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老害プーチンの戦争 誰が大虐殺を止めるのか?

どうもアルキメデス岡本です。

さて、ロシアによるウクライナ侵略開始から一ヶ月が経過しました。
戦局は刻々と変化していますが、最大の関心はロシアが生物兵器、化学兵器を使用するかという事に集まっています。

その布石として、ウクライナが生物兵器を開発していると、ロシアが主張しています。
偽旗作戦だと西側は報じていますが、果たして本当でしょうか?
まずは、その点からファクトチェックしていきます。

生物兵器開発の真相

こちらの記事によれば、ウクライナの研究所に関するロシア政府の主張は今週、中国政府によっても繰り返された。外交部の趙麗健報道官は、アメリカがこの施設を使って「生物・軍事計画を実施している」と非難した。

同様の非難は、イランやシリアの当局者からも出ている。

米メリーランド州立大学国際安全保障研究センター(CISSM)のミルトン・ライテンバーグ上級研究員によると、この疑惑は他の国でも繰り返されているが、「ロシアのメッセージのほとんどは、自国民向けのもの」だという。ライテンバーグ氏は、ロシアの主張は、それがうそだと知らず、代替情報にアクセスできない「ロシア国民の心を混乱させる」ことを意図していると指摘した。

結論としては、ロシア側の偽物作戦である事は間違いないが、アメリカが過去に行ってきた戦争の負の側面が弱点になっており、中露がそこを攻めてきている状態だ

NATO介入のレッドライン

先日、行われたNATO首脳会議では、ロシアが生物兵器を利用した場合、対応するとバイデン大統領が明言したが、どのような対応になるのか今後の注目ポイントだ。

https://www.google.com/amp/s/jp.wsj.com/amp/articles/biden-says-u-s-will-respond-if-russia-uses-chemical-weapons-11648154304

NATO当局者らは、ロシアのどのような行動がこれまでよりも直接的なNATOの関与につながる「レッドライン(越えてはならない一線)」に当てはまるかという問題に直面している。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は緊急首脳会議終了後、「化学、生物、放射能、核の脅威からウクライナを守るための装備を提供することで合意した」と述べた。

ロシアが不利になればなるほど、生物兵器の使用確率は高まる。今回のバイデンの発言が抑止力になる可能性も低い。仮に生物兵器が使われた場合、NATO側は何らかの軍事行動を取るだろう。実際にどのような行動パターンが考えれれるかシミュレーションしてみる。

・ロシア防空システムの破壊
・ロシア軍事基地の戦略爆撃
・ロシア補給路の戦略爆撃

上記のいずれかが行われる可能性があるが、この場合、事実上のNATO参戦となるだろう。

老害プーチンの暴走

事実上、プーチンはブレーキの壊れた老害である。

老害プーチンが生物兵器を使用した場合、ロシアは圧倒的に追い詰められる事になるだろうが、老害モンスターと化したプーチンを止めるのは相当困難だ。

「老害」とは「老齢による弊害」のこと。企業や政党で、年齢や経験を盾に実権を握り続ける老人や、周囲の人の意見を聞かず迷惑をかける高齢者のことを指します。「老害」に、具体的な年齢の定義はありませんが、シニア世代に使われることが大半です。また、たとえ40、50代であっても、部下に自分の意見を押し付けたり、過去の武勇伝を延々と聞かせるようなことがあれば、年齢を問わず「老害」と言われる可能性も。「老害」は多くの場合、若者が年配者を揶揄するときに用いられます。たとえ、自分では「老害」だと思っていなくても、周囲が迷惑に思っているなら、影で「老害」扱いされていることもありうるのです。

実際、ロシア政治は完全にこの老害プーチンの独裁政治となっており、プーチンの時代遅れのロシア帝国主義という妄想を周りに押し付け、周りの反対意見にも耳をかさず、一方的な主張をウクライナに押し付けている。

