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#78 パパが育児の即戦力にならない理由。

この記事では、

✓ママがパパの言動にイラつく理由
✓パパの育児参加は必要なのか
✓パパが育児参加にあたって必要なこと

について、現在子育て中の私の視点でご紹介します。パパの子育て参加がママに肯定的に受け入れられる方法を、ママの視点で紹介します。


パパに子育ての戦力外通告を下した

好みだし、パパの立場から見るとショッキングで、驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はパートナーを子育て従事者としてみるのをやめました。

なぜなら、話し合いはやんわり拒否られるし、こちらの不満とその改善要求ををLINEで伝えても、それが持続するのは最長で1ヶ月。産後、それが続いていて、いい大人に何回も同じことを言うことがアホくさいと思い、見限った格好です。

具体的には下記のようなことが挙げられます。

  • 家事&育児全般を自己完結できない

  • その時の気分で家事&育児をする(仕事で疲れていたら何もしない)

  • 育児をやってる自分に酔いしれている

  • 仕事を盾に「疲れた」を連発する

  • 家事&育児のいいとこ取りしかしない→見えない家事は一切やらない

  • 臨機応変な対応ができない(しない)

  • 子供の将来を決めつけたがる

  • 子供の成長過程に無関心

  • 自己中心的なスケジューリングをして、家族の都合を考慮しない

  • 貯金がないことをあらかじめ言わずに黙っていた

  • 私の家事や育児に対していちゃもんをつける(口先だけで行動しない)

予期せぬ妊娠が発覚、出産を決めたときに「この人となら、協力して家庭を築いていけそう」と思ったのですが、我が家も例外なく、ネットニュースやSNSで見かける同類だったというわけです。

結果的に「産んでよかった」と思っているので、授かり婚をしたこと自体は後悔していません。後悔は、パートナー選びに失敗した感が否めないこと。二度も失敗しているので、見る目がなかったといえばそれまで。ですが、不誠実で、信頼を損なう言動が立て続けに起こったので、騙されたという被害者意識が強いのかもしれません。


育児を仕事と見立てるとわかりやすい

育児を仕事としてとらえると、世の中のパパも、ママがパパに苛ついている理由を理解で見るんじゃないかと考えています。

まず、パパもママも同じタイミングでその立場になります。はじめての育児なので、必要に応じて育児関連本を読んだり、ママ友など身近な人に相談したりして、手探りながらも自分たちに合う方法を見つけて子育てをし、パパやママの役割をこなしていくことになります。これが、世間的に想定されるパパ&ママの成長過程だとします。

これを仕事に見立てると、新入社員として入社。先輩の技を横目で盗んだり質問したり、上司に相談したりして、職場環境に慣れていきます。必要に応じて資格を取ったり、本を読んだり、セミナーに参加したり…仕事になれるためにも、メンバーの一員として付加価値を高めるためにも、相応の努力は惜しまずに取り組みます。

しかし、私のようにパートナーに見限られるタイプの夫は状況が違います。新卒社員として入社。上司や先輩が自分のために手取り足取りやってくれるはずと思い、質問や相談はせず、会話もほとんどしない…いわゆる指示待ち。周りの人が自分のために何もしてくれないと逆ギレ、もしくは落ち込むだけで改善策を考えて実行することはない。資格取得、読書、セミナー参加は特にせず、スキルアップを行わない。プライドが高く我流で物事を進めるから、トラブルが起きても責任転嫁をして責任から逃れようとする。

この2パターンの人が職場にいたとして、「一緒に働きたい」と思えるのは、明らかに前者のタイプのはず。これを育児に置き換えると、少なくとも我が家のパートナーは後者なので、戦力外通告をしていることについて納得いただけるのではないでしょうか。


ママが考えるパパがやるべきこと

上記の例は一例に過ぎませんが、これと同じようなことが育児で起きていると「夫は元気で留守がいい」「夫はATM」という発想になります(現に、私もそう思いつつあります)。

とはいえ、家族内で家事&育児の担い手は何人もいてもらうに越したことはないので、パパが家事&育児の即戦力になれる方法を、ママの視点でご紹介します。


①自発的に育児の勉強をする

育児の当事者であるとの自覚が重要だからです。

男性は、ママのように身体の変化はありません。独身時代と生活スタイルが変わらないので、何もしないままでいると親になる感覚は得られません。自発的に学ぶ姿勢、家事・育児に積極的に参加する姿勢を行動で示しましょう。


