMV。

2021年6月初頭に配信されて以降、たくさんのビリビリUP主に二次創作パロディが制作され、一時的にビリビリで最も人気なギャグとなった。

2021年9月末現在の再生数はなんと 1870万回超!企業マスコットとして登場するスノーマンのキャラクターも人気爆発し、フィギュア化も展開されています。

③芬达(ファンタ)フォロワー数:7.2万

・ブランド

コカ・コーラ社の炭酸飲料ブランド

・チャンネルコンテンツ内容

ダンス、お笑い、生活、グルメなど様々なUP主とコラボしてコンテンツ投稿している

・代表的なコンテンツ

「何だこれ!この面白くて美味しい組み合わせ!」

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コマ撮り系の有名UP主「不挑食的萌大佬」とコラボし、タイルマッチングゲームを再現しながら、ファンタの各フルーツ味のドリンクを面白く紹介しています。

これは「不挑食的萌大佬」が投稿した動画ですが、ファンタがBilibili独自の「共同制作」機能を活用し、共同制作したコンテンツとして配信しています。このように個人クリエイターとコラボレーションが活発に行なわれているのもビリビリの大きな特徴です。

④钉钉(DingDing)フォロワー数:118.2万

・会社紹介

ビジネス向けのコミュニケーション·コラボレーションアプリ

・チャンネルコンテンツ内容

雑な絵を使ったネタ遊び、人気ネタの2次創作、ビリビリユーザー向けのシリーズアニメ、歌コンテンツなどを投稿している。

・代表的なコンテンツ

「私はDingDing、どうか勘弁してください!」

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2020年2月からのコロナ禍で、中国全国で隔離が実施される間、小中学校では钉钉を使ってオンライン授業が実施されました。

「钉钉のせいで宿題が倍増した」などの苦情を言う学生たちがアプリストアに殺到し、多くの悪い評価をアップ。これに対して钉钉は「私はDingDing、どうか勘弁してください!」という動画を投稿し、一気に拡散されて現在では2953万回以上再生されています。

⑤中国联通(中国聯合通信) フォロワー数:63.2万

・会社紹介

中国の最大の通信事業者の一つ

・チャンネルコンテンツ内容

ダンス、ショートコント、バーチャルユーチューバー、雑な絵のアニメーションなど、可愛い女性社員さんやキャラクターが出演して盛り上げている動画が多い。

・代表的なコンテンツ

「君の彼女」踊ってみた

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2021年2月14日、バレンタインデーの日に、可愛い女性社員さんがJK服を着て、踊り手ユーチューバー、七河みこさんの「君の彼女」ダンスを真似する踊ってみた動画を投稿し、400万回以上の再生を記録。

他の通信会社も「中国联通」アカウントを真似て、こういうダンス動画をアップロードして人気を獲得しました。

ご覧になってわかる通り、日本語の歌やコンテンツも非常に人気で、中国で独自の拡散のされ方がなされています。

おわりに

いかがだったでしょうか?

総じて、ご紹介した5つの企業アカウントはビリビリユーザーの好み(鬼畜、アニメ、ダンス、2次創作など)に合わせて、積極的にコンテンツ配信しているため、多くの高評価や人気を集めています。

このようにビリビリはエンターテイメント性が高い動画は非常に伸びやすい反面、商品宣伝ばかりのチャンネルや、中国ユーザーの視点を考えずに日本の動画をそのまま配信するようなチャンネルは伸びづらいという傾向もあります。

OKBはまさに“中国ビリビリユーザーの笑い”のトレンドを抑えながらコンテンツ制作することを得意としておりますので、もし公式チャンネルの開設・運営、中国向けコンテンツの制作をご検討されている方は、OKBまでお気軽にお問い合わせくださいませ!


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