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何か「裏」があるんじゃないかなぁ...。

 元・総理のM会長の発言が ”炎上” している。現役の頃から ”失言癖” があって筆者も好きになれなかったので「またか」とも思うが、仮にも一国の首相までやった人。何か「裏」があるんじゃないかなぁ...

 そもそも火がついたのが海外メディアの報道。日本以上に欧米の報道には何か「意図」があるケースがほとんど。ではその ”狙い” は何か。

 ずばり「キャンセル料」を巡る攻防だろう。

 一部のSNSやメディアでも書いているが、IOCJOC「オリンピック中止」はある程度覚悟していて、あとはどちらが言い出すかのせめぎ合い「言い出しっぺ」がコストを負担することになるため、ここは我慢比べだ。

 ①「黒船」に弱い

 ②感情的になりやすい

 ③「お金」に疎い

  ”向こう” はこの「日本人の3大弱点」を見事に突いてきている。これらはマーケットや投資でも排除すべき要素であり、日本人が最も苦手としているところ。こういうドロドロした「裏」のやり取りには、もちろんM会長も関わっているが表立って言えない。そういうイライラも垣間見える:

 「こいつら、人の苦労も知らないくせに」

 「みんなで仲良くやろうや」的な ”昭和方式” は欧米のビジネスマンには通じない「日本人(特に昭和世代)にはニコニコして握手してればいい」と高を括られているのだろう。M会長のオリンピックをやりたい、という「名誉欲」も上手く利用されている節がある。

  ”向こう” の交渉のコアは③「お金」>「名誉」日本国内から「オリンピック中止」の声が湧き上がるのを待っているのだ。だから日本としてはスパッと "M会長辞任" が政治的には正解「名誉」など一銭にもならない。

 83歳といえば筆者の母と同じ典型的「昭和世代」「お金のマニュアル」シリーズでも書いたが、「お金」や「海外」のことを説明しようと思ってもなかなか受け入れられない。元・大阪市長の橋本氏もテレビでコメントしていたが、人間70歳、80歳にもなると考えが変えられない。生物学的に言っても脳の萎縮が進んで来るので新しいことが入らない(実感。56歳。笑)。

  ”失言癖” のあるM会長ばかりこぞって叩くのは、実は ”向こう” の思う壺。ここは一旦腰を落ち着けて「FACT」を客観的に見つめ直すのが大事だ。海外リーク元が政権与党幹部で国内の勢力争いも一枚絡んでいるようだし、ぜひメディアや記者には一歩突っ込んだ取材をして「裏」の「FACT」を暴き出してほしい。結構ヒット率を稼げると思うのだが。

 イギリスの銀行の東京支店に勤めて22年。自分の勤める会社の利益にはなるものの、反対側で多くの日本人が ”搾取” されるのを見てきた者としては何とも歯痒い。おじいちゃん、おばあちゃんが対応できるほど世界は甘くないし、変化のスピードも速い「世代交代」はそういう意味でも重要で、過去の実績や能力、人脈ばかりに囚われるべきではない

 何でもマーケットと結びつけるのは ”職業病” (苦笑)だが、今回の「オリンピック中止騒ぎ」を見るだに、やはり「リスク」「お金」など日本人にはもっと「市場感覚」が必要だと痛感した。

 「コロナ危機」を経て「選挙に行かなきゃ」と思い始めている人が増えているのは良い傾向。そう、未来は「自分」で変えることが出来る。誰かに文句を言ってるうちは何も変わらない。今までもリーマンショック東北大震災等何度もチャンスはあったが変われなかった日本。 ”今度こそは!” 

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