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クリスチャン・ディオール展がすごい

「憧れ」が、なにかを思い出す


前日に思い立ち、東京都現代美術館の「クリスチャン・ディオール~夢のクチュリエ」 展に行ってきた。

ところでクチュリエってなんだろうと、今調べてみた。

クチュリエcouturier
ファッションでは、フランス語で男性の裁断師のことを指す。主にパリのオートクチュールの主任デザイナーの総称として用いることが多い。メゾンのデザイン責任者としてデザイン、裁断、縫製、営業宣伝活動に至るまで全てを統括する役割

FASHION PRESS 用語集より

なるほど。ブランドイメージの絶対的決定権がある人なのね。

美術館はご無沙汰で、2019年に国立新美術館にカルティエ展招待券で行ったのが最後だ。
図らずも縁のないハイブランド2連チャン

さて、調べると時間指定の予約チケットは、1月は全滅、2月もすでに半分以上埋まっている。
公式Twitterを見ると、平日の当日券も昼前後で売り切れているので、開館直後の10時3分には到着したが、当日券の列はすでに20人以上。
15分程度並んで、11~11:30入場のチケットを購入した。2000円也。

入場までの40分も、トイレ、ショップ、中庭をうろうろで過ごしいざ入場。
フラッシュNGだが、動画も写真もOKなので、皆さま、撮影に余念がない。
一時的に人が溜まるときもあるが、じっくり見ているうちに捌けていくのでストレスは少なかった。
コロナ渦で当たり前になった予約制の為せる業だが、わたしのような人のために、枚数限定でも当日券があると嬉しい。

中に入って驚いたのは、展示方法含めて、ディオールの作品を内包したインスタレーションになっていることだ。
どれも素晴らしかった。(後で写真も載せようと思うが、わたしのように詳しく知らずに見るのもよいかと)

ショーケース的なものに覆われることなく、手前にある作品には近づいて刺繍や生地の質感をつぶさに見ることができる。

素敵だな~と何度心で繰り返したことか。

服飾関係は詳しくないので語彙も乏しいが、ナチュラルでエレガント。
ウエストを絞りそこから傘のように広がるジャケットやふんわりとしたスカートは女性らしく、愛らしい。
体型その他、似合うかどうかは別として、着てみたいと思わせる魅力にあふれている。
そして、やはり生地がいい。

わたしは、おしゃれではないが、服を見るのは好きで、体型に合った服であることと、テキスタイル(生地)が重要だと密かに思っている。
同じ型紙でも、良いテキスタイルで作った服は、違う輝きを放つ。

解説の文章もまとまっていて、長過ぎない。
歴代主任デザイナーの名前は複数聞いたことがあったが、それがディオールの急死から始まったという事情を知ったり。

シャーリーズ・セロンにうっとりの歴代のCMなどの映像も見て、二時間半、堪能した。

最初から最後まで魅了されて、来て良かったと思った。

同時に、展示演出の鏡に映る自分を見ながら、痩せたいと思うのだった。(この俗っぽさ…)

※会期は5/28まで


以下、写真。

見に来ている人もオシャレな女性が多かったな。わたし浮いてたか?!
服で自分を演出できる人への憧れがよぎる。
プロジェクションマッピングが使われた目を見張る展示は音楽も壮大。
ドレスが宇宙を泳いでいくかのようだった。


仮縫い?の展示。生地に書かれた鉛筆?も残っていて、ワクワクした。
カラーごとに小物類も飾られた展示。ミニチュアのドレスが、かわいすぎる!!
美術館所蔵の絵画も演出として飾られている。
モデルさんが着ているところを見たいドレス!

ハイブランドを持たないわたしが、世の中のハイブランドの所有率ってどのくらいなんだろうと思いながら書いた記事↓


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