ツルガキワンダーa

BOX OFFICE全米映画興行収入ランキング11/17-19編

おまっとさんでした。月曜恒例のBOX OFFICE全米映画興行収入ランキング11月17日~19日編をいってみよう!

1)Justice League

$96.0M 初登場

2)Wonder

$27.1M 初登場

3)Thor: Ragnarok

$21.8M($247.4M)3週目

4)Daddy's Home 2

$14.8M($50.6M)2週目

5)Murder on the Orient Express

$13.8M($51.7M)2週目

6)The Star

$10.0M 初登場

7)A Bad Moms Christmas

$6.9M($50.9M)3週目

8)Lady Bird

$2.5M($4.7M)3週目

9)Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

$1.1M($1.5M)2週目

10)Jigsaw

$1.1M($36.5M)4週目

ドカンと来たね、ジャスティスリーグ!

いろいろあったけど、上々のスタート切れて、ワーナーもひと安心やな。

日本でもヒットするやろ。

現実世界は相変わらず問題だらけだけど、映画の中の世界くらいは正義と平和を実現してほしいよね。

そーゆーめんどくさいこと言うとシラケるやろ。

2位は天才子役ジェイコブ・トレンブレイ初主演作『ワンダー』だね!

『ルーム』でパンダ帽かぶっとった少年ジャックやんけ。

『ルーム』の演技で全米批評家賞の最優秀子役賞を受賞したジェイコブくん、『ワンダー』で一気に大ブレイクだね。

超大作『ジャスティスリーグ』と『マイティ・ソー』の間に割って入るなんて大したものだ。

オイラも負けてらんねえ。

ちなみにジェイコブには姉妹がいて、こちらも子役として活躍している。

こちらが姉のエマ。すでに大女優並みの貫禄があるよね。

トレンブレイ三姉弟、いや三兄妹?…日本語にするのが難しいな。まあとにかく「トレンブレイ・ファミリー」から目が離せないね!

あとは「天才子役のジンクス」にハマらないことを祈るだけだ…

なにそれ?

天才子役は大成せず…むしろ人生狂ってまう…っちゅう恐ろしいジンクスや。

世間からチヤホヤされ、その後の人生がオカシクなったっちゅうケースは後を絶たん…

酒やドラッグに溺れ、100ドル札で埋め尽くされた風呂にプレイメイトのセクシーねえちゃんと入るようになり…

両親や親類は金でモメて、延々と続く骨肉争う裁判合戦…

身も心もボロボロになって、運よく復活できたとしても、それは40代前後になってから…っちゅう厳しい世界が待っとる…

ドリュー・バリモア、マコーレー・カルキン…

天才子役はみんなそうや…

あの頃は落ちぶれたら何も仕事が無かったけど、今は「リアリティ番組」があるからタチが悪い。「落ちぶれ自虐ネタ」で金が稼げてしまうからね。10年後に『カーダシアン・ファミリー』の後釜になっていないことを祈るだけだ。

トレンブレイ家のパパとママが結構「出たがり」なんで、それだけが気掛かりだね…

カネでとち狂わんとええけどな。

さて3位以下はほとんど前回に紹介済みやな…

おう、6位の『星』が初登場か。

イエスの誕生前日譚を動物視点で描いたコメディだね。

主役のトリオが鳩と羊とロバ。みんなイエスにまつわる動物だ。そして三匹のラクダ。東方の三博士だね。

非キリスト教国の日本じゃ公開されないな。

結構シュールなギャグもあってオモロそうやけどな。

前回紹介した『Lady Bird』は37館から238館での拡大上映になったね。まだまだ勢いはありそうだな。

さて、9位の『Three Billboards Outside Ebbing, Missouri』も53館だけでの上映ながら、見事にランクインした。

北野武に死ぬほど憧れている英国人マーティン・マクドナー監督の作品で、今年の夏にヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を争ったんだ。邦題は『スリー・ビルボード』。僕はこういう雰囲気の映画が大好きだね。

なんか往年のコーエン兄弟の映画みたいやな…

っちゅうか、主演はコーエン兄の嫁さんで『ファーゴ』でアカデミー主演女優賞とったフランシス・マクドーマンドやんけ!

町のみんなが何か秘密を隠してて、主人公がひとりで立ち向かう感じや、町のボス的な保安官をウディ・ハレルソンが演じてたり、なんだか『ある決闘 セントヘレナの掟』みたい…

確かに(笑)

そういえば来週スターチャンネルで放送されるね。また観ようかな。好きな映画だから。

だけど、イギリスってどんどん期待の映画監督が現れるよね。

ポスト・ノーランの座を巡って、熾烈な争いが始まってる感じ!

勝手に「ポスト」にしないでくれるかな?

ぼくの「クリストファー・ノーラン映画徹底解説シリーズ」…通称『栗麻呂ノ暗号』もまだ途中なんだから…

『栗麻呂ノ暗号』

すっかり忘れとったで。

中断したまま、他の映画記事シリーズどんどん上げとるさかいな。

『太陽がいっぱい』と『禁じられた遊び』の秘密…

そんで、カズオ・イシグロ『日の名残り』の謎…

それぞれ画像をタップしたら、記事へ飛べるで。

なんだかいくつも連載を抱える売れっ子作家の気分だよ。

気分だけ、な。

終わらせたいと思ってる順番的には『日の名残り』⇒『禁じられた遊び』だね。それが片付いたら、満を持して『ノーランと宮崎駿』の再開だ。今、宮崎駿の過去のインタビューや著書なんかを読んで、核心部分のヒントを探してるところだ。楽しみにしていてくれたまえ。

けっこう真剣なんだ!

僕はいつでも真剣だよ。

じゃあ、また。バイナラ。アディオス。


『WONDER』

監督:スティーブン・チョボスキー
脚本:ジャック・ソーン、スティーヴン・コンラッド、スティーブン・チョボスキー
原作:R・J・パラシオ
製作:マイケル・ビューグ、ダン・クラーク、トッド・リーバーマン、デヴィッド・ホバーマン
出演:ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、ジェイコブ・トレンブレイ、マンディ・パティンキンほか

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