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オールドなセンサーという沼

こんにちは。記事を出すのがまる一ヶ月以上も空いたのは初めてな気がしますが、元々記事を出す頻度はそう高くないので通常運転かもしれません。

さて、先日久しぶりにゆっくりと写真を撮れる時間が取れたので少し出かけてきました。カメラはNikon D100、CCDセンサー搭載のオールドデジイチです。

Nikon D100 + AF Nikkor 50mm f/1.8S

このデジイチの魅力は何と言っても先述のとおりのCCDセンサーです。そこまで彩度は高くないのに、しっとりと、色乗りの良いのが触っていて感じるCMOSセンサーとの違いです。

D100に搭載されているAPS-CサイズのCCDセンサーはわずか600万画素(4Kだと800万画素以上ありますから…)のセンサーで、ISOも200-1600までと現代からするとかなり不便なモデルです。

さらに操作性もまだまだ発展途上で、CCD搭載カメラとしては基礎スペックから操作性まで大幅に改善されたD200の方が全てにおいて優れています。

Nikon D100 + SIGMA SuperWide 2 24mm f/2.8 みつまた

更に、センサーの画素数が向上するとともにそもそものセンサー素子の性能向上も著しかった時代ですからD200のほうが画素数が多いにも関わらずD100よりもダイナミックレンジの面でも優れています。

けれども、CCDセンサーの良さはD100も十分に持っています。

Nikon D100 + SIGMA SuperWide 2 24mm f/2.8 壁

例えば、色の再現性ではシャドウが落ちている部分や一見ハイライトの部分でも思った以上に色情報を保持しており、実際に現像してみてから驚くことが多々あります。(この記事の写真はすべて撮って出しですけれど)

Nikon D100 + AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR  雲

あとは階調性も相当に豊かです。上の雨上がりに立ち上っている雲の写真などは実際に目で見えている通りの雲の濃淡が現れていて、同時にコンデジやD5200(CMOS)で記録した写真はやはり少しのっぺりしてしまっていることからCCDの良さだと感じています。

Nikon D100 + SIGMA SuperWide 2 24mm f/2.8 山

あとはとにかく色乗りの良さです。ここまでの写真でお気づきの方はお気づきかもしれませんが、このカメラはかなり色が転びやすいです。しかし、一度現像してみると驚くことに、暗所でも緑のようなデジカメが苦手な部類の色までしっかり拾っています。

Nikon D100 + SIGMA SuperWide 2 24mm f/2.8 杉

D100のようなオールドデジカメはハイエンドモデルでも格安で手に入れることができ、「操作が楽しく」「画質もそこそこ良い」写真をじっくりと楽しむことができます。

NikonであればD70やD200、PENTAXのK-7などもその部類だと個人的には考えていて、D100だけでは飽き足らず他のモデルも欲しくなっています。絶妙に手が届きそうなお値段なのがまたやらしい…。

今日も、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!

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