最終的にプーチンはウクライナで戦争犯罪を繰り返し、国際社会からも完全に孤立し、世界中を混乱させている迷惑者だが、自分を正当化し全く状況が見えていない。

このような状態をまさに老害と呼ばずしてなんと呼ぶべきか。

独裁者、戦争犯罪人、老害、プーチンの大虐殺は起こりうる

権力を長く握り続けた人間は、自分を特別な人間だと思い込む心理状態になる。歴史的にみても、権力を握りその力に飲み込まれていった権力者は多い。

例えば、織田信長、スターリン、ヒトラーなど、絶大な権力を握った者はその力を抑える事ができず、暴走していった。信長の場合は、どんどん残虐性が増していって、女、子供を無差別に虐殺していった。スターリンの場合は、大粛清とよばるれ反対派の徹底的殺害を行った。大粛清によって、反スターリン派の旧共産党指導層は完膚なきまでに殲滅された。

ヒトラーの場合は、ナチ党が政権を握った後、国家による人種差別の結果、反ユダヤ主義の法律、ボイコット、「アーリア化」、ついには「水晶の夜」の虐殺が起こりました。そのすべての狙いはドイツ社会からユダヤ人を排除することでした。第二次世界大戦の開戦後、反ユダヤ主義は、ヨーロッパのユダヤ民族を1か所に集めて全滅させるという包括的な計画へと発展しました。

ナチスは占領下ポーランドにゲットーを建設し、ポーランドのユダヤ人と西欧のユダヤ人がこれらのゲットーに移されました。1941年、ドイツ軍のソ連侵攻中、移動虐殺部隊(アインザッツグルッペン)がユダヤ人コミュニティ全体を破壊し始めました。使われた手段(主に射殺やガストラック)は非効率で、執行者の心理的負担になると見なされるようになりました。
1942年1月のヴァンゼー会議後、ナチスは旧ポーランド領のヘルムノ、ベウジェツ、ソビボル、トレブリンカ、アウシュビッツ・ビルケナウ、マイダネクの6か所の絶滅収容所に、ヨーロッパ全域からユダヤ人を組織的に移送し始めました。絶滅収容所は、大量虐殺の実行を目的とした収容所です。約300万人のユダヤ人が絶滅収容所のガス室で殺害されました。全体としては、約600万人にのぼるユダヤ人(ヨーロッパのユダヤ人の2/3)の死を招いた「最終的解決」は、ガス室、射殺、無作為テロ行為、病気、飢餓などから成るものでした。


ニューヨーク・ユダヤ人問題研究所は、戦前に950万人であったヨーロッパユダヤ人が、1945年には310万人となっており、亡命者60万人を差し引いた580万人が犠牲になったと推計している。また、『ホロコースト百科事典』は各国の専門家の統計を合計し、559万5000人から586万人という数字をあげている。

そして、21世紀に現れたのがプーチンである。

UNHCR=国連人権高等弁務官事務所によれば、プーチンがこれまでに虐殺したウクライナ人は、、少なくとも64人の子どもを含む847人である。今後、生物兵器による大虐殺が起これば、数万人の犠牲者が出るだろう。

このように一度、虐殺という暴走を始めた老害は、誰かに殺されるか死に追いやられるかするまで、止まることが出来なくなる。

私の予想では、老害と化したプーチンは生物兵器を使用する可能性が高いでしょう。ヒトラーのユダヤ人大虐殺と同じく、自分の主張に反対するウクライナ人をネオナチと決めつけ大虐殺するでしょう。しかも、過去にソ連がナチスを倒し、ユダヤ人を解放した歴史をレトリックに使い、自らを解放者として正当化しているので、ウクライナのロシア化と反対勢力への大虐殺も正当化してくる事は間違いないでしょう。

NATOとアメリカには、そうなる前になんとか阻止してもらいたいですが、老害プーチンの心理状態は既に大虐殺モードに突入しており、それを未然に防ぐのは非常に困難な状況です。

歴史に悪名を残すプーチンの大虐殺を一体誰が止めるのか(殺すのか)、自由世界を守るための戦いは、今まさに、歴史の転換点に差し掛かっています。





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