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委託会社ってどんなとこ?

どうも皆さんこんにちは!

今回は私が働いている「給食委託会社」について話していこうと思います。

「委託?給食のおばちゃんみたいな感じでしょ?」って方にこそ読んでほしい記事になります。

この記事を読み終わるころにはきっと下のハートマークを押したくなってくれたらいいな~(願望)

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給食委託会社は簡単にいうと、給食会社が契約を結んだ組織の食堂運営を行っています。

よく知られているのが「病院・介護施設・学校・企業(社員食堂)」などですかね。

クライアントの厨房に私たち給食会社のスタッフが入って、食事を作り提供する。という一連の流れになります。

ここでの栄養士の主な業務は「厨房の運営」「食材管理」「献立(メニュー)作成」となるでしょうか。

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そして病院などの施設栄養士と大きく異なる点が「利益を求める」ことだと思います。(もちろん施設の栄養士も考える場面はあると思いますが)

企業なので、私たちが仕事で利益を生み出さないと私たちの給料も払えなくなってしまいます。

私たちが作った食事で食べる人とクライアントに満足してもらう。

満足という「価値」に対して、お金という「対価」をもらう。

そしてより会社を発展させ、「価値」をより多くの人へ提供し、より多くの「対価」をもらう。

この「食事による価値を提供していく」ことが主な使命になるでしょうか。

なので委託会社の栄養士は「よりコストを抑えながら満足度を上げて価値を提供する」ことが求められます。

ここで難しいのが「コストを抑える」と「満足度を上げる」という一見すると相反するように感じることを行っていかなければならないこと。

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コストを抑えたかったら安っぽい食材で最低限の人員で行えばいい。

でもそれでは食べる人が満足いくような食事は提供できない。

満足いく食事という「価値」が提供できなければ、当然「対価」ももらえない。

逆に満足度を上げたかったら高級な食材で手間暇かけて作ればいい。

でもこれだと会社は利益をあげられない。

見合う「対価」がもらえなければ、「価値」のあるものは提供できない。

一方的に「価値をあげたから対価もあげろ」なんて理屈は通りません。相手にも予算があります。(それやったら押し売りですね)

なので両者を叶えるためのバランスをとらないと、どちらか一方だけが美味しい思いをして、もう一方が泣きを見る。

そういった「価値」と「対価」のせめぎあいをしているのが、私たち委託会社の社員です。

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だから私たちが行っているのは、

ときには「高い食材を使ったり、多くの人員をかけたりするためにどこを削減するか。」を考えています。

ときには「安い食材をより美味しく食べてもらうにはどうすればいいか。」を研究しています。

もらえる「対価」のなかで、いかに「価値」を上げていくか。

まだまだ詳しい実態はありますが、今回はひとまずここまで。

今後はより詳しい業務や、委託会社を取り巻く環境についても書いていきたいと思います。

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