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娘に息継ぎを教えるの巻・2

特訓の場に赴く


コロナのない最後の夏休み、熱の入った?息継ぎ指導に、負けん気のかけらも見せなかった娘。
卒業、入学と時は流れ、コロナによる制限のない中二の夏のはじめに彼女は言った。

「決めた! 夏休みに練習して息継ぎができるようになる!」&「だから、お母さん教えて!」。

となった前回↓


正直、(今更面倒な…)とも思った私だが、そう言われれば力を貸さないわけにはいかない。

ため息を漏らしつつも、娘から頼られ、何かを教える機会+それに応える気力体力があるのも今のうちと思う。

ということで、この夏の第1ミッションは決まった。


ところで、娘が今更そんなことを言い出したのは、周りを見て焦ったことによる。(遅っ!)

水泳の授業は主に、25mのコースを間隔を置いて順番に泳いでいくというものらしいが、息継ぎの出来ない娘は当然、何度も足をつくわけで、周りを見るとそのような子はほとんどいなくて(だろうね)、ちょっと恥ずかしいと。


ほほう。

じゃあ、頑張ってもらいましょ。


さすがにレジャーっぽいプールでイラつく自分を晒すのは憚られるので、市営の室内温水プールに行くことにした。

自転車で自宅から20分弱のそこは、存在は知っていたが利用したことはない場所。
調べると夏休み期間中は、朝の7時からやっている。
朝なら空いているだろうし、一時間が体力的に限界だと思うので、午前全部をつぶす必要もなくなる。


ということで夏休み入ってすぐ、第一回目の講習会をする運びとなった。

行って見ると、プールの建物は、コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな外観(内側もだったが)だ。


新しいわけでもないが、しかし、古くもないそこは、わたしにとっては最新設備満載のプールだった。

洗車の機械みたいに上と左右からシャワーがでるゲート状のスペースがあるわ、サウナみたいな採暖室、休止中だがジャグジーまであるではないか!


と、いちいち、興奮気味なわたしだったが、いやいや、落ち着けと、購入10年以上を経て初めて使用となるレジャー用じゃない水着&SUPEEDOのスイムキャップで鬼コーチに変身。
(今はラッシュガードで体のラインも隠せるし、娘のスクール水着も短パン仕様。よい時代だわ)


学生アルバイト?の監視員にプール利用のルール(主にコースごとルール)の説明を受け、軽く準備体操をして、水中ウォーキングの高齢者の多いフリーのコースに入っていった。


まずは、その深さに驚く。
なにしろコロナ以前は、子供用の水深1mの流れるプール専門だったのだ。
全身が浸かるプールは久しぶりである。


はあ~気持ちいい~。



と、くつろいでもいられない。

レッスン開始だ。


続く


#エッセイ #娘 #プール #息継ぎできない #プールで練習
#鬼コーチ #子育て #夏休み #息継ぎを教える









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