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消えない足あと(岡まこと)

月に2、3本、シンガーソングライター岡まこと(@okamakotonoir)が綴るエッセイです。「岡まことがどのようにして岡まことになったのか」をどこよりも詳しく知ることができる…
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#小説

今年も歳を重ねました / 点滅する惑星

2021.8.26 年に一度訪れる、僕が歳を重ねる日。 特別な感動はないにせよ、また新しい一年が…

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岡まこと
3年前
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また人前で歌いたくなった、ような気がする

2021.8.16 午前 会場でのLIVEを自粛して一年半弱が経った。 この期間を無駄に過ごしてはいけ…

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岡まこと
3年前
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体罰が僕に残したもの

僕は子供の頃から「自分はいつも誰かに何か悪いことを思われているのではないか」という不安に…

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岡まこと
5年前
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昨日食べたもの、の話

こんにちは、岡まことです。 このような歌を書いている者です。 今日はマガジン「消えない足…

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岡まこと
5年前
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【『消えない足跡』会員限定】2019.5月の振り返り

今日はマガジン「消えない足跡」に、角度を変えたエッセイを。先月からの試みなんですが、割と…

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岡まこと
5年前
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フロントガラスはかく語りき

父はよく、壁に向かって話をしていた。 特に、同じ部屋にいる人間に話をしている様子でもな…

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岡まこと
5年前
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error

初めて会う人に優しくされると、あとから申し訳なさが胸にこみ上げてくる。 でも僕はその場で、人を疑うような態度しかとれない。そして微妙な空気が漂う。 その場に誰も不親切な人がいないのに、居心地が悪いと思ってしまうのはなぜだろう。一刻も早くそこから逃げてしまいたくなる。

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極彩色はその網膜に届かない

中学2年生の時、Fは母と弟と暮らしていた。 父は幼い頃に他界し、兄は東京で某ビジュアル系バ…

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岡まこと
5年前
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潮風と退廃の街で

僕が洋服に興味を持ち始めたのは中学2年の時だ。 ある日の学校帰り、同級生のFが「街の方…

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岡まこと
5年前
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相互理解の不法投棄

全てのことに大きな意味はないが、それに様々な理由をつけたがるのが、僕ら人間だ。 とはいえ…

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岡まこと
5年前
10

怪物は街灯を避けて蠢く

僕が小6の時、祖父は死んだ。 小学校のグランドで、つなぎを着ながら放課後のスケートリンク…

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岡まこと
5年前
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乗り損ねた白いバスが嗤う(後編)

 もしも生きている間中、誰とも関わらずに生きていくことができたなら、知らぬ間に誰かの心を…

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岡まこと
5年前
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乗り損ねた白いバスが嗤う(前編)

未熟さは恥か、あるいは個性か。 自分の不出来に直面するたびに考える。 そもそもこんなこと…

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岡まこと
5年前
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母にランドセルを投げた日

人の性格の50パーセントは遺伝で決まる。 僕の保守的な部分やネガティブな側面も、遺伝で決まっているのかもしれない。 はじめから開放的にさまざまなことに楽しく挑戦できる人間であったら、 もう少しこれまでの人生を楽しめただろうか。 とはいえ、悪いところを逆転の発想で捉え信じれば、本当にその恩恵が得られるという研究もある。 悲観的であれば現実的ともいえるし、不安になりやすいのであれば警戒心が高まりやすいともいえ、うつっぽくなりやすいのであれば分析力が高まりやすいともい

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