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「O'REILLY デザインの伝え方」を読んで、デザイン説明力をアップする vol.2

デザイン説明力アップのための読本の感想です。vol.1のノートはこちら

「O'REILLY デザインの伝え方」

ー 第3章:人間関係を構築する
ー 第4章:認知的負荷を軽減する
ー 第5章:「聴くこと」とは理解すること
ー 第6章:正しい心構えを持つ

 第3章:人間関係を構築する

プロジェクトには色々な人間が関わります。まず大前提に「みんな人間であり、その人なりの立場や考えを持っている」ということを理解しよう。例としてですが、ステークホルダーの分類が下記です。立場によって気にする箇所や、思考パターンが違うということと、それによる対策の参考として。


第4章:認知的負荷を軽減する

議論が目的と違う所に、論点が行ってしまうことを防ぐため、極力、ゴールに関係のない要素は会議などで議題にあがらないよう準備するという話。WFに対して入るデザイン的な指摘などは、デザイナーとしては見当違いな指摘に聞こえる時もありますが、気になるところは人によって違います。

デザイナーができることとしては、誤解を招かないよう写真、コピー、アイコン、イラストなどを様々なことに配慮して、デザインすることですね。


第5章:「聴くこと」とは理解すること

話を聴くことで、相手も納得し、プロジェクトが進めやすくなります。ポイントをまとめると下記のようなことです。

1、相手が話し切るまで、とにかく話を聴く
2、その話を「ちゃんと聞きました」という印象を与えるため、間を置く。
3、後で繰り返しにならいないために、メモを取り、共有する。
4、話を引き出すために、率直に質問をする。
5、相手の言葉を繰り返す。
6、相手の言葉を少しづつ言い換え、言葉のギャップを埋める。


第6章:正しい心構えを持つ

話し合いで避けるべき3つ言葉

・「間違っています」
・「デザインの観点から見て…」
・「好き」「嫌い」

これらに特徴しているのは、言い換えるとほぼ主観であり、自分の視点から見てどうかという言い方になってしまいがち。「好き」「嫌い」を「効果の有無」に言い換え、気持ちよく話し合いに応じてもらえるよう言葉を慎重に選びましょう。

主観でデザインを説明してしまうと、相手に納得感を与えるのが難しくなるのだなと思います。ついやってしまいがちなので、気をつけたいところですね。

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