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ゴルフって、こんなだったっけ?|英国vs日本

 ・・・と、違和感を覚えたのは、初めて日本でゴルフをしたときでした。私は英国に在住していたときにゴルフを始めたので、「ゴルフとはこういうものだ」と思っていたことが、日本に帰ってきてみると「あれ?」と違和感を覚えてしまったわけです。日本と英国とでは、どこがどう違ったのか、そのいくつかを、思い出のゴルフコースへのリンクを間にちりばめながらご紹介していきたいと思います😊

(自宅から最寄りの名門ハイゲートGCへのリンク)

 違い【その1】 プレー費が高い。最近はそうでもないかもしれませんが、英国では安いと5千円かからないくらいから回ることができます。だから、お気軽に回れますし、そのためか、若い人のゴルフ人口も多いです。

トレントパークGCへのリンク。近くて安く、練習に行くと「ベン・ホーガンの本を読め」とプロに教えられたっけー😅)

 違い【その2】 日本では歩かない。英国では自分の手でカートを引きながら、または、ゴルフバッグを担ぎながら回るのが当たり前の感覚でした。どちらかといえば「スポーツ」をしている感覚に近かったと思います。それに比べ、日本では「レジャー」の感覚の方が強いように思われます。だから設備費・維持費の負担がゴルフ場にかかり、【その1】のプレー費に跳ね返るのかもしれませんね。

(年に2、3ヵ月1度はプレイしたブラックヒースGC

 違い【その3】 日本ではランチ休憩がある。英国では18ホールをスルーで回っていました。朝から初めて2時ごろには終わり、午後は別の用事を予定することができるようなイメージです。日本ではランチ休憩があることに加えて、お風呂にも入ってしまうと、終わるのが夕方になり、ゴルフが一日仕事になってしまいます。時間もかかりますし、プレー費が高くなってしまうことにもつながってしまうのかもしれません。

(勤め先のコンペ等でよくプレイしたオールドソーンズ

 違い【その4】 日本ではコースの管理が行き届いている。英国では、フェアウェイ以外は草ボウボウのことも多く、一旦ラフへ入るとボールが見つかり難いし、草にクラブが取られてボールを出すのも難しいです。日本の方が、どこもきれいで、ヘタな私に優しいコースだというところはありがたいのですが、英国ではその点もひっくるめて「ゴルフは厳しい」ものだと認識していました。

(名門「セント・アンドリュース」へのリンク)

 私が感じていた主な違いは以上ですが、英国での楽しかったゴルフ関連の思い出が、いくつかあるのでご紹介します。

 まずは、アイルランド人でシングルプレイヤーの同僚がいて、わが部署のメンバーは彼にいろいろと教えてもらえたことはラッキーでした。上司のK氏がクラブを新調したいということで「おすすめのクラブはある?」と尋ねたときの彼の答えが今も忘れられません。何だと思います? 答えは・・・「Kさん、ゴルフクラブにお金を使うより、練習にお金を使った方が上達には絶対にいいと思いますよ」でした。(今は高性能なクラブが開発されているので状況は少し違うかもしれませんね。)

 勤めていた銀行でコンペを開催したとき。朝、早くから到着していた英国人の同僚たちが言うのを聞くと、「朝からハーフ回って、しっかりウォーミングアップできたよ」。それだけでもすごい体力だと思いましたが、コンペが終わった後のこと。「今日のラウンドの反省のためにも、もうハーフ回ってから帰るよ」だって。この人たちは、体格がいいだけじゃない、パワーも常識外れだなぁと思いました😲

 ときどき有給をいただいて、日本人の駐在員の奥さんと一緒にゴルフをさせていただきました。その人も「キョウコさん」、私も「キョウコさん」。お互いに名前を呼び合いながら、ちょっと不思議な、でも、楽しいプレーをさせていただきました。いい思い出です😊

 そして、最後はセント・アンドリュースでプレーしたときのこと。風が強くて、立っているのも、クラブを振りぬくのも難しいくらいでした。ゴルフというよりも、自然と、風と、そして、自分との戦いだったという記憶しかありません😅

 みなさんも、機会があれば英国でのゴルフを楽しんでみてくださいね。最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

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