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【観劇感想】ミュージカル「明日への扉」2024(1)

2023年公演の感想はこちらです。


有料記事ですが、全文公開しています。


観劇日 2024/1/27 14:00の部

去年に続いて、今回も 東京スクールオブミュージック専門学校主催のミュージカル「明日への扉」を見てきました。
当初、1人で見に行くつもりでしたが 友達に都合を聞いたところ、大丈夫とのことだったので 一緒に見ました。

公演内容は去年と同じでしたが、セリフや演出など 要所要所に変更箇所があり 新たな気持ちで見ることができました。

ミュージカルナンバーもおなじみのナンバーで 「明日への扉」といえば このナンバーだよね、というものばかりでした。

1幕は『明日への扉』の、ハーミア役のオーディションから物語がスタートします。

オーディションを勝ち抜いたのは ゆかり、遥、俊江、真弓の4人。

ゆかりの友人である啓子は、落選にショックを受け、姿を消してしまいます。

遥の恋人である優二は、彼女がオーディションに合格したことを自分のことのように喜びます。

優二にひそかに思いをよせている俊江が歌うナンバー。
俊江の切ない気持ちがこの歌から伝わってきました。

一方、オーディションに合格したゆかりに時雄は音楽をやめると話します。
時雄とゆかり、2人の交錯する気持ちがこの歌にこめられていました。

遥と優二が歌う「明日への扉」。
夢に向かって頑張ろうというお互いの気持ちが伝わってくるナンバーでした。

ある日、ダンスの練習中に遥が倒れ 白血病と診断されます。

優二は遥のドナーを見つけるために奔走。ダンススクールの仲間たちにドナー登録の協力を呼びかけます。

優二の話を聞いた上で、ドナー登録してもよいという人、したくないという人にそれぞれ別れました。

入院中の遥を俊江と達也が見舞います。
優二は俊江にドナー登録の協力を求めます。
俊江はそんな優二に「遥さんじゃなくて、私が病気だったら? 私のためにもそんなに一生懸命になってくれる?」と、つめよります。

優二は俊江に思いを打ち明けられて、とまどってしまうのでした。

遥が荒れる場面は見ていてつらい場面でした。
優二と一緒に夢に向かって頑張ろうとしていたのに、病気によってそれを奪われてしまうなんて。

1幕最後は、ゆかりと啓子の場面でした。
ダンスをやめる決断をした啓子に、ゆかりは冷たく当たります。
啓子はドナー登録したことをゆかりに伝え、「生きてるってつらいけど、素晴らしいことだよね」と、言い残して立ち去ります。

啓子とのやりとりを通して、ゆかりは2幕である決意をします。

2幕で歌われた「Chain of love」のナンバー。
去年同様、泣いてしまいました。
この場面を泣かずに見られる日はくるのだろうか?と思いますが、公演を見るたびに毎回 泣いている場面です。

ゆかり、ゆかりのお姉さん、病院の先生とで話をしている場面。
ゆかりはドナー登録をしていたのでした。
ゆかりの白血球の型と一致した患者さんがいるので 骨盤移植するかどうかの最終確認をしたいということだったのです。

何も知らなかったゆかりのお姉さんは驚いてしまいます。
お姉さんは麻酔事故等の懸念から反対しますが、ゆかりの強い意志に理解を示し 移植を承諾してくれました。
「お姉さん、ありがとう」というゆかりに「あなたの選んだことだもの。信じているわ」と答えるお姉さん。

骨髄採取日は今月20日に決まりました。

病院の場面。
遥とダンススクールの仲間たちが話しています。
ゆかりがやってきて、遥にクマのぬいぐるみを手渡します。
「ありがとうございます。 今はやっと前向きに考えられるようになって。 1日でも早くドナーが現れてくれるのを待っているんです」という遥。
「希望を捨てちゃダメよ」と、やさしく遥を励ますゆかり。
ゆかりのやさしさがあらわれていて 印象的な場面でもあります。

そこへ優二がやってきます。
「遥に骨髄を提供してくれるドナーが見つかったんだ! みんなのおかげだよ。ありがとう」という優二。
「遥、おめでとう」と、言葉をかけるゆかり。
「ありがとうございます」と答える遥。

ダンススクールの先生もお見舞いにやってきました。
スクールの仲間が遥のドナーが見つかったことを伝えます。
「本当? おめでとう、遥。じゃあこれはお見舞いじゃなくて、お祝いね」と プレゼントの包みを遥に渡します。

「移植はいつ?」と聞く先生に、優二は20日が移植日だと遥に伝えます。
「20日!?」と驚くゆかり。

「ちょっと、20日って 明日への扉の最終オーディションの日よ」
「最終オーディション!?」
「急すぎるのよね。大川先生からたった今、連絡があったの。俊江にはもう伝えたけど、真弓、ゆかり、2人とも頑張ってね」と、スクールの先生は言います。
「先生、私 実は20日に…!」

骨髄移植日と最終オーディションの日が重なってしまい、取り乱すゆかり。
ゆかりはみんなの前から姿を消してしまうのでした。

感想(2)はこちらです。



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