②コミュニケーションを取る

パパを見限ったとたん、ママは自力で育児をがんばろうとするからです。

私の場合、戦力外通告をして育児の使命感が強くなりました。子供に執着したわけではなく、いつでもパパを切り捨てられる仕組み作りです。そういうモードだからか、パパと関わる時間がもったいないという考えに切り替わります。ママとコミュニケーションを取って、ママのニーズを読み取って行動に示したら状況は変わるでしょう。


③育児・家事に積極的に関わる

ママひとりで家事・育児をこなすのは限界があるからです。

子育てにおいて、人手はあればあるほどいいです。夫婦間でコミュニケーションを取って連携できれば、パパが戦力になり、ママの負担は減ります。良かれと思っては迷惑なので、ママへの報連相を徹底しましょう。


④自分なりに育児の軸を持つ

子供をかわいがるだけでは、親の役割を果たしていると言えないからです。

仕事などの都合で、子供とふれあう時間がママよりも少ないかもしれません。一緒にいる時間が基調だから、子供に良い印象を抱いてほしいのもわかります。ですが、パパも養育者。かわいがるだけの人はじーじとばあばだけでも十分です。それなりの覚悟を持って子供と向き合ってください。


⑤育児・家事を自己完結させる

中途半端な育児・家事は、二度手間になって効率が悪くなるからです。

ママにパパの尻拭いもお膳立てをする義務も手取り足取り教える義務もありません。仕事と同じように自己完結するだけで、ママの負担は減ります。育児・家事に限りませんが、新しいことを自分のものにするためには試行錯誤が必須です。


⑥男のプライドは捨てる

男のプライドほど、くそくだらないものはないからです。

男性なりのプライドは、どんな理由にしても「自分のため」です。家族内では持っているだけ邪魔で、迷惑です。プライドを持っているのは自由ですが、それを守ろうとするほど戦力外通告への道を歩むことになるので、心しておきましょう。


⑦イクメンと自慢しない

育児・家事、生活を営むにはするべきことだからです。

育児・家事をする男性は偉いと言われがちですが、家族として生活を営む上では当然にやるべきこと。男性がやっているのが珍しいという風潮が根強いだけで、自慢できることではありません。自慢している人ほど、実態がともなっていないと思われるだけです。


⑧疲れたと言わない

疲れているのは、パパだけではないからです。

共働き家庭が多い今、ママは仕事、育児、家事を両立していて、24時間労働状態と言っても過言ではありません。パパが仕事だけで「疲れた」と言っているのを見ると、殺意を覚えます。どんなに疲れていても、絶対に言わないようにしましょう。


⑨ラクになる仕組みを作る

育児の手間を省けば、負担を減らすことができるからです。

育児・家事で何をすればラクなのか、負担が少なくなるのかは、実際に取り組んでいないとわかりません。必要に応じて、おそうじロボットや食洗器などの便利家電の導入を検討・提案すると、パパを見るママの視線も変わるでしょう。


⑩忙しいと言わない

ママの立場からすると、単なる言い訳にしか聞こえないからです。

100歩譲って、仕事が大変なことは理解できます。しかし、ママは仕事、育児、家事、子供関連の準備というように、文句も言わずにパパ以上に仕事をしています。大変なのをわかって子供を作ってるんだし、最後まで責任持てってところです。

まとめ:育児を仕事目線で見てみよう!

この記事では、

✓ママがパパの言動にイラつく理由
✓パパの育児参加は必要なのか
✓パパが育児参加にあたって必要なこと

について、毒親育ちで親になった私なりの見解を紹介しました。これからパパになる男性、育児に悩んでいる男性、家に居場所がないと感じている男性の参考になれば嬉しいです。

育児を仕事として見立てて自分事として取り組むと、男性でもすべきことが見えてくると思います。どんなことにも共通しますが、何をするにも始めが肝心です。そこでダメになったら、家族としてのヒエラルキーが最下層になるのも必然と言わざるを得ません。

ママの視点からすると、育児の戦力はいればいるほどいい。ですが、自分は何もしない、文句を言うだけの人は邪魔です。存在しているだけ迷惑です。戦力外通告を避けるためにも、家族としての時間を大切にするためにも、パパが主体的に行動することが重要ではないでしょうか。

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