ヨーロッパで有料オンライン・コミュニティというビジネスモデルは確立できるか検証はじめました。

noteでは、初めまして。
北欧デンマーク本社のちいさな会社を経営している日本人です。

noteで生んでいきたいもの

現在、ヨーロッパを中心に日本好きのための有料オンライン・コミュニティ
Okaeri SCHOOL (おかえりスクール)という事業を運営していて

今月(2021年2月)スタートまで・からのプロセス、裏側、やってみたフェーズごとの結果、伝えたいノウハウ、学びなどを随時シェアできる機会になればなぁと、前々から周りにおすすめしてもらっていたnoteの開設を、この事業スタートを機に決めたという流れです。

前身は日本テーマのカフェ事業

この地で実店舗カフェ経営を2年ほどしていました。
2年で区切りをつけようと決めて2020年3月に閉めたのですが、なんと自分の店だけでなく、世界中の店が閉まるというタイミングに。

閉店ということを惜しんでくださるお客さまやファンの方、開店からたくさんサポートや応援してくださった方に感謝の気持ちはいっぱいですが、

強制的ではなく、自らの意思で閉めるということは、それまでの心の準備も物理的な準備もおかげさまで十分持てたこと、そして、実店舗から切り替えていくスムーズな転身を後押ししてくれたようで、個人的には幸運なタイミングとなりました。

移住してすぐに思いつきとノリと勢いで起業・カフェ開業をしたもので、会社経営の経験も、現地のコネクションもゼロからスタートです。この頃の話も、どなたかの役に立ちそうなら、またじっくり記事にしてみたいところですが。

海外で日本に関するビジネスをする潜在的メリット

コネクションがゼロといっても、日本人にはそもそも世界中での圧倒的な「日本の人気」という強みがあります。

これには本当に日々、その根強さに驚きますし、その人気を支える多面体の日本の魅力は底知らず。アニメや漫画、ゲームはもちろん、日本食、日本語、文化、歴史、自然、学校システム、あらゆる日本の表情がひとびとの興味を惹きつけ続けているというのは、本当にすごいこと。

自分が「日本人」とわかるだけで相手の表情がパァっと明るくなり、「日本にはいつか行ってみたい!」「歴史が本当におもしろいよね!」「日本食ってすごい!」「日本語教えてほしい!」と話題がポンポン続きます。

日本の経済力の強さ・弱さがどうとか、政治的な立ち位置がどうとか、ビジネスが大成するかどうかは、この潜在的メリットとは単純に混同はできませんが、

「それはどこの国?」「その言語はどういう響きなの?」そんな説明の必要がないこと、何かもともと払拭しなければいけないイメージなどがないこと、デフォルトのステージが既にある程度用意されていること、は事実として体感します。

「日本文化を広める活動をされているんですね。」

とよく言われるのですが、

「広めている」かと言われたら、なんとなくしっくりきません。

本人にそのつもりが全くないということは割と伝わりにくいみたいで、ここで言語化してみたいなと思います。

パイオニアでも何でもなく、「そこにすでにある需要」に「応える」ことをずっとしてきた感覚で、ここデンマークの小さな街にもこんなにも日本語を学びたいとお金と時間をかけて講座を受ける人々がどんどん増えていくのを、まず日本語講師として目の当たりにしてきました。

ヨーロッパでは特にフランス、ドイツ、オランダ、イギリスなど本当に日本の人気が大規模で根強い国がありますが、その流れは自然に北欧でも起こっています。

(すでに興味のある)日本語を学びたい、(すでに読んだこと、見たこと、聞いたことのある)日本食を食してみたい、(すでに知られている)日本文化を体験してみたい、

そこに「応える」

そこに「本物」「本場」「リアル」な日本人として「応える」

ただそれだけな気がしています。その「応え方」を、日本語講師として講座で?日本カフェという空間で?日本文化イベントという体験で?日本好きを集めるプラットフォームとしてオンライン・コミュニティで?それをひたすら検証してきているんだと思っています。

その「本物」度合いは、自分がただ日本で生まれ育っただけでは応えきれなくて、客観的に日本を知ること、学ぶこと、それぞれの分野の本物の日本人と繋がること、日本を愛し日本国内外で活躍する日本人・外国人のみなさんから学ぶこと、外から見える日本に対する「応え方」があることを肌で学んできました。

「日本文化」はここでは十分に広まっていると言えます。

ただ、その本質が伝わっているか、その背景や筋は?

そこをまず伝えること、その先に広まるべき新たな日本文化もあるでしょうし、ふくらみ続ける「日本への興味」に日本人として「応える」ことを高いクオリティで続けていけたらいいなぁと本当に思います。

そして、外から日本を見ることでしか得られない日本人としての学びの価値の高さも奥深く、日本が好きな海外のひとびととの対話や交流、事業発展を通して、こちら側も多くを学んで生かしていくべきだと、常々思っています。

こちらから積極的に広める必要も、興味ない人びとへ押し付ける必要も、ないですもんね。

日本で確立された「オンライン・サロン」概念

本題ですが、現在絶賛検証真っ最中なのが「有料オンライン・コミュニティ」という応え方です。

海外では、オンライン・サロンと直訳すると伝わらないので「オンライン・コミュニティ」と言ったりしますが、それでもそこに「有料」となるとみなさんの頭にハテナが急につくのです。

【これ以下、デンマークで有料オンラインコミュニティをすると言い出した私に対する反応などです。有料記事の検証もさせていただければなぁと思って、設定してあり、今日は22日ということで語呂合わせで220円です笑。よろしければ】

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