留学無し&日本で働きながら、IELTS 6.5に達成した英語勉強法

2020年は英語学習の腕試しとして、IELTSの勉強を始めました。

試験結果からお伝えしておくと、初受験ではOverall 6.0、12月の2度目の受験ではOverall 6.5を獲得できました。

noteのタイトル通り、この期間は留学していたわけでもないし、フルタイムで会社員しながらスコアを伸ばしました。僕自身は、帰国子女とかでもなくて、社会人になって必要に駆られて、英語学習を本格的に始めた勢です。

今回は、僕が社会人として働きながらどのように英語を勉強してきたか、どう勉強プランを組んだか、さらにどう勉強を継続したかをまとめます。IELTS 6.5は、海外移住や海外大学院留学に向けて、多くの方が目指している水準かなと思うので、参考にしていただけると幸いです。

1. 僕の英語学習歴

改めまして、テツヤマモト(@okapo192)と言います。今は国内IT企業でマーケティングの仕事してます。同僚が外国人だらけで、仕事中は日本語と英語を半分ずつくらい使っている形です。

IELTSは2020年6月に初受験、同年12月に2度目の受験をしました。

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1度目は、ほぼ対策をせずに臨んで、L 6.0/R 6.5/W 5.0/S 6.5という結果に。6.0は自慢できる数字じゃないし、ライティングの点数はひどい。2度目は、1・2ヶ月前から対策をして受験。L 6.5(+0.5)/R 7.5(+1.0)/W 6.0(+1.0)/S 6.5(±0)でOverall 6.5と、大幅にスコアをあげられました。

ちなみに、僕が直近に受けたTOEICは910、VERSANTは53点というスコアでした。IELTSと他の英語テストの比較は単純にはできないのですが、難易度の参考までに。

では、IELTSの2度目の受験までに、どんな勉強をして点数を引き伸ばしたかを紹介しきます。

2. 学習プランニング

いきなり公式問題集を買って問題を解き始める…という前に、学習プランニングをしましょう。自分の課題や伸ばせるポイントを理解しておかないと、効率がとても悪いです。…というか個人的には、学習プランニングの時点で、英語学習の成果は9割決まると思ってます。

具体的には、以下の要素をしっかり固めておきます。

a. 目標スコアとその内訳は?
b. 必要な学習時間は?その内訳は?
c. 必要な学習時間をどう捻出する?いつどこで勉強する?
d. 必要な教材、学習方法は?

a. 目標スコアとその内訳は?

僕の目標スコアは、Overall 7.0でした。内訳として、L 6.5(+0.5)/R 7.5(+1.0)/W 6.0(+1.0)/S 7.0(±0.5)を狙ってました。※結果、Sが上がらなかった…。

目標スコアから逆算して、4技能をどのくらい上げる必要があるか、スコアアップのポテンシャルがあるのはどれか?を見極めていくのがポイントです。僕の場合、リーディングとライティングが少しの勉強で、大幅に上げられる感触を抱いていました。

ちなみにOverall 7.0が欲しかった理由は、所属してる会社のTOEIC受験義務の免除される水準だからです笑。あとは7.0あれば、海外就職や海外移住が一気にリアルになってくるかなとイメージはしていました。

b. 必要な学習時間は?その内訳は?

目標スコアが決まったら、各技能ごとに、どれくらいの学習時間が必要なのかをざっくりと見積もっていきます。

僕の場合、リスニングとリーディングは公式問題集を2冊くらいは解きたかったので各25時間。ライティングは基礎から学んで、添削も受けなきゃダメそうだったので30時間。スピーキングは、IELTS対策以前から取り組んでいるシャドーイングや瞬間英作文、オンライン英会話を引き続き30時間。加えて、IELTS向けの英単語の暗記に10時間ほど…。

以上、合計120時間は勉強しないとダメだな…と見積もりました。

c. 必要な学習時間をどう捻出する?いつどこで勉強する?

