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デザインの壁を超えて!Design Dontaku vol.2 イベントレポート

10月26日に、弊社マネーフォワードと株式会社ヌーラボ主催で、Design Dontaku(デザインドンタク)第2回目を開催しました!
この記事では、マネーフォワードのプロダクトデザイナーである岡村から、運営目線でDesign Dontaku vol.2 イベントの様子をお送りいたします!


Design Dontaku(デザドン)ってどんなイベント?

Design Dontaku(以後、デザドン)は、福岡デザイナー業界を盛り上げるべくスタートした、地方密着型のデザイナーイベントです。
私は福岡在住なのですが、オフラインのデザインイベントになると、関東や関西での開催が多く、なかなか参加できなくて寂しい思いをしていました🥺

福岡にはたくさんのデザイナーが働いています。また、デザインに関心があるエンジニアや経営者も多く、「もっとデザインについて知りたい/語りたい」というニーズをひしひしと感じていました。
デザインノウハウを、ワイワイお祭りみたいに語り合って、福岡のデザイン界隈を盛り上げたい!そんな思いからスタートしたイベントです。

前回は、おかげさまで大好評でした!第1回を企画・主導した弊社の穂満の記事も、ぜひ読んでみてください🌱

「ぜひ、2回目も開催して欲しい」「自分たちもLT枠で参加したい」そんな熱いお声に後押しされ、第2回目を開催する運びになりました。

会場の様子を一部お届け!

今回のドンタクはfgnさんのイベントスペースをお借りしました!

fgnさんは、スタートアップ企業を支援する目的で設立された、官民共同型のワークスペース施設です。廃校となった旧大名小学校の跡地をリノベーションした、とてもおしゃれな施設です。

設営準備をするデザドン運営メンバー

会場は、美味しい軽食やドリンクを片手に交流を楽しめる、ワイワイ楽しげな雰囲気でした!

会場では美味しいサンドウィッチと飲み物が配られました

デザドン2のテーマは"エンジニアとの共創”

デザドンは現場デザイナーによる、LTと座談会の2部構成です。

今回のテーマは”エンジニアとの共創”
エンジニアに限らず、異なる職種間では、それぞれ異なる知識や考え方、価値観を持つことがあります。しかし、優れたサービスや製品を作り上げるには、職種や価値観の違いを乗り越えて協力することが大切です。この協力関係をどう実現するかが、このイベントの中で一貫したテーマでした。

今回の司会は、株式会社マネーフォワードの古長と株式会社ゆめみの栄前田さん!直前で司会任命されたそうですが、それを感じさせない息の合った司会でした。

デザドン2のLT登壇には、福岡でデザイナーが活躍している4社が手を挙げてくださいました!各社のLTの様子を紹介します。

1社目 YAMAPらしい共創文化(樋爪 大輔さん/株式会社ヤマップ)

株式会社ヤマップとは、国内シェアNo.1の登山アプリ「YAMAP」を中心に、登山・アウトドアに関する事業を展開している企業です。
樋爪さんのスライドは細部まで凝っていて、最初に投影したときに「おぉ〜」と会場から感嘆の声が!

コミュニケーションのマインドを育成するための施策として、株式会社やマップの「社内登山制度」をご紹介いただきました。

エンジニアとデザイナーのコミュニケーションを円滑に行うためには、最も根本的かつ大切な要素がマインドです。同じマインドをもった強い開発チームを育成するために、業務時間内に全社員が参加できる登山制度を、創業時から導入しているそうです。
開発チーム自ら登山を体験することで、職種を超えた仲間としての繋がりができ、山やユーザーへの思いをリアルに感じられる、とのことでした。

「人々に自然体験を通して幸せになってもらいたい」というYAMAPさんの思いを、社員に還元しているのが素敵!と思いました。

2社目 チームの目線を合わせる「言葉」の話 (伊東 千尋/株式会社ヌーラボ)

今回、マネーフォワードと一緒にイベントを作り上げてくださった、株式会社ヌーラボのLTです。株式会社ヌーラボは、プロジェクト管理ツールBacklogをはじめとして、チーム内のコラボレーションを促進させるプロダクトを開発しています。

伊東さんは業界内でも珍しいUXライターという職種。
UXライティング、という領域自体、初めて知った方ももしかしたら居たかもしれません。

UIデザイナーである私にとって、毎回ライティングは悩みます。。。限られたスペースで、機能をわかりやすく、そして情緒に訴えるようなメッセージを伝えることは、非常に難易度が高いんですね。

UXライターのレンズを通して、言葉を紡ぐ過程を紹介いただきました。LTのスライドはXで公開されています!

デザイナーのみならず、言葉を扱うビジネスパーソン全てに役立つ内容になっていますので、ぜひ読んでみてくださいね!

3社目 エンジニアとの円滑なコミュニケーションを図るコツ(岡村佳奈・町田翔/株式会社マネーフォワード)

株式会社マネーフォワードは、オープンかつ公正な「お金のプラットフォーム」を提供すべく、家庭用家計簿アプリやバックオフィス向けSaaSの開発を行っています。
私たちマネーフォワードからは、後輩のマッチこと町田翔と、わたくし、岡村佳奈ことおかむコンビでお送りしました!

