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自分の体を信じる。

具合が悪くなったときは自分の体を信じるようにしている。

具合が悪くなる原因の半分以上は「気の持ちよう」で、負の連鎖にはまるとなかなか出てこられない。中学生の頃はいわゆるパニック障害を頻発させていたので気の歯車の逆回転には昔から怖さを感じる。

でもそのループから救ってくれたのも自分の体だった。

「具合が悪い」「怖い」「どうなるのか不安」と思うのは自分の脳であって体ではない。体は生物として粛々と機能していて、自分の意識とは切り離されている。その証拠に、たとえばパニック障害の途中で切り傷ができたとしても脳の「怖い」とは別ルートで体は血液を傷口に集め、血小板やら何やらで傷をふさいで治そうとする。脳が「死にたい」と思っても同じで、仮に飛び降りて骨折してもその骨をつなごうとして体は全力で傷を癒しにかかる。

昔ある番組で見た「ずっと眠ったことがない人」のミニドキュメンタリーもそうだった。本人は「全然眠ったことがないし、眠れない」というけれど、脳波を調べてみると本人が起きているつもりの時間でも体は勝手に休んでいて、眠りと同じような休息を取っていた。

脳が勝手に「死にたい」と思っても「眠れない」と思っても、体は本能から生きるための最善策を探ってくれる。じゃあそこに任せればいい。無理に意識しなくてもどうにかなるんじゃないか。そう思えるようになったらパニック障害の回数が減った。

今も、痛みを感じたり具合が悪くなったら体を信じる。痛みがあるのは「ここが悪い」という信号だし、信号が出ているならたぶん体が治しにかかるはず。意識ではコントロールできない生物的な機能か何かで、最低限うまく生きられるように作用してくれるに違いない。

そのときに眠かったら寝る。あまりに痛すぎたら痛み止めを飲む。まあたぶん、それでどうにかなる。実際に乗り切ってきた。これからも変わらないと思う。



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