米国債「プレミアム」(=上乗せ金利)の復活と「円安」が迫る「YCC廃止」→「利上げ」。
「損切丸」のようなオールドタイマーなら知っているはずだが、当時FRB議長だったグリーンスパン氏が2005年2月の議会証言で残した名言である。2004年央から+0.25%×10回も「利上げ」、@1.0%→@3.5%を繰り返したが、「利上げ」直前に@4.8%台まで上昇していた10年物米国債利回りが、10月には@4.1%台まで下落。欧州の長期金利も歴史的な低水準になった。
筆者には1つ思い当たる節がある。
2003年9月頃からイラク情勢などの影響でファンドが急激な円高を仕