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ボードゲームUNOZEROの公式戦ができるまで

 私はUNOZEROというアブストラクトゲームを製作しました。アブストラクトゲームとはチェス、将棋、囲碁、オセロのような偶然が関与せず、ゲーム内の全ての情報が公開され、ルールが明解で解釈の余地がないゲームを指します。下記がイメージ動画(32秒)とUNOZEROの全てがわかる記事です。2024春ゲームマーケットに4/28(日)のみ試遊ありで参加させて頂きます。

 既に公式戦ルールを定めており、ルールを決めて以降、ずっと公式戦の開催について検討し続けています。

 しかし、公式戦の実行は過去一と思えるほど難易度が高いです…。難易度が高くなる2つのシンプルな要因があります。
 ・参加者が集まらない
  現時点では参加者を集める自信が全くなく、皆に、もう少し売れてから考えれば良いのではないかと言われます…。しかし、私の仮説ですが、アブストラクトゲームというゲームメカニクスの性質上、公式戦が存在していることがそのままボードゲームの付加価値となります。アブストラクトゲームの好きな方は勝ち方を研究し、より強いプレイヤーに勝ちたいと思っている方が多いと思っています。参加者が私だけだったとしても、とにかく毎年定期的に開催することに意義があると考えています。
 ・参加者が増えるとワンオペのキャパを越える
  公式戦当日については私単独でのワンオペを考えています。シミュレーションの結果、参加者は8人までのトーナメントで全7試合が限界と思われます。毎年定期的に開催していくためにはコストをかけて徐々にキャパを増やしていく必要がありますが、費用対効果等も考えていかねばなりません。しかし、私の仮説が正しければ、公式戦が無くなればボードゲームの付加価値が落ちることとなるため、公式戦を途中でやめるという選択は悪手となります。参加者が少ないうちから、増えていっても継続性を担保できる適切な公式戦の形態を模索しておく必要があります。
 当初は参加者が集まらないことが問題となり、仮にうまくいき始めて参加者が集まり始めると今度は会場やオペレーションといった別の問題が生じることが想定されます。更に公式戦実行のためのコストが嵩むからといって途中でやめるのはゲームそのものの付加価値を下げてしまう悪手と考えられるため、公式戦を開始することの判断を難しくします。
 UNOZEROの付加価値を高めるために、参加者が私1人であったとしても年内に公式戦を実行しようと思います。一方、しっかり方針を定めておかないと毎年定期的に開催することが難しくなってしまうと思いますので、同時並行的にUNOZEROの適切な公式戦形態を模索していきたいと思います。検討のプロセスを記事にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 

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