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2024年度 目標「全体の一助となるため次の段階へ」


 いよいよ明日から2024年度がスタート。
 一般社団法人タウンスペースWAKWAKの事務局長に着任しおかげさまで8年目、地域に帰ってきてから15年が経過しました。
 また、社会的な肩書として大学では関西大学人権問題研究室の委嘱研究員&非常勤講師、大阪公立大学の非常勤講師に加え、新たに大阪大学で非常勤講師となります。また、宝塚市の人権審議会委員も引き続き行います。 
 研究分野では2022年度に修了した大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程(修士課程)の次の段階、博士後期課程に入学します。
 この数年は自分のビジョンとWAKWAKのビジョンはほぼ重なっていたものの2021年度からの3年間を経て、視野は変わり分離の時が来ました。法人においては現場を次世代へ移行し自身は次のチャレンジへと向かいます。
 
いよいよ2024年度がスタートします。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。


〇生き方のスタイル

〇地域:「ひとりぼっちのいないまちをつくる」
 富田エリア「子どもから高齢者 包摂型のまちづくり」
 市域エリア「包摂のネットワークの中間支援」
<一般社団法人タウンスペースWAKWAK 業務執行理事 兼 事務局長>
 
○社会:「部落問題の実践的課題解決」関西大学人権問題研究室委嘱研究員
   「現代差別論」大阪大学非常勤講師
   「新しい人権論への招待」関西大学非常勤講師
   「部落解放のフロンティア」大阪公立大学非常勤講師
   「人権のまちづくりの推進」宝塚市人権審議会委員
   
〇個人:環境教育の領域で人と人 人と自然をつなぐエンパワメントの場づくり<環境教育事務所COT 主宰>
 
●大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程 「社会的包摂にむけたコミュニティづくりの研究」

〇それぞれの目標・方針


■地域「ひとりぼっちのいないまちをつくる」
  <一般社団法人タウンスペースWAKWAK>
おもしろいもので、組織の経営者になると組織の重点課題が自らの方向性とリンクします。以下は今年度の事業計画の重点課題。
 
2024年度以降のキーワードは「持続可能性」
①富田地区まちづくり構想と連動した子どもから高齢者までの切れ目のない支援の創出
②市域エリアにおける官民協働モデルの構築と持続化、属性を超えた分野への広がり
③調査・研究事業の深化-「共創知」の生成と全国発信
④メディア等を通じた社会への発信
⑤社会的企業としての経営姿勢、組織基盤、財源  
 ・多セクターとの共創により社会課題解決をめざす
 ・ボランティア・事務局体制のゆるやかな次世代移行
 ・財政基盤の安定化₋多様な市民力を生かし持続する社会的企業₋
 ・ファンドレイジング戦略の策定と本格実施
 
 自分自身は、組織の理事兼事務局長である「責任」を引き受け、統括やイノベーションの要を握りつつ、現場は数年をかけて次世代へと移行していく。人に渡すことを学んでいくことになる。




 
■社会 大学‐次の方向性の提示‐
〇研究員:部落問題を起点にした様々な社会課題の解決のための実践を研究、「知見」を見出し内外に発信する。
  ・法人実践を関大紀要論文 2本/年に掲載する。
〇非常勤講師:実践を通じて得られた知見を次世代の育成(大学生)の育成につなげ、かつ大学との連携によりまちづくりへの参画(実践への参画)を生み出す。
○制度設計や社会づくりの中心を担っていくリーダー層への人権意識等の養成
 


■社会的包摂にむけたコミュニティづくりの研究
大阪大学大学院人間科学研究科の博士後期課程に入学する。ここでは、修士論文をベースに海外研究を含め他地域の事例検討を通じて普遍性を見出していく。
(目標)
・全国誌(ジャーナル)投稿2本→1本採択
・学会発表2本
・事例検討 各地域への依頼、インタビュー開始
・海外研究 下見
・英語の勉強(授業履修)


■チャレンジし続ける人生-経営者、コミュニティリーダー、実践研究者として自らのイノベーション
 法人の経営者であり、コミュニティリーダーの一人であり、実践研究者である今、組織や地域のイノベーションと自分の内面のイノベーションは確実にリンクしている。さらにこの数年は、より広く「全体の一助」となる道へビジョンによって動かされ始めている。多くのつながりの助けの中で昨年、通算21年と8年目となるアメリカ先住民ラコタ族の最も過酷といわれる伝統的儀式を終えることができた。自身の人生においてここで得られるインスピレーションが人生に大きく影響している。ビジョンの探究は終わることなく続く
 
 今の自分を動かす原動力、「マイノリティ発の実践を実践・学術分野ともに日本全国のフロントランナーに」、その実現に向け走り続ける。そして同時にさらなる先にある道をこれからの数年で見出していく。
 
 2024年度もいよいよスタート。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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