「テレワーク不調」で気づいたセルフマネジメントの重要性
ここ2年ほどで、働く環境がガラッと変わった。
私の職場は原則テレワークなので(そもそもオフィスに全員分のデスクがないと思われる)、仕事はほぼ家でしている。
たまに気分転換で、ワーケーション施設などを活用することもあるが、PCに映る資料や話の内容などから情報が漏洩するリスクを考えると、あまり上手に活用できていない。
テレワークになって最初の頃は、通勤のストレスから解放されたし、睡眠時間を多く確保できるようになったので、とても良い仕組みだと思っていた。
しかし、テレワークが長く続く中で、テレワークにも落とし穴があり、いかにセルフマネジメントが重要かということに気付かされる。
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家で仕事をする、ということは、超最短ルートでいくと、
「寝て、起きて、そのまま仕事に取り掛かる」
ということも可能だ。
同僚の中にも、たまにパジャマのまま仕事をしてる、なんて話もちらほら聞く。
しかし、楽なはずのテレワークを続けることで、私の心身は調子が狂ってきた。
まず、朝起きてから、スイッチが入らぬまま、非常にパフォーマンスが低い状態が続くことが増えた。
仕事をしていると、さまざまなことが気がかりとなり、不安感が強く、頭もなんとなくスッキリしない。
そのせいで、気がつくと残業時間も増えていた。
そうなってきて初めて、今まで非効率で煩わしいと思っていた朝の出勤やオフィスで人と会って話すということが、自分の1日のリズム作りに役立っていたことに気づく。
ただ、リズム作りのためにテレワークをやめよう、というのは、逆行しているしちょっと違うと思うので、自ら「リズム作り」をしようと決めた。
そこで始めたことが以下の内容である。
朝、理由はなんでも良いので15分以上外に出る(歩く)。
気分が乗らず、不調を感じる朝は、ノートに5分間、ひたすら書きなぐる。
上記のような時間を朝に過ごすことができなかった場合は、昼休みを利用してカフェに行く。
とりあえずこの3つなのだが、思いの外これらが非常に有効だった。
朝散歩やジャーナリング(マインドフルネスの一環で、今頭に浮かぶことをひたすらノートに書き綴ること)については、多くの人がメンタルを整える上で有効だと言っている。
私が行っていることはこれらとほぼ同じことなのだけれど、活動に具体的な名称がついてしまうと、「朝散歩しなきゃ!」「ジャーナリングしなきゃ!」といった感じで「〇〇しなきゃ!モード」になって苦しくなるので、あえて固有名詞を使わず、気の向くまま、というスタイルを大切にしている。
また、家で過ごせるのなら無駄なお金は使いたくない、と思い、テレワークのときは家でコーヒーを淹れたりお茶を飲んだりしていたが、外に出て、美味しい飲み物を飲みながら自分だけの時間を過ごす、ということが、とても大切な時間の過ごし方であり、自分を整える方法であることにも気づいた。
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人それぞれのリセット術、リフレッシュ法があると思う。
大切なのは、「自分はどういう時間を過ごすことが心地よいのか」、「自分はどうすればご機嫌になれるのか」を自分で知ること。
そして、不調を感じたときに、無理をせず、自分で自分を労わり、整えること。
私はいつでも元気ではない。
でも、元気づけるトリガーを複数持っている。
これだけで、安心感は全然違う。
気分が沈み、不調である状態が続くと、それが「癖」になってつらい。
そうならないために、とにかく自分のケア方法を知り、負のループに陥る前に対処していきたいと思う。
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートによって、自身の経験値を増やし、感性を磨くとともに、思考や気づきの幅を広げて、より豊かな表現活動に繋げていこうと考えています。