頭の中は私の呼吸
何でも何もして無いのに
何者かになりたいの
特別な物もないまま電車に揺られる
頭の中では私は私だけの物なのに。
理解していない体を使って
元の街へと戻るには
まだ私の家の思い出では叶わなくて
マスクを付け心配な目をして栄養をもらう
何者になりたいと思い続ける
何もして無いのに
出来る事はあるのに
頭の中では私は私だけの物なのに。
iPhoneのライトで騒ぎ出した独りで。
耳元は私の声で支配されている。
さっき通った嘘の様な私は
消えて目を瞑りながら斜め上を向く。
色を揃えた時私の靴がサンバを踊る。
いけない物を見た時私の体は途端に震えた。
最初の理解は踊り場でヤンキー座りして
カップラーメンを食べていた
尊敬する人が擬人化して私の頭の中で登場した。
まだここにいる。まだここにいる。
素早く明日になってほしいと
願う隣のおじさんを指差した
何で透明な箱の中にいるの
私の頭の中は住んでいる呼吸の音が広がる。
さらば少年よ逃げている余裕はある
だから私は愉快に左右に頭を振る
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