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オンでもオフでもアスリート


どうも、古賀シュウにハマりすぎて3選手(さんせんしゅ)をしゃんしぇんしゅとしか言えなくなってしまった金久保です。これぞ細かすぎて伝わらない。伝わらない。

まずは、今シーズン沢山のご支援ご声援本当にありがとうございました。皆様のおかげで、今シーズンも最後まで戦い抜くことができました。昨シーズン1勝49敗という、どんなサクセスストーリーにも登場しないであろう昨季の結果から、今シーズンは17勝35敗という結果となりました。HOME GAMEでは両日とも観客動員数が1000人を超える試合もあり、昨季と比べると飛躍的な結果とはなりました。が、チームとしてプレーオフ出場を目標として掲げていたので、悔しい想いの方が今は強いかなと感じています。

今季は声出し応援が解禁となったりと、徐々にコロナ前の状態に戻り始め、ブースターさんの声援や地域の方々の後押し、また、日に日に会場に足を運んでくれるお客さんが増えていること、メディア露出の増加も手にとるように実感することができました。金沢市総合体育館で開催された八王子ビートレインズさんとのGAME2は間違いなく、1017名のブースターの皆様の声援が、僕らの力となり勝利することができたと確信しています。その他にもまだまだ感謝の気持ちを伝えたいのですが、いくら書いても書き足りないのでまたの機会に。

さて今回は、思い立ったように思いついた、オフシーズンってなんだろう。
について完全な持論を垂れ流していこうかと思います。

もう一つのオフシーズンの在り方


おかげさまでプロ4シーズン目(特別指定期間含め)を終えることができ、4回目のオフシーズンを迎える運びとなりました。オフシーズンといえば、シーズンで酷使した身体を休ませる期間。と大体の方が思い浮かぶと思います。はい、その通りです。ですが、これはあくまで自分自身にのみ、フォーカスした場合のオフシーズンとは?の答えが身体を休ませる期間。になるだけで、別の視点で考えると、オフシーズンの存在意義は他の所にあるのかなと、最近になって考えるようになりました。

今、僕らがバスケットボールを職業としてお金を頂き、生活することができているのは、金沢武士団の株主様、スポンサーやパートナーになって下さっている企業様、チケットを購入して応援してくださるブースターの方々、そして地域の方々の支え、多くの人や企業様の物的金銭的支援があってはじめて、クラブが成り立ち、僕たち選手が生活することができています。

今、僕らがなに不自由なくバスケットボールの練習やトレーニングを行えているのは、体育館を優先的に使わせてくれている行政や地域の方々の理解、クラブをはじめフロントスタッフや現場スタッフの方々、たくさんの人の時間を頂き、練習やトレーニングをすることが出来ています。

何を伝えたいかと言うと、あまり良い言い方ではないかもしれませんが、僕らがバスケットをして生活できているのは、色々な人様に迷惑をかけて、多くの人のお金と時間を頂戴しているから。ここではあえて”迷惑をかける”という言葉を使わせていただきました。これは当たり前のことではありません。

そんな中、僕がオフシーズンの在り方について考えるようになった理由、そしてこのnoteを描こうと思ったきっかけになったのが通訳の小鉢さんでした。

能登島で無農薬野菜を作る小鉢さん

今シーズン、通訳をしてくれていた小鉢さん。本職は能登島で無農薬野菜を作っている農家さんです。当初武士団には通訳の方がおらず、無理を言って留学経験があり英語を話すことができた小鉢さんが通訳を引き受けてくださいました。書くまでもありませんが、農家の仕事をしながら通訳としてチームに帯同するというのは難しいものがありました。当然ながらチームはほぼ毎日練習があり、週末は試合や遠征が毎週のように行われます。必然的に畑の管理や、野菜の種まきや収穫にも手が回らなくなっていき、週末に行っていた野菜のマルシェにも行くことができなくなってしまいました。最終的には本職である農業をストップする形となってしまいました。
小鉢さんはそうは思っていないかもしれませんが、個人的には小鉢さんとその家族の時間と野菜を奪う形になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

力を貸して支援してくださる方々に僕らが出来ること


まず、このように多大なる支援に対して、僕らが返すことができるのものといえば、試合での勝利。オンシーズン、選手たちは頂いた支援に感謝して、一つでも多くの勝利を届けられるように全力を尽くしてファイトします。僕らが出来ることはこれしかありませんし、これが僕らの仕事。いやいや、社会貢献活動やイベントを通して地域を盛り上げることも立派な恩返しでしょ。と思ってくれる寛大な方もいらっしゃるかもしれませんが、プロクラブである以上、試合に勝つこと以上の恩返しは存在しないと個人的には考えています。けれど、これはあくまでオンシーズンに限定した話で、オフシーズンとなると話はまた別なのかなと考えています。オフシーズンに試合はないので。

では、オフシーズンは?

試合や練習もなくなり、まずはシーズンで酷使した身体や心を休める。リフレッシュする。これも僕らの大事な仕事。けれどそれと同等かそれ以上に、シーズンを通して支援して応援して支えてくれた企業様やブースターさん、地域の方々に、今度は僕らが力を貸す番で、その為の期間にもするべきなんじゃないかなと思う。もちろん、シーズンが終わると行政様やスポンサー様などに、シーズン報告と感謝の意を伝えに行くのですが、それだけでは感謝しきれません。30秒にも満たない僕のスピーチなんて、皆さんの支援に比べたら僕の左目下のホクロみたいなもの。

何もない日はどれどれ朝ゆっくり起きてコーヒー片手にネットフリックス。それもいいけどそうじゃなくて、実際に畑に行って草むしって土耕してみたり、試合に応援に来てくれた学校へクリニックに行ってみたり、スポンサー様とイベントを計画して実行してみたり、地域の方々と交流したりすることで、感謝の気持ちを伝える。これまた僕らの大事な仕事だと個人的には思う。もっともっと感謝の気持ちを伝えたいし、オフシーズンで僕らにしか出来ないことがたくさんあるんじゃないかなと。オンシーズンでしか返すことが出来ない勝利のように。

選手は、1シーズン戦うというのは、肉体的にも精神的にもタフな期間になるので、その分オフシーズンでしっかりと休むこと、リフレッシュすることが大切です。と同時に戦っているのは選手だけではなく、クラブ関係者はもちろん、協賛していただいている企業さんやブースターさん、地域の方々も一緒になって戦ってくれています。そういった方々へ、オンシーズン中に後押ししてもらった分、今度は僕らに後押しさせてほしい。


ということで、僕でよければ何か力になれることがあれば、可能な限り力になりたいなと思っています!この一言を言うのに2,699文字お付き合い頂きありがとうございました。些細なことでもなんでも構いません、ゴキブリ出たから退治しにきて以外なら対応できます。TwitterやInstagramのDMでもなんでもいいので連絡してください。可能な限り対応させてもらいたいと思います。

Ps.小鉢さんのKOBACHI FARMへお手伝いに来てくれる方大募集中です。
人手が足りなくて大変困っています。力を貸していただけると助かります。知り合いの方やお友達に拡散お願いします。

農家兼マラソンランナー
農家兼通訳

Instagram: KOBACHI FARM

さてさて畑行くか。

農家兼選手


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