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2020年に読んだ本

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2020年に読んだ本
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記事一覧

『影響力の武器(ロバート・チャルディーニ)』情報過多の社会では効率的な「思考の近道」の落とし穴に嵌りやすい。「返報性」「希少性」といった心理学理論が「影響力」という切り口でまとめてある。漫画なのでイメージで捉えやすく、漢字が読めれば小学生でも理解できるくらい易しい本となっている。

『プロフェッショナルの条件(ピーター・ドラッカー)』労働寿命が組織の寿命をはるかに超える近代社会において、成果を上げるプロフェッショナルとはどんな秘訣や考え方を備えているのか。貢献すべき3つの領域とは。20年前の本だが十分現在に通用する内容だと感じる。就活生にもおすすめしたい本。

『言い訳(塙宣之)』M-1とはどのようなステージだったのか。関西と関東のお笑いの違い、有利さ・不利さとは。審査員はどこを見ているのか。M-1チャンピオンになれなかった筆者だからこそ分かる歴代王者の強みなど。目次が質問調に並んでおり、中身もゆるい話言葉なので会話している気分になる。

最近ハライチ岩井さんが面白いことに気づいた、という話



僕は松本人志さんや萩本欽一さん、山里亮太さんなど、芸人さんの書いた本をちょくちょく読むのですが、ハライチ岩井さんの『僕の人生には事件が起きない』という本を読んで、「こんなに日常の出来事をこまかく描写できるってすごいな」というのが「面白い」よりも先に浮かんだ感想でした。 

メルカリを日常的に使っている人が「何か売れるものないか」と探しているように、お笑いを日常的にやっている人は、「何かウケるこ

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『地方創生大全(木下斉)』地方衰退の課題は「稼ぐことと向き合うこと」と断言し、「ネタ」の選び方や、実現するための「資源」「組織」の活かし方が成功事例だけでなく「危険度チェックシート」と共に失敗事例からも学ぶことができる。「まちを救いたいなら、動きだそう。動かない人は無視しよう。」

『会社を育てる戦略地図』
会社を立ち上げる「⇢0」の段階から「10⇢30」「30⇢50」「50⇢100」の上場できるレベルまで、それぞれの段階で会社はどんな戦略を大事にすれば良いのかが、チェックリスト形式で端的にまとめてある。その会社ならではの個性を形成していくための道標となる。

『ライフ・アフター・グーグル』
Googleが築いた世界システムが限界を迎えようとしている。脆弱化したセキュリティの課題を解決し安全なネットワークを再構築する必要がある。AI�やブロックチェーン、VRなどの技術を用いた新しいシステムでは、人間の知性や創造性を活かすことが重要である

『SDGsの実践』
地域の活性化になぜSDGsが重要なのか?実践している自治体はどんな仕組みで行ってるのか?
「話が大きすぎて私に関係ないや」と思っていても、地球のどこかに住んでる限りは関係がある。17のゴール、169のターゲットのうちたった一つでも関心を持つことから実践が始まる