見出し画像

博多で飯をたらふく食う

友人と1泊2日で博多に旅行に行った。
1人旅は「あ〜来週暇やな…どっか行くか」と思い立って急遽計画する事が多いけれど、友人との旅行は予定を合わせる工程が必要のため3ヶ月前ぐらいから計画を立てる。

旅行の予定があるって素晴らしいものだ。
来月は旅行があるから頑張るぞ!と思えるし、上司から理不尽な叱責を受けている最中は「もうすぐ博多やなぁ..何食べようかな…豚骨ラーメンはマストだよなァ…まだ何か怒ってる(笑)(笑)」と全く違う事を考えているのでノーダメージ無敵モードになれてしまう。

旅行日が近づくにつれ、天候をアプリでチラチラ確認していた。翌週からとんでもない雨ラッシュが控えていたためこの日は天候がどうなるかドキドキしていたが、見事に晴れを勝ち取り安堵する。

梅雨ですか?
旅行当日、男塾の田島と松尾が
浮かんでそうな見事な晴天であった


福岡には飛行機で行くことにした。
飛行機や空港自体は非日常感があるので好きだけど、移動手段で飛行機を使う事はあまり好きじゃない。空港まで行くのも面倒だし、なにより搭乗するまでの手荷物検査が面倒だ。
昔、手荷物検査で私の持ち物が危険物の疑いで引っかかった。お土産で買った日本刀型の耳かきである。こういう感じのやつ。

なぜ買ったんだ

旅のテンションというのは時にこういう謎の物を購入してしまう恐ろしさがある。
検査官に「耳かきです…」と説明することも恥ずかしかったし、没収までされなかったもののダサい耳かきで引っかかった恥ずかしい人間ですと判を押されたような気がした。
それ以降、手荷物検査は毎回ドキドキして心臓に悪い。

なんとか無事に手荷物検査、搭乗を済ませ10時頃には博多に着いた。博多駅をぶらりと巡回をしていたらハンズで似顔絵を書いてくれるイベントが行われていた。旅の思い出にと書いてもらうことにした。あらかわいい… (^_^)♫

この日はバキ童みたいなアウターを着ていた

似顔絵を書いてもらったりしてたらあっという間に昼ご飯の時間になった。やっぱり昼は豚骨ラーメンだろう、ここは譲れんなと思ってたら全員同じ思考を持っており嬉しかった。
博多駅には有名店が1箇所に集うラーメン天国があって、昼時のため大いに賑わっていた。殆どが豚骨ラーメンの店でもうどれがどう違うのかわからず、そこそこ並んでいて美味そうな店へ入店。
ガッツリ豚骨なのに臭くなく、濃厚ミルキーで甘みを感じるスープ。これはスイーツだ…!
美味すぎて快楽物質出まくり、源さん右打ち状態を味わえました。

腹を満たしたので荷物を預けにホテルへ。
毎年2月は誕生日会を兼ねてるので1泊2日の用意に加えてプレゼントも携え大荷物。
以前Yes!アキトさんの単独ライブを見に行った際に購入したトートバッグは非常に大容量で助かりました。なんでも入るのよこれ。

友達に海外アーティスト?って聞かれた。
そうだよと答えておいた。
嘘がバレた。
まさか2週間後、交わる世界線があったなんて

ホテルのチェックインまで1時間弱あったのでホテルに隣接する洒落たカフェで過ごすことにした。
「カフェ」に入るのは久しぶり。
絶妙な1時間がある際、パチンコをする(喫煙可能&遊びながらお金が時折貰えるから)か英國屋(喫煙&おかわり無料だから)になりがち。久しぶりのお洒落なカフェに心を踊らす。

プリンとカフェオレを注文した。
プリンは硬めで弾力があった。ふにゃ〜と消えてしまう儚げなプリンより、硬めで舌に残る主張強めなプリンが好きなので邂逅出来て嬉しい。程よい量の生クリームが添えられているため、ほろ苦いたっぷりのカラメルソースと丁度いい具合にマッチしていた。

光り輝くプリン

各々の近況とかオタク話に花を咲かせていたらあっという間にチェックインの時間になった。ホテルはまあ非常に立派なところであった。私は1人で旅行する時はホテルに帰らず朝まで呑むし、最低限の「寝」が出来るホテルに泊まりがちだ。なんなら決めずその場のノリで当日に取る楽観的旅行者になる日もある。せっかくいい部屋にお泊まりしたので部屋紹介でもしておこうかな。

