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【🇯🇵 岩手#2】十和田湖の三分の一は秋田県だったのね!

平泉からもほど近い?陸前高田市にある幽玄洞に寄り道し、再び東北自動車を200kmほど北上して十和田ICで降りて国道103号へ。104号との分岐あたりから街灯が無くなり、狭くなった真っ暗な山道を、ヘッドライトの灯りだけを頼りに十和田を目指す道のりはまさに恐怖体験でした(笑 

今回予約した宿は十和田プリンスホテルです。夜遅い到着になりそうなため素泊まりで予約したので、早めにコンビニで夕食を買い込んでの暗闇ドライブでした。翌日は奥入瀬渓流を眺めつつ、ひたすら下道を走って青森に向かいます。よくよく考えたらこの記事で岩手県なのは幽玄洞だけでした(汗


幽玄洞

平泉から陸前高田方面へ少し車を走らせ、幽玄洞に寄りました。決して鍾乳洞好きというわけではなく、むしろ閉所恐怖症でもあるのですが。

幽玄洞は石灰石で形成された、日本最古の鍾乳洞なんだそうです。地層からはおよそ3億5千年前が水深50m前後の海底だったことが判っているんだとか。人間の人生なんて塵にもならないような僅かな時間なんですね。

幽玄洞

古生代中期の地層といわれてもピンとこないのですが、国内でも有数の化石のメッカらしく、生物学上貴重な資料が数多く見つかっています。開洞時間はシーズンによって異なるので、事前に確認することをお勧めします。ちなみに入洞料は大人1,100円です。

幽玄洞

他の鍾乳洞などで見られる色鮮やかなライトアップなどはなく、ごく一般的な照明なので、岩肌の滑らかさがダイレクトに伝わってきます。私は一刻も早く出口へ急ぎたかったのですが…

幽玄洞

一通り鍾乳洞を堪能したので、ここから200km近く東北自動車道を北上し、十和田ICを目指します。東北は一県がそれぞれ広いんですね。内陸部は一般道でも信号が少ないので、北海道のように走りやすいです。


十和田プリンスホテル

東北道を降りてから国道103号をひた走り、104号との分岐点から十和田湖までは街頭がない真っ暗な山道を、車のヘッドライトだけを頼りに走るのですが、道幅も狭く本当にしんどかったし怖かったです(汗

今回の宿は十和田湖畔にある十和田プリンスホテルさんにお世話になりました。老舗のホテルですがちゃんとリノベーションされていて、清潔感がありました。小雨が降る中で暗い夜道を走ってきて、ホテルの部屋に入るとこんなてるてる坊主が置いてありました。嬉しいおもてなしです。

十和田プリンスホテル

翌朝、てるてる坊主のおかげか、雲は多いですが雨は上がりました。朝食をいただいた後、ホテル周辺を散歩します。

十和田湖は水深が深い湖で、326.8mと国内第3位なんだそうです。面積としては12位。火山の山頂部に水が溜まったカルデラ湖なんですね。中世以降は噴火の記録は無いのですが、十和田火山としては防災行政の監視対象になっています。

十和田プリンスホテル

ホテルから見える十和田湖は東側を臨む景色になり、ホテルをはじめとした観光における施設の多くは湖の西側に集中しています。十和田湖はずっと青森県だと思っていたのですが、西側三分の一くらいは秋田県なんですね(汗

この記事は岩手県としてタイトル画像には記載していますが、十和田プリンスホテルの住所は秋田県、十和田湖の大半は青森県でした(滝汗


十和田湖

ホテルからすぐのところに船が近づいてきました。大川岱桟橋があり、フェリー?遊覧船?が発着しているようです。桟橋は湖にせり出すようにT字型をしているので、のんびり湖を眺めるには最高の場所です。紅葉のシーズンにはさらに美しい十和田湖を観ることができると思います。

十和田湖

十和田湖の西側一帯は全国でも唯一の湖をとうろくした「みなとオアシス」(国土交通省の各地方整備局により登録された、に関する交流施設・旅客ターミナル・緑地・マリーナなどを活用した交流拠点・地区の愛称のこと)[wikipedia]なんですね、多くの船やスワンボートが停泊していました。

乙女の像

十和田湖の有名な観光スポットの一つ、乙女の像まで来てみました。十和田湖国定公園指定15周年を記念し、1953年に建てられたブロンズ像で、詩人で彫刻家でもある高村光太郎の最後の作品としても知られています。

二人の裸婦が左手を会わせ向かい合っていますが、モデルは高村光太郎の愛妻で詩集「智恵子抄」で知られる智恵子夫人なんだそうです。台座の黒御影石も夫人の故郷である福島産です。


奥入瀬渓流

本日は最終日、ホテルをチェックアウトして青森へ向かい帰路に着きます。ホテルから青森方面へは国道102号を虹の湖方面に向かった方が近そうですが、せっかくなので湖畔を半周して東側に渡り奥入瀬渓流を走ります。

こちらも道幅があまり広くないのですが、大型観光バスもガンガン走る人気観光スポットです。十和田東岸の子ノ口(ねのくち)から焼山まで約14kmにわたる十和田湖を水源とした渓流で、ダイナミックな流れや繊細な流れの滝などに癒されます。

渓流の駅 おいらせ

八甲田と十和田湖に挟まれるような場所に渓流の駅おいらせがありました。奥入瀬の玄関口にあたる施設で、農産物や加工品の販売をはじめ、青森グルメで有名な八戸せんべい汁や十和田バラ焼きなどを味わうことが出来ます。売店での人気ナンバーワンはりんごソフトクリームなんですよ(笑


青森駅

ようやく青森駅に到着しました。鉄道ファンってほどではないのですが、どうしても気になってしまいますね。こちらはクハ700とあるので、もしかするとトイレを備えた車両かもしれません。
さて、帰りのブルートレインは夕方出発なので、それまで青森駅周辺を散策しようと思います!


  • 幽玄洞

幽玄洞|岩手県一関市の鍾乳洞 (yuugendo.net)

幽玄洞
  • 十和田プリンスホテル

公式サイト | 十和田プリンスホテル (princehotels.co.jp)

十和田プリンスホテル
  • 十和田湖

十和田湖国立公園協会 (towadako.or.jp)

十和田湖国立公園協会
  • 乙女の像

乙女の像 - 歴史・伝説 |十和田湖国立公園協会 (towadako.or.jp)

十和田湖国立公園協会
  • 奥入瀬渓流

奥入瀬渓流エコツーリズムプロジェクト (eco-oirase.com)

奥入瀬渓流エコツーリズムプロジェクト

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