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キャリアカウンセラーのおかちんです。

今日はどんな一日でしたか?



本日は『沖縄県人材育成企業セミナー【変化の激しいVUCA時代における「未来から愛される組織づくり&人づくり」とは?】』というWebセミナーに参加しました。

・職場のSDGs研究所(沖縄人財クラスタ研究会)白井 旬 氏
・慶應義塾大学大学院 特任教授 高橋 俊介 氏
・郷土料理青柳(有限会社親和商事)代表取締役社長 倉橋 篤 氏

というスペシャルな方々のセミナーとクロストークをお聞きしていました。


で、今日の気づきを。


1.働きやすさと働きがいを感じる”人材育成企業”は、「成長実感」「成長予感」「職場への誇り・愛着」の3要素を兼ねそろえている (白井旬氏)

働く人が自分自身の成長を感じる「成長実感」があって、1年後3年後5年後の将来の自分の成長した姿を思い描ける「成長予感」があると、この職場で働いていきたいという「職場への誇り・愛着」へとつながっていくということです。

これは今日のテーマでもあった『未来から愛される組織』に欠かせない要素ですよね。

ふと、いまの自分の職場やコミュニティを思い浮かべていました。果たして、実感や予感・愛着を感じてもらえているかな……と。ここにはまだまだ改善の余地がありそうですね。



2.キャリア自律のためには「主体的ジョブデザイン行動」「ネットワーキング行動」「スキル開発行動」が重要 (高橋俊介氏)

想定外のことが起きる変化の激しい時代において、従来のキャリアデザインでは計画通りに進めることができません。まして受け身で待ちの姿勢では、いつまで経っても自らキャリアを築くことは難しいですよね。

キャリア自律とは、自らのキャリアを主体的に描いていくことです。そのためには、自分なりの考えを持って仕事に取り組む「主体的ジョブデザイン行動」、業種業界を越えてヨコのつながりをつくる「ネットワーキング行動」、どのようなスキルを開発するために自己投資するかという「スキル開発行動」の3つをポイントに挙げていました。

さらに、キャリア自律のための行動を習慣化することと、何のためにどうやって取り組むかを自分で考えて自分の答えを持つことが欠かせないとおっしゃっていました。これが主体的で深い学びにつながるわけです。



3.会社で一番偉いのは「社訓」 (倉橋篤氏)

熊本城のお膝元で創業73年を迎える「郷土料理 青柳」の社長を務める倉橋さんの信念です。

「何のために経営するのか?」「働く人の幸せ、働きやすい職場とは何だろう?」と常に自らに問いかけ、そこで『昔から存在する社訓に拠ろう』という答えにたどり着いたそうです。

社訓を浸透させるために、ベテランと若手・板前と仲居をシャッフルしたチームをつくり、社訓を具体的な行動に落とし込むための勉強会を開催したそうです。それも継続的に行っており、いまでは社長抜きで社員自らが主体的に考えて行動できるようになったのだとか。

いまはSDGsを社訓と組み合わせて、持続可能で愛される会社であり続けるために、自分たちには何ができるかを考えて行動に移しているそうです。

結果、熊本地震→コロナ禍と苦しい状況が続いているにも関わらず、残業は大幅減・休日は倍増・売上はほぼ維持・離職率大幅減と大きな成果が表れているそうです。

この話をうれしそうに語る倉橋社長の顔が印象的でした。



全体を通じて『Why(なぜ・なんのために?)→How(どうやって)→What(なにを)』と考えていくクセをつける=習慣にすることが大切だと感じました。

また、正しい答えではなく自分なりの答えを出すことの大切さを痛感しました。

特にわたしは教育現場にいるので、授業にしても試験にしても『正解のある問題を考えさせる』ことを学生に求めてしまっています。

しかし、社会に出てからは必ずしも正解があるわけではありません。むしろ誰も正しい答えを知らない問題に対して、自分たちはどう取り組んでいくのかを考えて、行動していくことが求められます。自分の答えを持つことが必要なんです。



わたしはこのnoteを通じて、毎日自分の考えを伝えることを習慣化してきました。

自分なりの捉え方を言葉で表すことが、自分の学びになると信じています。

内省する力や、何気ない言葉を捉える力、あらゆる角度から検証する力など、この9ヶ月でかなり鍛えることができました。

これもまた、習慣化と主体的な学びの賜物なのでしょうね。


今日は素敵な学びをありがとうございました。改めてお三方に感謝をお伝えしたいと思います。



明日も素敵な一日でありますように。

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