【第3回/全4回】2人の育休取得エピソード
丸安毛糸では、これまでに2名の男性社員が育休を取得しました。今回はその2人にインタビューして、取得までの経緯や、取得中の生活について、さらには会社に復帰してからの日々のことを話してもらいました。
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私の育休エピソード~沓澤 龍昇の場合
社長:
沓澤くんは育休中の生活はどんな様子だったの?
沓澤:
昨年5月に里帰り出産で第一子が生まれて、奥さんと子供が自宅へ戻ってくるタイミングで合わせて育休をもらいました。
私は食事を作って、掃除や洗濯をする。そんな育休中の生活でした。もともと掃除や洗濯の家事は好きで、奥さんが妊娠中の時から、私が料理もしていたので、その延長線上のような感覚でしたね。
ひと通り家事を済ませた後は、家族と一緒にいる時間。とても幸せでした。夜泣きはやっぱり大変でしたが(苦笑)、家族みんなで一緒にいる時間をしっかり持てて、生まれたての子供の成長をちゃんと見ることができた。その価値を感じた育休でした。
社長:
なるほどね。
沓澤:
私の両親に、私が生まれた時のことを聞くと、母は「育児は全て私任せだった」と話すんです。そういう言葉を聞くことが、私はずっと嫌でした。父は父なりに仕事を頑張ってたんだと思います。
額賀:
テレビドラマでありますよね、「お前の育て方が悪いからだ」って言うシーン。
沓澤:
私が子供の頃、家族の間でそんな会話が少なかならずありました。今回の育休でしっかり家族と関わって、子供の頃から引っかかっていた気持ちを、乗り越えられた気がします。
10年後とか20年後とかに「あの時、手伝ってくれなかった」って言われない…はずです!! …きっと!(笑)
社長:
私は妻から32年間、「育児は全て、私任せだった」と言われ続けてる…(笑)
沓澤・額賀:
社長は背負ってるものが大きいですから!(笑)
私の育休エピソード~額賀 大輔の場合
社長:
額賀くんは育休どうだった?
額賀:
赤ちゃんの月齢によって寝る時間や授乳のタイミングが変わってくるので、子供の成長に合わせて生活リズムが変わりましたね。
初めの頃は、私は夜中のお世話を担当してました。夜中に起きてると、人間って気持ちがしんどくなっちゃうので。妻の負担を軽くするために「私がやるよ」と!
あとは沓澤さんと同じように、私も料理、掃除、洗濯といった家事をやっていました。妻の妊娠前から、私は料理していたし、いつもの延長線のような感じです。
社長:
なるほどね。
額賀:
私と妻は付き合って長くて、結婚して2年経ちますが、出産前までは互いに休みがかぶらない生活をしていたんです。育休中は、本当に何年かぶりに一緒の時間を過ごしました。子供の話題はもちろんですが、お互いに好きなものの話とか、たわいもない会話をたくさんできたことは、私はとても良かったなと思ってます。妻もそう思ってくれてるといいなぁ。
社長:
良い時間を過ごしたんだね。
額賀:
私の友人たちの間では、うちの子供が初めに生まれた子なので、毎週友達が来てくれました。私がアパレルの学校へ行ってた時代の友達なので、見た目はやんちゃっぽい子たちなんですが。うちの子供を見ると、すごい優しい顔になるんですよね。
よくテレビで「子供は社会みんなで育てる」と言われているのを目にしますが、友達がうちの子と会って遊んでくれると、子供の成長にすごくつながるんだろうって思うんです。友達がたくさん会いに来てくれて嬉しいですね。
社長:
友達が「俺たちも一緒に育てるんだ」みたいなノリになってるんだね(笑)
(第4回につづく(全4回))