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時計の針は私を指している

俺の命は俺で終わらせ
過去の行列にまだ並んでいる
可能とか不可能とか油断した後頭部を狙うくらい
簡単に判断出来る事
赤い靴を履き潰し色が変わる頃に俺の髪型が変わる。
逃げた先に待っていた昨晩の腕は
品がなくて躊躇なく私の物にした
服の形を下ハンモックにまたがり
だらしない仕草でお酒を呑む
心に背中が生えた日
心が安らがない日の過ごし方が悪化した
過去の痛みを武器にする時
呑み込まれないよう注意しないと
嘘みたいに心が壊れていくから
を繋いだ約束なんて無い
決まっていた憂鬱な日に起きる
非日常が私の日課だから
燃えている紙の切れ端を顔に近づけ
テッシュの代わりに涙を拭いその場を立ち去る
枯れている紙に思い出を綴り
花を持っている少女の瞼に切れ端を送る
涙の代わりに紙を吹き出し
白い咀嚼がなる
少女の内側の窓を開き架空の頭の中で
紙を思い描いて又手にペンを取り書き出す
あなたが白い紙に書いた文字は僕の
体内から出てきて埋もれ息が出来ない程に
無表情になる
紙に書かれた黒い文字から
ため息と嫉妬に塗れた手に伸ばす
風に靴をはかして一緒に歩きたい

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