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施政方針演説を読んで①「我慢しよう。専門家に任せろ」

 今日から通常国会が開会しました。恒例の総理の施政方針演説が行われて今回から複数回にわたってそれを要約したうえで所感を書こうと思ってます。

今回はコロナ対策についてです。

まぁ読んでびっくり(゚Д゚;)。今年の選挙で自民党を倒さねばと今年の私の方針が決まったそんな一日でした。

 この後の国会内で野党は政策論戦をやらないとこの自民党を倒せるチャンスを逃しちゃうよってことはこの段階で言いたいですね。

それでは内容を見ていきましょう。

・オミクロン株の対応は科学者の話聞いていきます。国民みんなで協力して我慢しましょう。

 コロナ対策は書いた題名が全てを表しています。相当な分量を割いて話していますが、内容はあまり従来とは変わらない印象です。

まずスローガンとして「みんなでこのコロナ禍を乗り切ろう」と言っています。これは私には戦前の「欲しがりません。勝つまでは」というスローガンのように見えました。

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やってられないですよね。早速「我慢しましょう」は首都圏で出始めましたね。感染者の数だけでそれ以外の数字をガン無視した政治は今年も続きそうです。

オミクロン株の感染者数の内訳を見ると、陽性者は多いですが、重傷者数は多くないです。死者も多数出ているわけではないですし、感染のピークはもう過ぎているとも言われています。

さらには「蔓延防止措置に意味あるの?」と言ってくれる知事も出てきています。

本当に「エビデンス重視とかどの口が言うの?」という不満が止まりません。

 では、早くも我慢第一の岸田政権はこれ以外にどのような対策をするのでしょうか。

総理は「変異株が出てくることは専門家から聞いてた」という話から始まり、専門家の声を中心に政策を決めるそうです。

・岸田総理の重視する専門家のオミクロン株についての所見

1.オミクロン株は感染力が高い
2.軽症.無症状が多く、重症化しにくい
3.でも高齢者で広がるとヤバい
4.だから医療体制の強化をする

え、「医療体制の拡充」とか二年かけてまだどうにもならないの?

補正予算を組むたびに医療業界に予算を与えてきたのに、まだ足りないのかと思いませんか?

要は方法が悪いんですよね。単に政治家が税金をばらまいただけなんですよ。

税金の無駄遣いです。それっぽい言葉をつけて国民から集めた税金を医療業界にばらまいているんです。

・岸田総理の更なる対策

1.ワクチンの追加接種
3月以降に高齢者は半年開けての追加接種、その他は7カ月開ける。

2.飲み薬の普及
メルク社とかファイザー社の飲み薬を普及します。薬の認可も急ぐそうです。

3.検査の拡充
コロナ検査は無料で予約なしでできるようにするよ。

4.企業たち協力してくれ
テレワーク推進を継続

それぞれに文句があります。ワクチンについては打ちたきゃ打てばいいけど、もはやワクチン利権に見えます。

次に飲み薬。「効果のある飲み薬なら国民に我慢を強いる必要ありますか?」と思います。

検査の拡充については税金の無駄です。「無料」って『誰の負担で「無料」になっているのかわかってますか?』って話です。

企業に協力を求めるのは「いつまで言ってるの?」って話です。ってか本当に今必要ですかね。

・専門家信仰に見る「無責任の体系」

 岸田総理はコロナ対策の政策を専門家に完全に依存しています。これは専門家が今後も出てくるであろう変異株を「危険だ」と言ったら、また我慢を強いる構造が続くということです。

 医療の専門家がウイルスを危険じゃないと言うのは相当なものです。基本的に人間を害するウイルスは全て危険だと言うに決まっています。

岸田総理は専門家に政策の責任を押し付けているように見えます。コロナに関してはいつ区切りをつけるのかという政治決断が大事ですので、岸田総理のこの姿勢は無責任極まりないです。

 この日本の政治における無責任は戦前から指摘されていることです。戦前は「天皇」や「大権」という言葉を多用して、政策の正当性を主張していました。

それが岸田政権においては尾身氏などの専門家ということです。この「無責任の体系」をまんま体現しているというだけで不安極まりない政権ですね。

コロナ対策は不安だらけです。

次回は岸田総理が一番重視している「新しい資本主義」なるものについてです。

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