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「無料」は自粛中の敵か?

読者のみなさま、自粛生活お疲れ様です。日ごろから情報過多だなぁ、とは思っていたところで、さらにこの自粛生活になってより強く実感したこと。それは、「過情報」といったところか。この自粛生活を応援しようと、いろいろな企業がキャンペーンをしたり、コンテンツなどを無料開放している。

学校のリンクや普段何気なくみているメールマガジンなどで、「自粛生活を応援!5月末まで無料開放!」となっている育児、教育関連のコンテンツがたくさん、本当にたくさんある。学習サイト、本のサイト、動画サイト、さまざま。企業だけでなく省庁もなども子供たちのためにと、無料のサイトをいろいろと解放、紹介してくれている。

そして、今の私は「無料期間中に見ないと!」「あ、この学研の本、今なら無料で見られる!」「この動画、子供がすきそう!みせなきゃ」などと、「無料」の強迫観念にとらわれている。普段であればそういう情報には気を付けているから悩むことは、ない。しかし、「こどものためになること」となるとこうも変わるのか、と自分でも驚きを隠せない。「無料」サイトの海を漂っているだけで、相当の時間をつぶしている。

企業や省庁がおすすめしてくれるこれらの「おトク」情報は「情報の押し売り」なのか。いや、それは違う。自分自身が、親の立場の自分が、情報をより分ける、選別する力が必要なのである。今の私、子供に何が必要なのか。的確に、しかも素早くより分ける力。

「無料のサイト」を活用し学習に役立てることはおおいに結構、よいことでしょう。しかし、「無料」の中にあるものと、「無料」の先にあること(たとえば、無料期間が終わったら自分が登録したアカウントは真っ先に「有料」のターゲットになる)とか、いろいろ思いをはせながら「無料」を活用したいと思った今日このごろであった。

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