見出し画像

天涯孤独予備軍のひとりとして切実に思うこと

毎日のように「新型肺炎」がニュースで報じられている。
とうとう現地中国で日本人の感染者が見つかったとか。

日本での感染者は神奈川で見つかっていて、私は現在神奈川在住なものだから、出かける時は念のためマスク着用をしている。
怖いじゃん、肺炎。あとインフルエンザも。怖いじゃん。

…て、タイトルと全然違う話じゃんって感じかもだけど、ここから天涯孤独の話になるから安心してね。

それは、私の友達の友達…Aくんのお話。
彼は東京で一人暮らしをして働いていた。
ある夢を叶えるため、それまでの正社員を辞めてアルバイトをしていたらしい。

ある日、彼が無断欠勤をした。

もし正社員だったら、その日に誰かが彼とコンタクトを取ろうとしたかもしれない。
でも、彼はアルバイトだったから「無断欠勤かー」と1日放置された。

翌日も彼はアルバイト先に現れなかったため、上司が一応家族に連絡を入れた。

親御さんは遠方に住んでいたのだけど、彼の妹さんが関東圏に住んでいたので様子を見に行った。

すると、彼は、布団で眠ったまま意識を失っていたそうだ。

枕元にはタミフル。
処方は前々日。
一錠だけ飲まれていた。

妹さんが救急車を呼び病院へ運ばれた。彼の病名は「インフルエンザ脳症」。

命は取り留めたものの、丸2日意識を失っていて治療がされなかったため、彼は話もできない、寝たきりになってしまったそうだ。

彼がもし家族と住んでいたら…
異変にもっと早く気付いてもらっていたら…
もう少し軽症だったのかもしれないけど…

と、この話を聞いた時、自分だったらどうなるのか考えて身震いしたのだ。

今はいい。
一人暮らしだけど親がいる。

なんだかんだマメに連絡取っているから、「返事がない!?」となったら飛んでくるだろう。多分。

でも、あと10年もしないうちに、親は死ぬ。

そしたら、私は天涯孤独になる。

私には兄弟がいない。
一番近い親戚の従兄弟だって、もう10年以上会っていない。どこに住んでるかも知らない。

そうなった時、私に何かあったら…どうなるの?!

別に誰かに看取ってほしいとか、面倒みて欲しいとかじゃなく、

誰にも迷惑はかけたくない。それだけなの。

インフルエンザ脳症になって、孤独死してもそれは仕方ない。

でもその片付けは?
誰がどこに連絡してくれるの?
猫は?どうなるの?

そう考えた時、おひとりさま限定のコミュニティを作りたいと強く思ったのだ。

今すぐは無理かもしれない。
でも、同じように天涯孤独予備軍のひとたちと、安心して死ねる場を作りたい。

そう思うんです。

賛同してくれる人がひとりでもいたら、すごく嬉しいです。色々考えていきます。これから。

いただいたサポートは猫たちの養育費に使わせていただきます。ありがとうございます。猫たちがいるから生きてます。