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高速バスが好き 東京~松本編

「VRおじさんの初恋」の話を書きたいと思っているが、最終二話、まだ見ていない…。
取り敢えず、最近また高速バスに乗ったのでその話。


先日、長野県は松本に高速バスで行った。

コロナ以降、初めての松本。
それ以前は年に一回行っており、一度以外は特急あずさを利用していた。


今回の高速バス利用は、片道一人3300円の安さが主な理由。
往復で家族三人、あずさ指定席の場合と一万円以上の差がでる。

他には、特急あずさの揺れが酔いやすいこと。
新しい車両になる前もなった後も(→揺れが低減したらしいが実感はできなかった…)なかなか手ごわい相手だ。
 娘小さい頃、二回リバースしたし、わたしも気を緩めると酔う。それらに縁がない夫すら少々気持ち悪さを感じたこともあったらしい。

加えて私は高速バスの静けさ(人の動きがないし)が好きというのも理由だ。


春に行った会津若松への高速バス4時間が快適だった記憶が新しく、夫と娘にもプッシュしてバスに決定した。


乗り場は、中央道日野バス停。
多摩モノレール 甲州街道駅から歩いて10分弱だ。

前日に買った近所のパン屋さんの総菜パンを携え、途中のコンビニで飲み物を購入。

10時半のバスに乗るべく30分以上前にはバス停に準備万端で到着…。

したところ、バス停にひとが多い。

どうやら各方面行きの高速バスは遅れているようで、そういえば、と以前一度使ったこの路線の記憶を蘇らせる。

そうだ、ここは始発場所ではないし、前回もそこそこ待ったんだ…。



このところは高速バスも始発のバスタからの乗車&それほど混まない方面、日程が多かったので「バスの遅れ」に鈍感になっていた。

結局40分ほど遅れて乗るバスが来たので、我々はバス停で1時間以上待ったことになる。
土曜日の中央道が混まないわけないが、車を普段利用しないこともあり、意識の外にあった…。


しかし、乗ってしまえば車内は快適。
ほぼ満席だが、おしゃべりする人もなく静かでゆったりした時間が流れる。


そして、今回の車両はフットレストがあるではないか!
快適さ3割増しで、早速、靴を脱ぎリラックス。

足開放!


さて、今回はイヤホンを持ってきた私。
考えてみたら家以外でイヤホンするって初のこと…。

バスのFreeWi-Fiを繋げて、座席脇のコンセントから充電しつつ、YouTubeでインド映画「RRR」の動画や、歴代NHK大河ドラマのテーマ曲を聴きまくってみた。

わたしの大河ドラマ歴は短く、コロナ禍の「麒麟がくる」以降からなのだが、(「どうする家康」は早々に脱落…)、どのテーマ曲も緩急伴う展開や物語性があってそのドラマを見ていなくても聞きごたえがある。

初めて知った「 風と雲と虹と」(1976年 山本直純)は耳にしっかりと残り、ドラマを見ていないのに聞きながら見ている気分になれる「篤姫」(2008年)に目頭を熱くし、やっぱり「鎌倉殿の13人」(2022年)の疾走感に胸が躍るし、と一人盛り上がる車内。

その後のランチは、前日購入のハンバーガー(230円)とコロッケパン(160円)、デザート変わりのクランベリー入りマドレーヌ(140円)に午後の紅茶ミルクティーでBGMはショパンのピアノ曲集。

イロイロ快適すぎてよいわ~。

ちなみに両隣の娘と夫はこの時、寝ていた。

途中、双葉SAで15分程度の休憩がある。

右の当クレーン?と雲でロケット発射みたいにも…

車内にトイレもあるが、この休憩はありがたいし、美味しいものでもないかなとウロウロするのも高速バスの楽しみだ。


気分爽快!な景色

車窓の鮮やかな緑を眺めながら、晴天の松本バスターミナルには、出発時の遅れと同じく3-40分遅れの14時ごろ到着した。


その後行った開運堂のロボットが作るソフトクリームの話も、そのうち書きたいと思っている。


さて、翌日は打って変わっての肌寒い雨。
お昼12時すぎのバスで帰京だ。
松本バスターミナルのあるビルの地下のスーパーでおにぎりなどの昼ご飯を調達。

日曜日の真昼間。
乗客は前日よりは少なく、静かな車内。
雨の松本に別れを告げる。

青空が覗く諏訪湖付近。
諏訪湖はアニメ「君の名は」のクライマックスの舞台。

時間帯的にも、そこまで混まないだろうと思ったが、読みは外れて早々に前日以上の渋滞に…。


早めのバスにしてよかったと思いながら、引き続き大河ドラマのテーマ曲やらをたっぷりと聞きながら過ごし、双葉SAに到着。
今回、ちょっとした思い付きだったがイヤホンを持ってきて大正解!
おまえさんのおかげで、渋滞も充実だ。

その後はまずまず順調と思いきや、遅れにより運転手さんの連続運転制限にひっかかり、日野の直前、石川PAで再び30分程度休憩となる。


結果、一時間以上の遅れで中央道日野バス停に到着となった。

バス停への出入口。
ドアの向こうは雲の上か、海の上か?と想像したくなる「どこでもドア」風の自由さに萌える。



春に会津に行ったときは行きも帰りも、ほぼ定刻着だった。
千葉の館山に何度か行ったときも、気になるほどの遅れはなかった。

が、1時間以上遅れるとさすがに、この時間分が電車との差額なのだと思ったりする。

中央道を使う高速バスには、この部分を特に忘れるべからず、と自分に刻む。


そういえば、夫が先日神奈川に仕事で行った帰り、高速で事故渋滞に巻き込まれて、三時間近く車が止まったままになった。

みんなトイレとか大丈夫だったの?とつい聞く自分。


トイレ近めのわたしは、事故などで電車に数時間閉じ込められるという事態を耳にするたび、トイレに困った女性がいるはずだ、大丈夫だったのかと心配になる。



私自身、昔、乗車中になにかで電車が止まり、その直前くらいから膀胱を意識していたため、かなり焦ったことがある。
このまま1時間我慢ってのは無理…と気が気でなく、万一の時は、ビニール袋と車両のつなぎ目とかで??…とか考えて心拍が上がりまくり…。(結果的には15分程度の停車だったが)


そんなわけで、トイレのない交通機関に乗る前は膀胱チェックや水分コントロールをするように。

トイレがある上に、トイレ休憩まで用意された高速バスは、大変ありがたいと思う。


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