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2021年、形には残らないけど課金してよかったもの(スキルや学び)

在宅生活一年目の去年は、とにかく家で快適に過ごすための買い物が多かったけど、今年は形に残らない、学びやスキルを身に着けるための投資に一番課金した年でした。

●オンライン料理教室

一番はこれ。オンライン料理教室。

これがなかったら食生活はめちゃくちゃで今年の健康診断も引っかかってただろうし、心身が快調でないためにあらゆることがうまく回っていなかっただろうと思います。ずっと料理する気力がわかなくて。

ところがレッスンを予約してしまえば参加せざるを得ないので、強制的にキッチンに立つことになりました。ジムに入会するみたいな感覚かも。

というわけでいろいろ受けたのですが、特に週末作り置き系のレッスンが画期的でした。受講して数日分作り置きしておけば平日はあまり料理しないで済むのでお勧め。しかも材料も指定されたものを買っておけばいいし、レシピを検索する時間も省けるし、何より先生があらかじめ効率的な手順を考えつくしてくれているから、自分で作るよりずっと短時間で済みます。しかもかなり手軽に受けられる値段(1000円〜)なのも嬉しい。

プロの料理人が教えてくれる本格的なレッスンなんかもあったりして、そういうのも時々受けると料理の腕が上がってるのを実感できます。

●オンラインパンづくり講座

これもオンライン料理教室の一環だけど、パン作りを習い始めました。思ってたよりもずっと簡単!楽しい!

焼きたてのパンはもちろんおいしいし、何よりもパンを作る、という行為自体がワクワクします。自分でいろんなパンが作れちゃうってすごい。小麦粉とイーストと水と砂糖と塩があればごちそうが作れちゃうってすごい。魔法か。カジュアルにパンを焼く生活ってなんだかヨーロッパのご家庭(想像)みたい。小麦粉やイーストを求めて、富澤商店に入り浸りがちになりました。

丁寧なせいかつとは程遠い毎日を送っている自分だけど、なんかちょっとだけ生活を大事にできている気がします。

ちょっとした手土産が必要なときにもとっても役立ちます。

●魚さばき教室

魚をさばくのも習いました。こちらはオンラインと対面、どっちも受講。これも私の世界をうーーーんと広げてくれたと思います。魚がさばける自分、っていうだけでもちょっと自信がつきましした。

魚を捌けるようになって、スーパーでいつも素通りしていた、切り身になっていないお魚が急に守備範囲になりました。街のお魚屋さんとか築地に行ってみたり、そういうのも楽しいし、アメ横の吉池が聖地になりました。

自分で捌けばカマとかアラとか、ハラスとか氷頭(鮭とかの頭の中のゼリーみたいな部分)とか、ふだんスーパーではなかなかお目にかかれない部位も手に入ります。


お魚屋さんとか鮮魚担当がいるスーパーで買う時は、お願いすればあらかじめウロコと内臓を取ってもらえるので、意外とキッチンもそんなに汚れません。

新鮮なお魚を送ってくれるオンライン講座とかもあります。


●オンライン英会話

これは在宅勤務始まる前にもやってたことがあるんだけど、在宅で人と全く話さない生活が続いて頭がおかしくなりそうだったのでまたはじめてみました。これが覿面。早朝に受けているのですが、朝早起きする動機付けにもなっています。明るくて楽しい先生と朝イチにお話しすると社会的スイッチが入って能動的になるし、一日朗らかで過ごせる気がします。

いろんなバックグラウンドを持つ先生がいるので、最近はプログラミングやデッサンのことなど、知りたいことがある時にその分野に詳しそうな先生を選んだりも。

受けっぱなしになっちゃってるからスピーキングはあんまり向上してないけど、それでもリスニングにはかなり効いています。

●NHKラジオ外国語講座のaudible

NHKラジオ語学講座の音声はずいぶん前からダウンロードに対応してたんだけど、いつのまにかaudible版も出ていました。

毎日ウォーキングしている時に、中国語やロシア語の講座を聴いています。聴くどころか、マスクで口が隠れているのをいいことに、スキットをぶつぶつシャドーイングしたりして。

ちなみにaudible会員になっても聴き放題になるわけじゃなくて毎月一冊無料になるだけなので注意!ラジオ講座は単品で買った方がいいです。

●東京外語大学のオープンアカデミー

この話をしようとするとどうしても興奮気味になってしまうのですが、東京外語大学の先生たち(本屋で売ってるようなテキストの著者だったりもする)から直々に!外国語を!習えて!しかも12回で20000円っていう料金設定(大人数クラスだからっていうのもあるけど、一回2000円しないってすごい)!!!

しかも!アフリカーンス語とかサーミ語とか!!!学べる言語のラインナップが豊富すぎるし素晴らしすぎる。ちょっと前までは日本語のテキストの入手も叶わなかったような言語を自宅にいながら学べるって、語学好きなら心がわなないて仕方がないはず…!!!

独学で勉強していたけどどうにもままならなかったロシア語を受講したのですが、オンラインとはいえリアルタイムで先生に教えてもらうのは効率が良いです。発音の勘違いが発覚したりして。しかもお金払って受講することで強制的に90分間は勉強するし、授業中あてられるプレッシャーで予習復習もばっちり。

リアルの教室と違って他の生徒さんたちとの交流はないんだけど、たぶん最年長(60~70代くらい?)の人が一番音読が上手かったりして、モチベーションをもらっています。

募集のタイミングなどはTwitterでお知らせしてくれるので、フォローしておくといいかも。
https://twitter.com/tufsoa


●カリグラフィー

ずっとやってみたかったカリグラフィーを始めました。最初はフェリシモの通信講座で。6か月縛りなので途中で飽きたらどうしようかなって思ってたんだけど、なんとか完走できました。

そのあとオンラインで単発のレッスンを受けたり、今はカルチャーセンターみたいなところで対面でレッスンを受けています。人数が多いクラスだからいつも手取り足取りとはいかないけど、フィードバックをもらえるとやっぱり上達する!

カリグラフィーはデザインで文字組みする時にも絶対役立つし、欧文書体を深く理解することができます(まだ理解しつつある段階だけど)。プライベートでも誕生日カード書いたりするのに役立ってます。いつかイラスト作品にも使いたいなあ~。

●ちょっと高い絵の教本

あ、これ形に残るものだな。今年は絵の練習をかなり頑張ったのですが、数千円する本でもよさそうなものは思い切っていろいろ買いました。

Youtubeとかネット上で無料で手に入る情報もあるけど、お金払って本買った方が余計なストレス(広告とか)もないし、元取らなきゃっていう気持ちになっていいです。

これなんか7000円とかするけど、もうペイできた気がする。


以上です。

ずっと料理が苦手だと思っていた自分が毎週新しいレシピを獲得し、パンを焼き、魚をさばき、餃子を皮からつくり、包丁を数種類使い分けるようになってるなんて、一年前には想像もできなかったです。絵もすごく上達したし、ロシア語も英語も上達しました。

料理とか語学とかは特に、若いころにもっと投資しておけばよかったなーって思うけど、それでもやっぱりできないことができるようになるのはいくつになっても楽しいです。

…そんなこと言いながら、形に残るものもまあまあ買いました。こちらで紹介しています。ザリガニは記事と関係ないです。




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