社会人として働きながら勉強するために、1番重要なポイントはここです。120時間の勉強時間を確保するためにどうするか。

まず、120時間というと、1日2時間の勉強を2ヶ月継続すれば達成できるレベルです。…なので、12月の受験に向けて、10月からコツコツと勉強をすることにしました。その時間を確保するために、noteやTwitterをいじったり、人と遊んだり、読書をする時間を削りました涙。必要な犠牲ですね。

また、勉強を「実行」するために、"何時に"、"どこで"、勉強するのかも決めておくと良いです。僕の場合、仕事終わりにスタバに寄って、20:00から22:00の閉店時間まで、2時間ほど勉強して家に帰ると決めていました。もちろん、残業せずに会社を出て、ルーティーンを保つことが必須です。

d. 必要な教材、学習方法は?

必要教材として、僕が揃えたのは3点です。

まずリスニングとリーディングは、基本的に問題に慣れる&解くのみだと考えていたので、公式問題集を購入してひたすら解きました。日本語のものもありますが、基本的にCambridge Englishのものがオススメです。

他に、IELTS独特の単語に対応するために、専門の単語集も買いました。こちらは日本語の単語集で良いかなと思います。僕も長らく愛用してボロボロになってきました。

最後に、ライティングやスピーキング。こちらはPlus One Pointさんという、IELTSの専門クラスを受講して学びました。

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IELTSのライティングとスピーキングは、英語を普通に勉強してるだけではスコアアップが狙えません。添削してもらって改善点を把握するのが重要です。独学は効率が悪いと思うので、迷わず投資して良いポイントかなと思います。Plus One Pointの代表のhibikiさんが積極的にTwitterで発信しているので、雰囲気や学べる内容が見えてくるはずです。

3. 学習の継続

2の学習プランニングの時点で、自分の学習カリキュラムと教材、さらには勉強時間も確保されているはずなので、あとは毎日の学習を機械のごとく「実行」していくのみです。

モチベーション継続のコツとして、毎日の学習記録をつけることを僕はお勧めします。僕はスプレッドシートで分単位で学習メモをつけているんですが、地味にこれが楽しくて1年以上英語学習を続けられてます。

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この辺りは英語学習コーチングのプログリットに通いつめて、クセになった部分です。毎日記録しているだけでも、あー今日はたくさん勉強したな!と心地よい達成感をくれるんですよね。

4. 受験当日の注意

学習プランニングに乗っ取って、しっかり学習を実行できたら、スコアが上がらないわけありません(上がらないなら学習プランニングのミスです)。

ただIELTSには2つの罠があるんです…。僕の次回に向けての反省です。

①IELTSは9:00開始

IELTSはとても朝が早いのは盲点でした。テストは09:00開始で、受付が08:00〜08:40です。自宅から会場までの距離にもよりますが、当日はかなり早起きしなくてはいけなくなります。

僕は当日07:00起きだったのですが、普段夜が遅いので良く眠れず、若干寝不足気味で試験に臨んでしまいました…。試験1週間くらい前から、生活リズムを朝型に整えておきましょう汗

②3時間以上休憩なし

IELTSの筆記試験は、ライティング→リーディング→リスニングと、休憩なしでぶっ通し3時間半(09:00〜12:30)の試験が行われます。

前述の通り、寝不足でコーヒーをがぶ飲みしていた僕は、リーディング時点でトイレを我慢できず、3分ほど会場から退出しました。幸い、途中退出は可能だったのですが、その3分でもう少しスコアアップできたのではないかと思ったり…。寝不足&コーヒーがぶ飲みには要注意です。

5. IELTS 6.5を取ってみた所感と、次の目標

最後に、IELTS 6.5を取ってみた感想をシェア。ここ最近になって、同僚との英語でのビジネスコミュニケーションにおいて、困ることはほとんど無くなってきました。

IELTS 6.5は「英語を使って問題なく仕事ができる」という、最低限の水準なのかなと感じました。端的にいうと、世界が変わってきました。

ぼくは今現在も、次の目標「IELTS 7.0」に向けて、月50時間くらい毎日勉強してます。最近はMBA留学にも興味を持ち始めているので、次回の受験ではAcademicのモジュールで7.0の突破を目指したいなと思ってます。

何かIELTS受験や英語勉強方法に関して質問等がありましたら、コメントいただければ返信します。「スキ」がもらえると、今後のnote更新と英語勉強自体のモチベーション保てるのでよろしくおねしゃす!引き続き、英語学習方法や英語を活かしたキャリアに関して書いていきます。

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