#101 調停裁判で離婚するときにやっておいて良かったこと。
この記事は、
という方の参考になれば嬉しいです。
調停裁判で離婚するということ
私事ながら、昨年10月に調停裁判で離婚が成立しました。
今回は子供がいて【絶対に負けられない闘い】だったこともあり、全身全霊で調停裁判に臨みました。なぜなら、離婚するために調停裁判を3つ同時進行したから!
調停裁判①:離婚調停
その名の通り、離婚するための調停裁判です。
婚姻期間中は共同生活をしてるので、財産は共有されていると見なされます。世間で知られている財産分与はもちろん、年金の手続き、子供がいれば親権の話し合いも含まれます。
調停裁判②:婚姻費用分担請求
婚姻費用分担請求は、平たく言うと、夫婦が別居した場合に収入の少ない方が収入の多い方に生活費をもらうための調停裁判です。
この調停裁判は、夫婦なら同じ生活レベルになるはず…という前提があります。算定表があり、夫婦それぞれの収入に応じて金額が決まっています。詳しくは裁判所のページをご覧ください。
調停裁判③:子の監護者の指定調停
子の監護者の指定調停は、子どもと一緒に生活をして育てる権利を夫婦間で争う調停です。
よく「親権」という言葉を聞くと思うのですが、親権には「監護権(子供を育てる権利)」と「財産管理権(子供の財産を守る権利)」の2種類があります。
メジャーなのはどちらか一方が親権を持つパターンですが、家庭によっては、一方が監護権、一方が財産管理権を持つ場合もあります。詳しくは裁判所のページをご覧ください。
調停裁判で離婚するときに事前にやっておいて良かったこと
調停裁判で離婚する時に事前にやっておくことは以下の通りです。
タスク①:調停裁判の流れを把握する
まずは調停裁判の流れを把握しておきましょう。そのうえで【闘い方(戦術)】までをシミュレーションしておくのがおすすめです。
調停裁判は、基本的に調停員を間に挟んだ当事者同士の話し合いです(話し合い中に当事者同士が会うことはありません)。ですが、調停員も人なので、筋の通った話の方に耳を傾けてくれる傾向がある感覚が個人的にはありました。
この経験から言えることは、【自分の主張をいかに調停員に理解・納得いただけるかがカギということ】です。
タスク②:自分なりのゴールを設定する
調停裁判で何を実現したいのか、自分なりのゴールを設定しておくことも大切です。
調停裁判は平日、しかも開始時間は指定されています。所要時間は2時間程度なので、それなりに時間も労力もかかります。そこまでしてやるからには、ただ何となく調停裁判に臨むのはもったいないのかなと思うのです。
大変なことだとわかっていながらも調停裁判まで起こすので、自分がどこを目指すのかを明確にします。
また、調停裁判は相手と合意した場合のみ成立します。相反する考えだからこそ揉めるので、自分なりに納得できる妥協点もあわせて決めておくのがおすすめです。
※妥協せざるを得なかった場合にしか使わないので、調停裁判が始まってから考えても間に合います。
タスク③:生活をできるだけシンプルにする
最後に、生活をできるだけシンプル(仕組み化)にしておきます。
この記事を読む方の多くは、仕事、育児、家事を両立されていて、そこに調停裁判を追加することになるでしょう。私は自力で何とかすると躍起になって、気合いでどうにかこなせましたが、誰もが同じようにできるとは思えないのです。
ただでさえ忙しい状況で、さらに拍車にかけるようなやり方では心身がボロボロになってしまいます。その状況で調停裁判に臨んでは、自分が望むような良い結果をもたらせません。
段階を踏んで、少しずつでも面倒なことや手間のかかることを手放します。家事をはじめ生活での負担やストレスが減るだけで、調停裁判のストレスに耐えやすくなります。
個人的に効果があったと感じることは、
元夫(ストレス源)との別居
通勤→在宅へ働き方の変更
モノを必要以上に買い足さない習慣
家事限定で生活のルーティンを作る
です。
私は、どちらかと言うと、忙しくしている方が燃えるタイプです。それで仕事、家事、育児すべてを両立できていたのですが、調停裁判のストレスを解消はうまくいかず、蓄積して負のスパイラルに陥りました。
この経験から言えることは、自分のことは自分が一番わかっていない、です。過大評価せず、自分を労るためにもシンプルを極める方が精神面では大切だと思うのです。
まとめ:調停裁判に臨むときは戦略と仕組みが超重要!
この記事では、
とお悩みの方に向けて、毒親育ちでもママとしてやってる私の経験を紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。
よく「結婚は簡単にできても、離婚は大変」と言われますが、この言葉以上に離婚のストレスはしんどいです。円満離婚はほぼないでしょうし、どんなやり方であれ、お互いの罵り合いになります。
とはいえ、身構える必要はありません。正しく怖がれば事前に対策ができ、想定以上のことが起こっても落ち着いて対応できます。パートナーが何と言ってこようとも、それを速攻で跳ね返すこともできたりします。
私は弁護士ではありませんが、この他のことでも経験から活きたことが伝えられると思っています。困ったときは、お問い合わせフォームまたはTwitter DMからご連絡いただければと思います✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?