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つくるか...キャロットケーキ | 栗原はるみさんのレシピ③

家の片づけ継続中。かなりのレシピ本をメルカリに出品しました。その中で手放せなかった栗原はるみさんの季刊誌「haru_mi(ハルミ)」。パラパラ眺めていたら、キャロットケーキレシピが掲載されているではありませんか。

今まで栗原はるみさんのキャロットケーキはいくつか作っているので、「これ作ったっけかな?」となりまして、note記事を見返してみると。

1)きょうの料理2020年5月号(2020年4月21日発行)

2)haru_mi vol.61(2021年9月1日発行)

の、2種類を作っていました。

今回見つけたharu_mi vol.35(2015年2月28日発行)は、まだ作っていなかったので、早速GOGO!

今回は親しみやすいほっこりやさしいおやつ味というより、ちょっと洋菓子寄りのすっきり甘い生地。クリームはミルキーで甘々。

レシピ本のできあがり写真は、しっかりしたクリームだったのですが、私が作ったのはトロリとしてしまった。レシピでは「溶けにくい粉砂糖」が指定されていたのに、私は純粉砂糖を使ったからかな?

でも、このとろみもニュアンスがあっていい感じ(だと思いませんか・ポジティブ)。


さて、ここからちょっと長話。

「家庭料理は同じメニューでも味や形状が少しずつ違うから、日々、飽きずに食べることができる」と聞いたことがあります。作り手の体調、食べ手の好み、暑さ寒さ、その日の材料(例えば余っている人参を加えたり、牛肉を豚肉に変えたりなど)の違い、調味料の量(目分量や少々)、試しに買ってみた調味料など。

そのときに家にあるもので、「こうしたらおいしそう」で作ってみた「名もなき料理」もそのひとつかなと思います。(しかも、もう一度同じ料理を作ろうと思っても、記憶がおぼろげで再現できないことも多々)

お店の料理はそうはいかないですよね。この間食べたあの味、うわさになっているあの料理が食べたいという期待に応えなければいけない。毎日、毎回、同じクオリティー、同じ価格で(しかもお客さまに納得してもらえる料理を)作るというのはやはりプロだからこそ。

その視点で栗原はるみさんのキャロットケーキレシピを考えてみると、どのレシピも「子どもが好きなキャロットケーキ」を主軸に、こうしたら喜んでもらえそう、もっとヘルシーにしてみたいなど食べ手への想いで工夫されたものでした。また、はじめはお子さん、今はお孫さんに向けて作っているところも感慨深いです。

キャロットケーキはもともと、ホームメイドなものなので、家庭で工夫しながら作るのに向いているお菓子なのかもしれないなぁと…(ここは歴史的背景と変遷を語れるほど知らないので、まだぼんやりしています)。

もっと家庭のキャロットケーキを深めたいと思う、今日この頃。よい書籍や資料をご存じのかたがいらっしゃったら、ぜひ教えてください。






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