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ブロガーは「まとめ」でまとめてはいけない。

仕事柄、WEB上のブログコンテンツに日々目を通しているのですが、多くのブロガーは「まとめ」で損していると思う。

「まとめ」は記事の最後の見出しにありがち。数1000字の文章の最後に、決まってこんな文章を見かけないでしょうか。

【まとめ】

いかがでしたか?

今回は、ブロガーは「まとめ」でまとめてはいけないというテーマでまとめました。

少しでも気になる方は、こちらのリンクから詳しい情報をチェックしてみてくださいね!

内容うっす、、、と思いつつ、こんな「まとめ」は多い。この「まとめ」では、リンクから詳しい情報をチェックしてくれる人は僅かでしょう。

「まとめ」を魅力的にするには、例えば重要なメッセージを念押しで伝える、キャンペーン言及で切迫感を煽るとか、もしくはSNSでのシェアを促すとかもありです。…が、1番重要なのはそこじゃないです。

「まとめ」で最重要なのは、「まとめないこと」です。

1. プロはキレイにまとめない

突然ですが、好きな映画のラストシーンを1つ思い浮かべてみてください。

………どうでしょう、まとまっていましたか?

全ての伏線が回収されたでしょうか?いや〜な匂わせはなんて無く、スッキリと物語が終わったでしょうか?大概はそうではないはずです。

僕は「ボーダーライン」という麻薬戦争の映画が好きなんですが、この映画、終わり方はズルい。前回なんて死んだと思われた主人公が、実はラストシーンが生きてたことが判明して終わりました。なにそれ!?!?!?

思えば、映画にしろ、小説にしろ、テレビ番組にしろ、プロが作る作品はいつもまとまっていません。伏線が回収されなかったり、肝心の場面が省略されて描かれなかったり、続きは来週…みたいな感じで終わったり。ズルイ

でも、スッキリしない作品ほど印象に残るし、何なら次回作も欠かさずチェックしちゃうんですよね。

2. 人間はTo DOリストを空にしたい生き物

人間の脳は、未達成のTo DOを不快に感じます。みんなそうでしょう。仕事のTo DOリストを空っぽにして週末を迎えないと、休みを思い切り満喫することすらできません。僕らは本能的に、To DOをDoneにすべく動きます。

映画を見ていて、ラストで気になる情報が出てきたり、伏線が回収されなかったりすると、人はそれを不快に感じます。そして、不快感を解消するために、あらゆる行動を起こすわけです。

賢いクリエイター、賢いマーケターはこの手法を駆使して、常に未達成情報を残し続けます。物語がスッキリしないままで終わると、僕たちは次回作もチェックしちゃうし、スピンオフも見ちゃうし、「あの映画の終わり方、どう思った!?」と口コミだって拡散してくれちゃいます。

[補足]
こちらは心理学用語で「ツァイガルニク効果」や「クリフハンガー効果」と呼ばれるものです。『予想通りに不合理』等で詳しく学べます。

3. まとめで「to be continued」を作る。

まとめで本当にまとめちゃう、優等生は辞めにしましょう。キレイにまとまった文章は、実は何の印象にも残らない文章になりがちです。

ブログコンテンツで言うなら、「まとめ」と言っても、まだ終わりに至ってないことや他のやるべきことがあることに言及すると良いでしょう。「次が気になる状態」を作れれば、あなたを定期的にフォローしたり、広告に誘導できる確率が高まります。言わば、ブログを常にto be continuedにする必要があります。

…ということで、このnoteも「まとめ」に入ります。

4. まとめ

人間心理を学べば、人の行動をある程度コントロールできちゃいます。

今回紹介したのは、至る所で活用されているセールステクニックの一部でしかありません。今後もあまり世には出ない心理学の応用テクニックを、noteやTwitterを通して紹介してきます。

ちょっとしたテクニックですが、知ってるか、知ってないかで売上やフォロー数など、成果がガラリと変わります。興味のある方は見逃さないよう、テツヤマモト(@okapo192)をフォローしていただけると嬉しいです。

ネタバラシ
「一部」でしかない、今後も紹介:to be continuedの演出
フォローしておいて〜:未完解消への解決策を提示




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