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読書感想文

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記事一覧

「図書館には人がいないほうがいい」

「図書館には人が多いほうがいい」と思ってませんか? 岡山県立図書館は、2004(平成16)年に…

人類は愚かだ、そして賢明だ

生きていくためには、お金を稼がなねばならぬ。 資本主義を手放すことはできない。 そう思って…

「ばえ」の違和感

発信する人、しない人 10年くらい前からだろうか、誰もが発信できる時代になった。 誰もが発…

「記者トレ」 井藤元監修・毎日新聞社編

猫も杓子も「ライター講座」 あなたも人に伝わる文章が書ける! 技術やスキルをどんなに学ん…

「日本語の秘密」 川原繁人著

日本語に興味がある。 コミュニケーションに興味がある。 素敵な言葉に興味がある。 興味の幅…

重松清著「青い鳥」〜読書会の前夜〜

本を読む楽しみは、いくつかある。 一人で読むのもいい。 読んだあと、感想を言い合ったり、違…

「おいしいごはんが食べられますように」

高瀬隼子著「おいしいごはんが食べられますように」を読んだ。 よくある話と言えるのかストーリーというか起きる出来事は、よくあると言ってもいい。 厳密にはこんなことは滅多にないとも言える。 同著を読んで、わかる〜!と共感した人もいれば、全く共感しない人もいたのではないだろうか。 共感した人は、誰の共感をしたのだろうか。 共感しなかった人は、自分は誰の立ち位置だったのだろうか。 例えば学校のクラスを思い出してほしい。 クラスにはリーダー的な男前がいて、何やっても許されるような女

人はもっと自由に住める

米澤穂信著「Iの悲劇」を読んだ。 居住権憲法25条の生存権をもとにした住む権利(居住権)が…

涙する私は、逃げ足の速い男

上間陽子著「海をあげる」を読んだ。 あとがきもしこの本を読む人がいたら、 「あとがき」ま…

「魂を撮ろう」

写真は撮りますが、「魂を撮ろう」と思ったことはありません。松原です。 石井妙子著「魂を撮…

大人の読書感想文〜「博士の愛した数式」小川洋子著〜

文の呼吸が心地よい人生は、私ではない誰かが語るからおもしろい。 博士は、「私」によって語…

大人の読書感想文〜「愛と欲望の雑談」岸政彦・雨宮まみ著〜

岸政彦さんの著作を読みたいと思い、入門書として買ってみた。 ミシマ社の書籍は大好きだが、…

大人の読書感想文〜「ブラックボックス」砂川文次著〜

前半のまとわりつく絶望感 この小説を読んでいる間、22歳か23歳か、24歳だったかもしれない頃…