私からは、担当プロダクトのデザインシステムの事例をもとに、いかにエンジニアの目線合わせが重要かというお話をしました。
エンジニアとデザイナーは、「デザインする人」「実装する人」とタスクで分割されてしまうことがあります。その状態で進行すると、なにか壁にぶつかった時、認識合わせが難しいんですね。

早い段階で目線合わせを行うことで、活発な議論を促進させ、難しいプロジェクトでもチームで乗り越えられるんだ、ということを伝えたかったLTでした。

マッチは、エンジニアやPdMとの情報共有で工夫した、データの作り方Tipsについて紹介しました。
マッチは、いつもはシャイなシティボーイなのですが、仕事では日々工夫しながら、Figmaや資料をとてもきれいに整理しています。

そんなマッチのLTは、デザイナーが実務ですぐ使える内容が多く、スライドを投影するたびに、会場からはスライド撮影の嵐!
普段の工夫を、惜しみなく紹介したLTでした。

4社目 チームを超えてわいわいつくってみた話 岩崎 桃子(株式会社ゆめみ)

最後は、株式会社ゆめみの新卒サービスデザイナーである、岩崎桃子さんのLTでした。
株式会社ゆめみは、アイディアや技術をもって「夢」を実現すべく、法人向けのデジタルメディア・Webサービス等の立ち上げと成長の支援事業を行っている会社です。

社内向けサービスのデザインレビューで、エンジニアとデザイナーが職種を超えて仲間意識を持つことができた事例を紹介いただきました。

岩崎さんがデザインレビューした社内向けサービスの開発体制には、エンジニアしかおらず、たまたま仲良くなった同期から依頼を受けて、課題点や改善案をまとめたレポートを作成したそうです。
ご本人曰く、「かなり率直なデザインレビューだったので、シンプルに嫌がられるのでは」と心配していたそうですが、エンジニアの方がGood&Moreを姿勢で受け入れてくれたそうです。

「私にとって、エンジニアは鬼ヶ島にいる鬼と思っていたけど、本当は仲間だったことに気付けてよかった」という話をした時には、会場はドッと盛り上がりました。

エンジニアとデザイナーが率直に信頼関係を持って話し合える、株式会社ゆめみの社風が感じられる発表でした。今回が初登壇ということでしたが、とても素敵なLTでした!

熱烈!激論!ぶっちゃけ座談会!

パネルディスカッションでは、LTに登壇した4社に加えて、カード型チャットツールを開発しているpostalk株式会社を相談者として、全5社6名で行われました。

デザインマネージャーからUXエンジニア、スタートアップの経営者と職種も違うメンバーによる激論でした。

川野 洋平(postalk株式会社)
古長 克彦(株式会社マネーフォワード)
穂満 由起子(株式会社マネーフォワード)
栄前田 勝太郎(株式会社ゆめみ)
樋爪大輔(株式会社ヤマップ)
Joonas Samposalo(株式会社ヌーラボ)

まず最初の問いかけは「一人目デザイナーを入れるのは、どんなタイミングなのか?」

スタートアップにとって、プロダクトの品質は事業の要ですが、少人数で作っていく必要がある。
表層を作るだけではなくて、出来れば経営者目線に立って、コンセプティブな部分も担うようなデザイナーが欲しい。でも、デザイン領域もどんどん広がる中、一人でそれを担うのはなかなか難しい。

一人目のデザイナーにどのような期待値を持つかは、採用する側・される側両方にとって、難しい問題なんだろうなと思いながら聞いていました。

「スタートアップでデザインは必要、でもデザイナーがやる必要がない。みんなで担っていけるのでは?」というかつたろうさんの言葉は、今回のイベントのテーマである「デザイナーとエンジニアの共創」に繋がるのかなと。

その他にも、「最高のデザイナーってどんな人なんですか?」「デザイナーとエンジニアは仲が悪いんですか?」「デザイナーが疲弊しないためにはどうすれば?」と、かなり本音に近い質問が飛び交う、とても刺激的な座談会になりました。

Design Dontaku vol.2のイベントを終えて…

デザドンvol.2では、50名を超える方々に参加いただき、大変盛況なイベントとなりました。

イベント後いただいたアンケートのお声を紹介します!

  • 現場のリアルな話が聞けたのがよかった。各LTのクオリティが高く話に引き込まれた。

  • エンジニアと良好な関係を築いてきたので、他の方が何処に悩みポイントがあるのか、どう解決したか聞けて共感がありました。

  • 座談会が濃密で最高でした...!

  • 業務に沿った内容のスライドもあり、とても刺激になりました!

  • デザイナーとエンジニアが共通の目的に向かって且つきちんとコミュニケーションするのが大事だと思いました。

また、一部の来場者にはイベントレポートを書いていただきました。
私たちがイベントで伝えたかったことが、昇華して伝わったんだなと思ってとても嬉しかったです。記事を書いていただき、ありがとうございました!

マネーフォワード社内では、第3回のデザドンの企画が進行中です。

このようなイベントを継続的に行うことで、福岡のデザイナーコミュニティを活発化させ、福岡に住むデザイナー同士の交流を促進したいと考えています!さらに、デザイナーがスキルを最大限に発揮できるようなアドバイスやヒントを提供し、それが福岡のテクノロジー企業で働く皆様のお役に立てればと思っています。

前回、前々回を超える良いイベントにするぞ〜〜と意気込んでますので、皆様どうぞ、これからもお付き合いいただけると幸いです!

採用のお話しです!

マネーフォワード福岡開発拠点では、プロダクトデザイナーを募集しています!福岡開発拠点は、マネーフォワードにとって初の地方拠点。福岡開発拠点は6年目をむかえ、社内でも重要な開発を任された拠点のひとつです。

福岡でのデザイナーの働き方に興味がある!プロダクトデザイナーとして、ユーザーの課題解決に貢献したい!そんな方はぜひ、まずはカジュアル面談からお話ししましょう🫶


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