作品展「個と群」を見たよ('ω')!
久しぶりに作品展に行ってきました!
現在青森公立大学内のギャラリーで行われているもので、テーマは「個と群」だそう。(→野老朝雄×青森市所蔵作品展「個と群」)
そこの一角に出展された青森出身の芸術家 出町隼人さんの作品「種々葉葉」を見に行ってきました\(^o^)/。
じゃん\(^o^)/!
※撮影禁止ではないエリアです。触るのはダメだよ!
広い部屋の壁二面に超たくさんのタケコプターみたいなやーつ\(^o^)/!!
木でできたきのこのカサみたいな物体に革を張って、竹とんぼの羽が付いててまさにタケコプター!
息をかけるとくるくるまわります。
赤きのこな岡は仲間意識を感じずにはいられませんでした(・∀・)笑
めっちゃかわいいんですよタケコプター。
欲しくなっちゃったよ。
そして岡は単純バカなので空間に対する評価は住みたいかそうじゃないかしかないんですが
ここは入った瞬間あ、住みたいって思いました(・∀・)
まさに個と群。
岡はアートとか好きですが造詣が深いとかではありません。
でもやっぱり心に残る感想とかはあって
このタケコプターたち、300個あったみたいなんですがひとつひとつ違うんですね。
形が違ったり、革の色が違ったり、羽の形も違ったり。
それぞれに違いがあるので300個の中からお気に入りを選ぶのが結構簡単だったくらいです。
でも全体を見ると違いそのものが薄まって見えて「タケコプターたちがいっぱい集まってる!」ってなるんです。
まさに「個と群」だなぁと。
でも個と群!ってなってどうしてこんなタケコプターでの表現になるのかとかは本当アーティストだなって思います。
少なくとも自分には到底思いつかない表現だわ、、、とかって書くのもおこがましいと感じます。
(↓息を吹きかけて何個同時にプロペラを回せるか試す岡。このあと酸欠でふらふらに。)
人もきっと同じでしょう。
違いがあるけど結局はみんな人という群です。
だから違いがあってもそれは些末なことで
だからこそ違うことは許されているものかもしれないと感じました。
そしてドラえもんとともに大きくなった世代としてはタケコプターはもはや潜在意識の一部になっていますので
丸の頂点に羽と言えばタケコプター。
これはもう反射レベルです。
なので、一種の「神の目」を体験した感覚にもなりました。
岡は神の存在を信じてるとか信じてないとかさえも言えないくらいどうでもいいと考えてる派です( ´ ▽ ` )笑
なので表現についてはあんまり深く考えないで下さい( ´ ▽ ` )笑
高い高い空の上からたくさんの人がタケコプターで飛んでいる世界を眺めている気分にさせてもらえました。
天井が高く余計なものがない空間なのも手伝って、その下に広がる大地と海までも見えるようでした。
超気分いいー\(^o^)/!!
産み出すものは産みっぱなしでいい。
岡はこの300個のタケコプターが壁にくっつけられているのを見ただけです。
お腹が満たされたわけでも、
具体的に何かを解決してもらったわけでも、
健康にさせてもらったわけでもありませんが
この部屋を出るとき、本当に満ち足りていました。
作者の意図はあるでしょう。
でも芸術作品というものは、ひとたび作者の手を離れ、こうして人の前に出されたならば
産み出す側の責任はそこで終わるのだと思います。
あとはどこまでも受け手の問題なのです。
逆に言うと、作り手は受け手の受け取り方まで操作することはできないし責任も負えない。
それをまざまざと改めて目に見えて感じさせるなんて
アートってなんてステキだろうと感動しました。
アートや”産み出す”ということは人間が人間たる所以ではないかと考えるのです。
言いたいことは誰しもがある。
でもそれを抽象化して”目に見せる”ということの圧倒的な情報量よ。
デジタルは情報量が計りやすくて
文字は容量にしたら数キロバイト
写真や音楽は数メガバイト
動画は数メガ~ギガバイトとなる。
曲一つとってみたって
音楽をダウンロードすれば永遠に聞けるし
PVをみたら世界観にふれることもできる。
でも人がこぞってライブにいったり本物を見たくなるのは
そこにデジタルでは伝わりきらない圧倒的な情報量があって
さらにそのたくさんの情報から自分の脳を最高に揺さぶってくるなにかを選び取ることができるからなんだと思いました。
というわけで行ける方は「個と群」見に行くとよいですよ(*'▽')!
3月13日(日)まで(*'▽')!
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