ロビーの本は借りれるらしい
洒落た難しそうな本ばかり

部屋は広くて綺麗。
3人で泊まったからベッドを無理矢理入れたのだろう、1つだけ孤立していた。

ジャンケンに負けてここで寝た
寝相悪すぎて1回落っこちた

女子の旅は朝のメイクが非常に混雑するので洗面台が綺麗で広いは高ポイント。(尚オレンジの光は盛れないので-10点)
誰かと旅行をして好きな瞬間、朝かもしれない。
友達の使ってる可愛いコスメにそれどこの?良いね〜可愛すぎ!とキャッキャしたり美容系YouTuberの真似しながらお互い愛用コスメを紹介したり、、普段なら面倒な朝の身支度タイムも友人となら一気に楽しくなる。

YouTuberごっこをするわし
ukaのオイルめっちゃ良いよ👍

メインイベント もつ鍋屋

部屋でゴロンゴロンしていたらあっという間に夕食時になった。もう少しゴロゴロしていたい気持ちを抑え、我々は予約していたモツ鍋屋に向かった。

私はこのモツ鍋屋に行く事を非常に楽しみにしていた。なんたってこのモツ鍋屋にはイカの姿造りが置いてあるからだ。Twitterでこの投稿を見た日から私はずっとイカの姿造りに恋焦がれていた。今日それが叶うのである。

ただ我々は1つ気がかりな事があった。
このイカは常にあるものでなく、仕入れ状況により数に限りがあるらしいのだ。
絶対に食べたかったので夕食にしては少し早い17時に予約をとり、店へ向かった。

店員さんが飲み物はどうしますかと聞いてきた。
飲み物より先に「イカの姿造りありますか!?!?」と真っ先に確認した。
お気軽にお声掛けして下さいと書いてあったが、イカへの憧れは膨張し今にも爆発寸前だったため気軽というより深刻な感じが出てしまった。

頼む…あってくれ…神よ…
普段なんの信仰もしていない人間がこういう時だけ神にすぐお願いしてしまう。

「イカ!まだありますよ!どのサイズにしますか?」と店員は元気よく言った。

皆でヤッター!と盛り上がり景気よく1番デカいサイズのイカを頼んだ。

良かったと安堵するも束の間、すぐさま店員が戻って来た。店員は「つい今売り切れてしまったみたいで…」と申し訳なさそうに伝えた。
イカの姿造りが…食べれない…食べれない…
我々はイカ注文RTAに敗北をしてしまった…

イカが食べれない事は非常に残念だったが、それをすぐに忘れるぐらいモツ鍋が美味しかった。モツはぷりぷりで噛むごとに肉汁がジュワッと溢れ、濃厚なスープとピッタリであった。長めに切られたニラやキャベツも丁度良い具合のシャキシャキ感で無我夢中でモツ鍋を堪能した。

馬刺し

どうしても諦められないイカ

モツ鍋を堪能している間はすっかりイカの事なんて忘れていたのに、店を出たらまたイカの事を思い出してしまった。
友人達はもう屋台へと気持ちを切り替えていたが、
どうしてもイカが食べたいと熱弁し屋台へ行く前にもう1軒挟むことにした。優しい友をもって良かった。
屋台へ向かいつつイカが食べれそうな居酒屋見つけては近づいてみるも、天候の影響で仕入れ状況が悪くどこも「本日はイカの仕入れありません」と張り紙がされていた。
もうダメか…と思った矢先にデカデカと存在感を出すノボリを見つけた。

イカが!!!食えるぞ!!!!!

寒い中見つけた一筋の光

憧れ恋焦がれていたイカは素晴らしいものだった。
私が知ってるイカといえば真っ白なイメージだが、目の前に出されたイカはキラキラと透明に透き通っており非常に美しい。捌いたばかりのためまだピクピクと動いており新鮮さが伺えた。普段食べるイカってねっとりした食感だが、呼子の活き造りはコリコリで歯ごたえがあり肉厚さまで感じる。
私の中のグルメ細胞が活性化し全身に駆け巡り五臓六腑が喜んでいるのを感じた。

まるで宝石のよう
ゲソ部分は天ぷらにしてくれた
これもまた美味

馬刺しにモツ鍋に透明なイカに博多グルメビンゴは揃いつつあった。最後のビンゴを埋めるべく屋台へ向かった。
川沿いにずらりと並ぶ屋台は見るだけで楽しいものだった。
寒空の下で食べる熱々のおでんは素朴な味ながらも雰囲気ボーナスが加算され本日最後の飯として大変相応しかった。

ビール超うめえ

大満足で屋台を後にし、2日目の旅程に心を踊らせながら就寝を致しました。

流行ってた時に作ったやつ


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?