Offになるとき

ここにいながらここにはいない

暗くなる速度と同じように

魂の瞼を閉じる

言葉は言葉のまま、固まった絵の具のように

そのままそこにある

時間と空間が、混ざりながら

タンパク質を分解する

これを毎日繰り返している

不思議なことに黄色から青色へ向かう振動と全く同じ軌道を描いて

僕もここにいる

46階建てのビルディングぐらいあるスキャナーが、心の中にもあることを

全く忘れていたのだ

本当に、全く忘れていた

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