不確定日記(米とお嬢さん)

夢で、「この世は離れ」という演歌を歌いながら起きて、そうなのかもね、と適当なことを思う。

米は炊いた。以前、忘年会にて(ゲームの景品がいくつか並ぶ中その時大きな鞄を持っていなかったので)選んだ米二合があったので、それを。高い米の味がした。
私は米に対する執着心が少なく、なんならおかずだけ食べるのでも平気だが、たまに良いのを食べると、軽んじて悪かったと反省する。

あとはだいたい疲れてぐったりしていた。
短期間に人とたくさん会うとどっと疲れるが、仕事が詰まっている時はまったく会えないので反動でそうせざるを得ない。

軽い本が読みたくなり、犬養道子のエッセイ『お嬢さん放浪記』を読んでみたら、なんとなく知っていたが作者が確かにお嬢さんでありつつ突然思いついたら軽々と行動を起こすたくましさがものすごくて、ちょっと筒井康隆『富豪刑事』を思い出した。(あれはまた違うタイプの富豪の余裕だけれど)。
東京マッハのお題に「ディストピア」を出したので、しばらくディストピアのことばかり考えていて、居酒屋のタッチパネルを「管理社会!」と罵って遊んだりする荒廃した私にお嬢さんの余裕が染み入った。

そんな奇特な